1313 件掲載中 月間賞発表 毎月10日
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

全てのクズ共のために

クズな僕とTHE BLUE HEARTS

僕は引っ越しを何度か経験している。
1度目はまだ記憶のない頃、父の仕事の都合で東京から大阪へと引っ越した。

2度目は幼稚園児の頃、家を購入した為、市内を引っ越した。
自転車で行けるほどの短い距離だったが、まだ幼い僕には遠く遠く感じた。
新居の近くには、僕と同い年くらいの子らが、沢山いた。
その子たちとはとても仲良くなった。
強くなりたくて少林寺拳法を始めた。
何故か分からないけど英会話も習った。
兄の影響で野球を始めた。
僕が「遊ぼうぜ」と言うと、皆んなが周りに集まった。

そして小学3年の頃、3度目の引っ越し。
両親が離婚したため、母親の実家である岡山県へ引っ越した。
仲が良かった友達と離れるのは寂しかったが、そんなことよりも新たに人と仲良くすることがしんどかった。
それは兄も同じだったみたいで、兄は引きこもりになった。
僕は毎日学校に通っていたが、そのストレスからか身体的にも精神的にも大きく変化した。
運動神経が良く周りの中心にいた僕は、太っていて誰かの周りにくっついてる地味な人見知りに成り下がった。

中学では運動部に入ったため、太っていて誰かの周りにくっついている地味な人見知りは、普通の体型で誰かの周りにくっついてる地味な人見知りに少しだけ成り上がった。
 

高校ではそれに馬鹿が追加された。
高3になって周りが必死になって勉強し始めたので、僕も必死なフリをした。
フリをしてるだけなのに、少し成績が上がり、Fランと言われる公立大学に受かった。
しかし、フリをしていただけなのに、勉強することが物凄く嫌になった。
そして、僕は「叶えたい夢がある」と無理矢理に口実を作り、東京の専門学校へと進学した。

これが4度目の引っ越し。
引っ越して早々に、飲食店でアルバイトを始めた。
けど、声を出すことがしんどくて次の日から行かなかった。
そしてアルバイトは2度としないことにした。
アルバイトもせず、親のスネをかじっている僕には、有り余るほどの時間があった。
けど友達もいなくて、人が苦手な僕は外に出ず、ずっとスマホをいじってた。
ツイッター見たり、YouTube見たり、音楽聴いたりしてたら一日が終わっていた。
そんなゴミみたいな日々を過ごしていた時に、YouTubeの『あなたへのオススメ』にブルーハーツが出てきた。
僕は音楽にかなり疎い。
中高生のときは、全てのお小遣いを漫画に投じていたため、CDなどは勿論持っておらず、なにかのドラマの主題歌や音楽番組で歌ってた曲、そういったものしか知らない。
ブルーハーツで知っていた曲は「リンダリンダ」と「TRAIN-TRAIN」くらい。
そんな僕にYouTubeが勧めてきたのは、そのどちらでもなく「青空」という曲だった。
試しに再生してみると、やられた。
あの歌詞に頭をブン殴られたような気分だった。
そして僕は一気にブルーハーツの虜になり、色んな曲を聴いた。
その中の一つが「終わらない歌」
歌詞が自分に合っている気がした。
この曲を聴くと、不思議とパワーをもらい、ゴミみたいな自分の人生にキチンと目を向けて立ち向かうことができた。
明日には笑えるように、一歩踏み出してみようと思えた。

最後に、僕みたいなクズの為に歌ってくれてありがとう。

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい