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私のSEKAI

SEKAI NO OWARIに出会って

あの日、夢の世界などという言葉では表せきれない奇跡を感じた
まるで自分の中にあったどんなに苦しい気持ちも
全てが美しく変わるくらいに
全てが尊く感じるくらいに

私が中学3年生の頃、学校に行ってなかった。いく必要性がわからなかった。
私は吹奏楽部に所属していた。
2年生の冬、部活の顧問の先生が産休に入られ、新しい先生が来た。
今までの先生は嫌いじゃないが好きでもなかった。
それに比べて新しい先生は、基礎練も、合奏も、しっかりやってくれて「来年コンクール県大行けるかも!!」と思っていた。最初だけは。
1週間、2週間と過ごしていると何かが違うと思った。
私は幼い頃からピアノを習っていて、私の中で音楽は楽しいものだった。
しかし先生は、コンクールで勝てなければ意味がないと言っていた。
言っているだけならいいのだが、それを強制してきた。
私はそれがとてつもなく嫌だった。
それから私は部活に行くのをやめた。
学校には行っていた。
高校入試のためだけに。
 

ところがあの日、事件が起こった。
私はいつも放課後になると保健室に行って養護の先生とお喋りしていた。
そこへ顧問が来た。
やばい、直感で感じ隠れたのだが養護の先生は、それを分かってくれなかった。
仕方がなくクマの人形を抱えて顧問の隣に座った。
プリントを渡された。
終わった。帰ろう。
そう思ったら、
「ちょっと待って」
は?え?なんで?
「なんで学校には来るのに部活には来ないの?」
あなたがいるからだ。と言う勇気は私にはなかった。
黙っている私に
「なんで何にも言わないの?あなたがいないから後輩だって、みんなだって困ってるのよ?」
たしかに後輩には悪いと思っている。
パートリーダーなのに申し訳ないと思っていた。
「くまちゃん置いて」
クマの人形を置いた瞬間何かがちぎれた。
どっと涙が溢れてきた。
過呼吸になるほどに。
次の日から私は学校に完全に行かなくなった。
 

3年生になって、友達に
「ライブ行かない?」
と言われた。
「うん」
と言った。
それがSEKAI NO OWARIのライブ、「THE DINNER」だった。
その時には思ってなかった。
この出会いが私の中の全てを変えるなんて。
 

ライブの日、久しぶりに外に出た。
太陽が眩しすぎて目がくらみそうになった。
早めに行ってグッズを買って会場に入った。
古い洋館、身震いをする音楽、続々と入って来る人、、、
私は二階席だったので会場全体を見渡すことができた。
「すごいなぁ」
とだけ思っていた。

ライブが始まって車でメンバーが登場して来たとき、オーラに圧倒された。
キラキラ、でもなく、フワフワ、でもなくなんとも不思議なオーラだった。

「Welcome to the “STARLIGHT PARADE”
 星が降る眠れない夜に
 もう一度連れて行って
 あの世界へ」

スターライトリングが光った瞬間、私は「セカオワワールド」の住人になった。
素晴らしい景色だった。
私の心にふぁぁと熱くなるものがあった。
とろけそうだった。いや、とろけたのだ。私の中で固まっていた暗く、刺々しい負の塊が。
ライブが進んで行き、アンコール2曲目になった。
「すべての戦っている人に捧げます、Fight Music!」
Fukaseさんが言って始まったこの曲は、私を変えた
 

「あぁもう嫌になっちゃうな、ほんと
 何にも上手くいかないや
 戦うべき「敵」は本当は僕らは分かってる
 99戦中99敗もう涙も出ないよほんと、
 もうなんつーのそうねコイツは所謂(いわゆる)「挫折」だね

 あーもう何にも考えたくもないや(たくもないや)
 酒でも飲んで全て忘れちまうか(忘れちまうか)
 そんなことが何の解決にもならないことなんて
 学校に行ってない僕でもわかるんだ

 僕が今すぐ欲しいのは
 「ソレ」から逃げる「理由」なんかじゃなくて
 僕が今すぐ欲しいのは
 「ソレ」と戦う勇気が欲しいんだ
 どれだけ遠くに逃げても「ソレ」は僕の前に立ちはだかる
 だから僕が今すぐ欲しいのは「ソレ」と戦う「勇気」が欲しいんだ

(中略)

 あぁもう嫌になっちゃうよほんと、
 これで100戦中100敗
 それでも僕は戦い続けるよ
 勝つ為に」

涙が流れていた。
そう、私が言って欲しかった言葉の全てだったのだ。
頑張れ、や他の子は嫌でも学校行ってるのよ?などではなく、
一緒に頑張ろうと言ってくれた。
少なくとも私はそう思った。
 

私は今まで私を苦しめていたソレに立ち向かう勇気を貰った。
SEKAI NO OWARIに。
Fight Musicに。

私は今高校2年生になった。
今は地元の通信制高校に通っている。
結局あの後学校に復帰はしなかったが、顧問と話をした。
あの勇気を持って。
 

これからも、あの日の感動とSEKAI NO OWARI、そしていつ来るかわからないソレに対する勇気が私のSEKAIの中心であり、私の笑顔の中心であり続けるだろう。
 

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