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クリープハイプのすべて

しょうもないライブレポート

 

vo.尾崎世界観はライブの序盤に言っていた。
「こっちから突かないと動かないから~しょうもないライブレポート書かれるんだよ」と。

ど素人の私がしょうもないライブレポートを書いてやろうじゃないか。
 

2018年5月11日

私はこの日を心待ちにしていた。当選した時からこの日のために頑張ろうと。
ワクワクドキドキしながら待っていた。チケットを発券しチケットをみて何故か泣きそうになりグッズが発表され、そこには私自身がずっと欲しかったロゴTシャツがあり歓喜の声をあげ。
尾崎世界観著の苦汁200%を本が苦手ながら必死で読んでいた私はいまクリープハイプはどんな気持ちなんだろうか、世界観の声は出ているだろうか、思い悩んでいないか、と心配しながら。

いろいろな感情を持ち、当日を迎えた。

お昼頃に会場についた。私自身、クリープハイプをフェスでは何度か観たがワンマンに参加したことはなかった。よって、【全てがクリープハイプのファン】という光景をみるのが初めてだった。
見渡してみると、みんな何かしらのクリープのグッズを持っている。グッズに並んでいるとあちこちからメンバーの名前を話す声が聞こえてくる。イヤホンをしてるあの人も、あの人も、きっとクリープハイプを聴いているんだろう。
そう思ったらなんとなくフワフワしたような不思議な気持ちになった。
他のバンドのワンマンはよく行っているがその時はこんな気持ちになっことはないのに、クリープハイプはなる。何故だろう。考えても答えなんて出なかった。

グッズを4時間並び、無事にずっと欲しかったクリープハイプと書かれたロゴTシャツに腕を通し体を通す。

ふふふ

不審者になりかけるところだった。 Tシャツをみて、ましてやロゴが書いてある自分の胸元をみてニヤニヤしているなんて、他からみたら完璧不審者だ。

そんなこんなで時間はあっという間にたち、ずっとどこかムズ痒いというか常に宙に浮いているような気持ちで会場し、開演までの1時間もあっという間にたった。
 

「まずはこちらをご覧ください」

会場アナウンスのお姉さんの一言にみんな「え、こちら?」「なに?」とモニターを見つめる。私もなんだなんだとドキドキする胸を抑え、モニターに集中した。
そこには想像してなかったCMのパロディが流れた。
会場は一気に爆笑の渦に包まれた。

そして、メンバーが出てきて、私は涙が溢れた。

クリープハイプをみるのははじめてじゃない。
フェスで何度か彼らをみている。

よくある本当に存在してたんだ!とかそんなこと思ったわけじゃないし、会えたことに泣いてしまったわけではない。
 

「今日はなんでもないただの日だ」

世界観はそう言った。うん、確かにそうだ。
ここに来ていない人にとっては、朝いつも通り起きて平日だし普通に仕事や学校に行き、帰ってご飯を食べ眠りにつくという他の日となんら変わりはない日だったんだろう。

「そんな日を最高にしましょう」

でも、私は日本武道館で行われているクリープハイプのライブに来ている。何でもない日なわけないのだ。ここから始まるクリープハイプのすべてに涙を堪えることは出来なかった。

『ねがいり』からスタートした。

今日は何にもないただの日だ
君が作った飯を食って仕事に行く日だ / ねがいり

そして、個人的にこの曲を聴くと泣いてしまう『寝癖』

君の髪が白くなってもそばにいたいと思ってるよ
あたし髪が白くなる位ずっとそばにいたいよ / 寝癖

いつも同じシャンプーの匂い
いつも同じリンスの匂いで
ずっと一緒にいたいって思ってたよ
ドライヤーの音が消える / 寝癖

新しい君の髪型はもう全然似合ってなくて
こんな事になるんなら寝癖のままでよかった / 寝癖

涙があふれて、とまらなくて、
せっかく朝せっせとした化粧のアイライナーがとれて目に入り、痛かった。。
 

すべての曲を書いてると、しょうもないと言われる前に読まれず戻られそうだから、割愛する。

が、個人的に大好きな曲がたくさんあった。

歌声 歌声 でも君は泣いていたんだね
無き声 無き声 僕は気づけなかった / おやすみ泣き声、さよなら歌姫

ダサいTシャツ着て 寝息を立ててた
規則正しい リズムに安心してた / 左耳

頭の中引っ掻き回して やっと見つけた言葉は
サビにしてはちょっと地味で歌えなかった /ABCDC

時々疑って でもこの歌があって
いつでもまたここに帰って来れるように
さっきはごめんね、いつもありがとうね
それ位は歌じゃなくても言えます様に / さっきはごめんね、ありがとう
 

だめだ、書ききれない。
 

大好きな曲たちが次々に並ぶなか、

「大切な曲です。聴いてください」

そういって始まったのは、『明日はどっちだ』

イントロがはじまった瞬間、息をのんだのは私だけではないだろう。

言いたい放題言われて 言い返す言葉も無いけれど
イライラするよりキラキラしてたいから
感情の行き着く先は満員電車に揺られて
がんばれアタシ 明日は良い日だ / 明日はどっちだ

尾崎世界観の、美しい声が武道館に響き渡っていた。

その後も夢なのかと思ってしまうほど、夢のような時間が流れた。

『HE IS MINE』

「武道館は神聖な場所です。決して汚してはいけません。言うなよ、絶対言うなよ」

そんな言葉を、はい分かりましたと正直に聞くほどクリープハイプのファンはいい子ではない。クリープ自身もそれを分かっている。

神聖な武道館を、私たちクリープハイプのファンは
「SEXしよう!」その一言で一瞬にして汚した。

その余韻を引きずったまま披露された『社会の窓』は、ずっとずっと私が生で聴きたかった曲のひとつである。

曲も演奏も凄く良いのになんかあの声が受け付けない
もっと普通の声で歌えばいいのにもっと普通の恋を歌えばいいのに
でもどうしてもあんな声しか出せないからあんな声で歌ってるんなら
可哀想だからもう少し我慢して聴いてあげようかなって 余計なお世話だよ / 社会の窓

本来の歌詞はここでおわる。しかしライブだと最後に心からの「バーーーカ」を言うのだ。
正直【バカ】という言葉をこんなにかっこよく思わずふふっと笑ってしまうように言うのは、この世の中をどんなに探しても尾崎世界観以上は見つからないと個人的に思っている。

そして1番最後の歌詞である「愛してる」を地声でいうのは、ほんとにずるい。武道館にいた1万人以上を惚れさせた。

映画の主題歌にもなった『イト』のあと『栞』が披露された。

グッズに栞をモチーフにしたものがあったことから、やらないかなと期待はしていた。
でも本当にやるとなると興奮の度合いは計り知れない。

そのまま本編はおわった。

すぐにはじまった手拍子。興奮はさめない。

出てきて披露された曲は『なぎら』、
そして『二十九、三十』

嘘をつけば嫌われる
本音を言えば笑われる
ちょうど良い所は埋まってて
今更帰る場所もない / 二十九、三十

前に進め 前に進め 不規則な生活リズムで
ちょっとズレる もっとズレる 明日も早いな
前に進め 前に進め 不規則な生活リズムで
ちょっとズレる もっとズレる 明日も早いな
前に進め / 二十九、三十

ずるい。クリープハイプはずるい。
ここでこの曲をやるのかと。

また居なくなってしまうクリープハイプ。
そしてすぐに起こる手拍子。

最後に披露されたのは、『愛の標識』

歌詞にもでてくるこの歌の象徴ともいえる

【死ぬまで一生愛されてると思ってたよ】

世界観は、言った。

「死ぬまで一生愛されてると思ってていいですか?」

それに答えるように1万人以上の歓声が鳴り響いた武道館に

『死ぬまで一生愛されてると思ってるよ』

約2時間半、喋り、歌い続けた尾崎世界観の綺麗な声は心の、いや体の奥底に響いてきた。
 
 

Q,クリープハイプの好きなところはどこですか?

A,わかりません。
 

きっと私はこう答える。

歌が好きで、歌詞が好きで、音楽が好きで、声が好きで、喋りが好きで、ライブが好きで、メンバーが好きで。

でも ” どこ ” と聞かれても困る。
全部好きだと答えるのは簡単で、選べないと言われれば事実なのかもしれないけど。
なんとなくそういうことではない。

A,わかりません。どこかがなんとなく、めちゃくちゃ好きです。

それが私の答えだ。
 

もうすぐ武道館から1ヶ月。
あの時買ったクリープハイプのTシャツは、あの日洗濯をしてタンスに閉まってから出していない。

私は私服に普通にバンドのTシャツを着ているが、今回のこのTシャツは着ようとは思わない。

それは、まだ余韻を引きずっているから。

そのTシャツを着たら思い出す。5月11日のことを、鮮明に。戻りたいって思ってしまう。

好きなのだ。どうしようもなく、クリープハイプが好きなのだ。
 
 

この、何度書き直してもまとまらないライブレポを何かの間違いで御本人に見ていただくことがあったのならば、きっと「しょうもないライブレポ」って言われてしまうんだろう。
 

あえて言わないでおこうと思ったが、締めの言葉に使わせてもらう。

死ぬまでどころか、
死んでも一生クリープハイプを愛します。

最高に特別な日になりました。
ありがとうございました。

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