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イヤホンからは気づけなかったこと

クリープハイプに照らされた想い

 
5/11 クリープハイプのすべて
 

私にとって初めての武道館だった。
バックスタンド席の2階ということで、モニターなどの演出こそ見ずらかったが、4人が楽器を奏でるところはすごく良く見えていた。
背伸びしながら歌う尾崎さん、すごく楽しそうにギターを弾きながら何度も振り返ってくれる小川さん、後ろで安定感のあるドラムを叩く小泉さん、とびきり存在感のあるベースを弾くカオナシさん。
4人の横側を上からみることなんて、ライブハウスやフェスではないと思うと、プレミアムな座席に座ってる気分になった。
 

今回が初めてのクリープハイプのワンマン、また全体が見渡せる座席ということもあり、クリープハイプはもちろんのこと、クリープハイプのファンってどんな感じだろう、4人とファンとの関係ってどんな空気感だろうと、自分も一体となって参加するよりは、外から見ている感覚だった。
クリープハイプを見るお客さんの顔、尾崎さんの言葉に対する反応がよく見えていた。
あとになって思えば、もちろんクリープハイプの曲は好きだったけど、私はまだファンにはなれてなかったかもしれない。

こんな言い方をするのは正しいかどうか分からないが、イヤホンでクリープハイプの曲を聞いているときは、光が当たっているところを横目で見ながら、当たってないところを歩いているような気持ちになっていた。

明日はどっちだの直前の尾崎さんの言葉。
「世の中がなかったことにしていることをクリープハイプは歌います」
この言葉を聞いて、なるほどこういうことだったのか、と思った。この気持ちはどうしたらいいんだろう。と思うことや、誰かが傷つくぐらいなら、私が我慢してなかったことにしてしまおう、と思ってしまう情けない自分に、スポットライトが当たった気がして、涙が溢れてきた。
こんなにたくさんのファンがいて、女の子からも人気で、スポットライト当たりまくってるバンドのボーカルが、まさか自分と同じことを感じているとは思わなかった。こう感じているのは私だけではないはずで、尾崎さんが歌にしてくれたおかげで報われる思いが、たくさんあるんだと思った。
クリープハイプは、深い暗闇から抜け出せなくても、一緒に隣にいてくれる気がした。
 
 

ダブルアンコールの愛の標識、
そこにいるみんながクリープハイプのことが大好きで、クリープハイプのことを大事にしていることが、武道館の端っこの上の方にいる私にまで伝わってきた。
真ん中のしたの方にいた人はもっとすごかったと思う。そしてクリープハイプもまた、ファンを愛していることも伝わった。
武道館が1人1人の愛で溢れていた。愛の標識にぴったりな空間だった。この温かいかたまりはなんなんだと思ったし、私もこのなかに入りたいと思った。

イヤホンから流れてくる、きれいにマスタリングされた曲を聞いているときには全く感じなかった感情が湧き出てきた。気持ちを込めて演奏している4人、1曲1曲大事に噛み締めているファンをみて、何かが私の心に届いた。

そして、武道館の一部始終をみていて、クリープハイプとファンは横を並んで一緒に進んでいるんだなと感じた。つれてってやるよでも、ついてきてくださいでもなく、一緒にいこう、そんな感じがした。
 

尾崎さん、私が想像できないくらいつらいことも今までたくさんあっただろうけど、バンドを続けてくれてありがとう。
世の中思い通りに行かないことばかりだけど、つらいことや悲しいことをクリープハイプの歌と、ファンの皆と一緒に歩んでいきたいと思った。
 

そして、私は今までバキバキのロックバンドのライブしか行ってなかったから、いろんなロックがあるんだと思ったし、バンドっていいなと改めて感じた。
 
 

帰り際、「見ずらかったでしょう」とこっちをじっくり見てくれた尾崎さん、目の前の気持ちだけじゃなく、いろんな人の気持ちが分かる素敵な人だと思った。こんな人だからあんな曲が書けるんだろうな。

私は尾崎さんがつくる曲を、クリープハイプを、一生大事にしたいしたいと思ったし、この温かいファンの一員になりたいと思った。
 
 
 
 

言葉にできない感情を無理やり言葉にして、自己満足の文を書きました。

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