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2017年4月21日

yukie (16歳)
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いろんな音楽との出会い方

ラジオが繋いでくれた私とSHE'S

人はどうやって、自分にとってとっておきの、大好きな音楽と出会うのだろう。

誰かにオススメされて気になったから。

CDショップにいって、店内にかかっていた音楽が素敵だったから。

いろんな出会い方があるだろう。

そして、その出会いはきっとどれも誰かが、何かが、音楽と自分を繋いでくれたからこそのものだと思う。
 

私とSHE’Sを繋いでくれたのは、ラジオだった。

あれは、期末考査が迫った冬のこと。勉強に煮詰まった私はSNSを漁り、10時からSHE’Sが月に一回関西のラジオ局でやっている番組が始まるのを知った。
シャッフルして音楽を聞くのも少し飽きてしまった。そういえばこのバンド、前行ったサーキットイベントで何となくみただけで終わってしまったな。彼らはどんなトークをするのかな。少し聞いてみようかな。
そんな、軽い気持ち。丁度その日の放送では生電話企画をしていて、元からラジオが好きな私は「なんとなく」その番組にメールを送った。

あろうことか、そんな軽い気持ちで応募した私に電話はかかってきた。正直そのころSHE’Sの音楽は全くと言っていいほど聞いたことがなく、むしろもっと私よりSHE’Sが好きな人に電話をかけてくれればよかったのに、、、と申し訳ない気持ちだった。
でも、実際バンドの人との生電話なんてめったにできないし、その時間は私にとって忘れられることができない幸せなひとときだった。

人間というのは単純なもので、その日から私はSHE’Sの音楽を貪るように聞いた。
その時ちょうど発表されていた、SHE’Sにとっての初のフルアルバム、プルーストと花束も買った。

最初は「ラジオで生電話できたバンド」として聞いていたSHE’Sだった。

そんなある日、私は酷く落ち込んでいた。
進路指導でなぜ自分がその進路を選んだのかの理由を聞かれた時、すぐにハキハキと理由を答えられない自分がいた。
そんな自分が歯がゆくて、悔しかった。
こんな時こそ、音楽にすがろう。
iPodをシャッフル設定で流すと、スピーカーからはSHE’SのFreedomが流れた。

〈 求めた居場所を作れ〉
〈理屈じゃないものに動かされている〉
〈保証も前例もどこにもない この目で見ていくだけ〉

気づいたら目からこぼれるものがあった。

今までも辛い時、苦しい時、やるせない時に音楽は聞いていた。でも、その時聞いていたどの音楽とも違う。
ただただ「がんばれ!君ならできる!」といったようなものではなく、
SHE’Sの音楽は、ウジウジしてる私に
「君は君の道がある、好きな時に思いっきり走ってこい、その背中を押すことだけは僕らがしてあげる」
そう言ってくれている気がした。

今ではすっかりわたしもSHE’Sの虜だ。
私の生活の一部に、SHE’Sが知らないうちになっていた。

秋には新ミニアルバムを引き連れて、SHE’S初のホールワンマンツアーが始まる。わたしも大阪編のチケットが取れたので、行くつもりである。

あの時、「なんとなく」でもラジオにメッセージを送った自分を褒めてあげたい。

私はきっと、これからも素敵な音楽との出会いを求めていく。

だって、音楽との出会いは、人との出会いと同じぐらい素敵で、奇跡的なものだと思うから。

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