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KABUTO/[ALEXANDROS]

[ALEXANDROS]が今、この瞬間に表現したいもの

 
 
「The next for…」

突然流れる
訛りの強い謎の英語に気を取られていると、
次の瞬間、度肝を抜かれた。

♬~

うねるようなギターリフが私の身体をジャックした。
重低音が気持ちよく響き渡り、
ゴツゴツしたような粗い音が
身体中を這うように攻め込んでくる。
 

なんてカッコイイ曲だろう。
 

ゾクゾク、そしてワクワクするサウンド。
[ALEXANDROS]の奏でる音は
いつだって私の心を高揚させる。
 

しかし不思議なのは
軽快なテンポとリズミカルなドラム、
それにVo.川上洋平のほんのり甘いハイトーンボイスが
絶妙なバランスで融合し、
重厚感があるだけのゴリゴリなロックには
決して落ち着かないところだ。

様々な要素が絡み合って起こる化学反応。
ロックの新境地。
それが[ALEXANDROS]の良さであり
最大の武器のはひとつだと私は思っている。
これぞ川上洋平、自らが語る
[ALEXANDROS]というバンドの
スタイリッシュさなのだろう。
 

しかし、KABUTOの衝撃はここでは終わらない。
 

2順目のAメロに突入したとき
まるで裏切られたような気持ちになった。
 

鳴り止むギターとベース。
そしてあらわになった打楽器音と
そこに浮遊するように鳴り響く不調和なピアノの旋律。
 

引き算の美学。
 

以前、私の友人が[ALEXANDROS]の
Come Closerという曲を聴いたときに
口にしていた言葉を思い出した。
まさにこの言葉がしっくりくるような、そんな気がした。

一度聴くとクセになるようなそのAメロから
再びBメロへと移る。
気持のいいドラムのフィルインが
引き算の美学から再びリフの世界へいざなう
橋渡しのような役割を果たしていた。
 

他にも疾走感を思わせるような効果音や
メンバーがNY生活の中で集めた
様々な音を盛り込まれた
遊び心も満点の曲に仕上がっている。
 
 

そしてもうひとつの要素。
この曲にはサビがない。

なんとも斬新な曲構成だ。
 

メンバー自身が語る[ALEXANDROS]が
今、表現したいものが全面に表れた曲、KABUTO。
今の[ALEXANDROS]を表現するのに
常識や固定観念は必要ないのであろう。
その証拠に攻めの一手にふさわしく、
この上なくカッコイイ曲に仕上がっている。
年始に掲げたドロスyearの本格始動を告げる
ゴングにふさわしい、攻めの一曲。
 

KABUTOを聴いて改めて感じたこと。
これからの彼らが楽しみでならない。
秋に発売を宣言しているアルバムも
期待せずにはいられない。
そして何より、
この夏の自身最大規模のワンマンとなる
VIP PARTY 2018 at ZOZOマリンスタジアム。
ここで彼らは一体どんなステージを見せてくれるのだろうか。
ますます目が離せない。

日本屈指のライブバンドである彼らが
大衆の前でこの”KABUTO”をぶちかますところを
想像するだけで鳥肌が立つ。
 

[ALEXANDROS]というバンドの
底知れぬ魅力とパワーに
恐ろしささえ感じるような気がした。
 

バンド結成当時からの目標。

“世界一のバンドになること”

今の、そしてこれからの彼らなら
決して不可能ではない。
そう思わせてくれる”何か”が彼らにはある。
世界一になるその日を、必ずこの目で見たい。

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