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どうしても会いたかった

ELLEGARDENというおとぎ話の続き

ELLEGARDEN、10年振りに活動再開。
仲良しの先輩が電話で教えてくれた時、
初めは意味が分からなかった。
 
 

わたしがELLEGARDENを知ったのは、the pillowsのカバーのFunny Bunnyだった。
「すごくカッコいい声だなあ」
そう思ってベスト盤をTSUTAYAで借りてきた。
5年前、大学生になる直前だった。
 

衝撃的なアルバムだった。
なんだこの爆発的なサウンドは。
日本人とは思えないきれいな英語。
耳に残って離れないメロディー。

すごい!かっこいい!!良いバンド見つけた!!

そう思って調べたら、「活動休止」の文字。

当時は、あーそうなんだーとしか思わなかったけれど、
後にライブに行く楽しさ、喜びを知った私は、
ELLEGARDENのライブ映像をひたすら見ていた。

大好きになった曲たちを全身で聴いて、
細美武士の真っ直ぐで飾らないMCも大好きになった。
学校では習わないような、
いろんなことを教えてもらった。

そして、いつも悲しくなった。
だってもう、やってないんだ。

ライブ版のSupernovaの切ないイントロを聴く度に
涙が出た。「she’s gone 」と歌うともっと泣いてしまった。
だって、どうしようもなく寂しかったから。
 

1回でいいから、なんなら1曲でもいいから、
ELLEGARDENのライブを見てみたかった。
 

それから5年が経った今、
ELLEGARDENが帰ってくる。

もちろん信じていなかった訳じゃないけれど、
信じられなかった。
 

みんなが、おかえり、と言う。

でも、リアルタイムの彼らを全く知らない私には、
そんな台詞は言える気がしない。
 

はじめまして、ともじもじしながら言う感じだ。
それでも、無性に懐かしくなってしまうんだろう。

だって、今まであなたたちの音楽を、ずっと聴いてきた。
 

ジターバグを聴いて勇気を出して、
スターフィッシュを聴いて大切な人を大切だと想って、
泣きたいのに涙が出ないときには、風の日を聴いてきた。
 

短い歌詞でも、心にストンと落ちる。
英語で歌われる、人生の楽しさ、やりきれなさ。
魅力は言い尽くせないけれど、
とにかく私の中でELLEGARDENを超えるバンドは、
この5年間で現れなかった。
それくらい、完璧なバンドだった。
 

行き詰まった私に、生きる道を教えてくれた。
「空気読んだ優等生なんか辞めちまえ。」
「自分に優しくしろよ。」
乱暴な言葉で暗闇から引っ張り出してくれた。
埃っぽいけれど、どんな場所より安心する、
ELLEGARDENという楽園が、
再び帰ってくる。
 

「1番好きなバンド?んーELLEGARDENって言うんだけどね、今はもうやってないんだけど‥」
もう言う度に、悲しくならなくてもいいのだ。
 

おかえりなさい、ELLEGARDEN。
 

Supernovaから始まるライブを、
心から待っています。

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