1445 件掲載中 月間賞発表 毎月10日
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

深い闇から引きずり出してくれたBUMP OF CHICKEN

綺麗事の歌詞でも世界は変わる

今の私は結構不自由なく生活できてると思う。
でもその今があるのは必ずと言っていいほどBUMP OF CHICKENと言う原点であり現点のバンドがあったからだと思う。

小学校の頃の私は今の言葉で言う「陰キャ」と言う奴だった。男だが髪は長く友達も少ない、そしてなにより話すのが苦手。だから自分の考えを相手に伝えるなんて出来るはずがなかった。
そんな奴を快く仲間に入れてくれるほど小学生と言うのは甘くなく気持ち悪がられる対象でしかなかった。

そんな隅っこで学校生活を送ってる私にも好きなことがあった。それはいつも私の姉がコンポで聞いていたロックであった。学校の授業でやるよくわからない合唱とは違ってすごくそれはかっこいいものだった。ギターやドラムの音を聞くだけで心も体も動いてしまうくらいかっこいいものだった。
最初のうちはバンドっていうものをわかってなくて誰が歌っているとかそんな事は気にしないでただただひとつの歌として聞いていた。
そしてある日姉がこう言ってきた「お前このバンド好きだよね。アルバム貸してあげるから聞いてみな」と。
そこで初めてアルバムという物を受け取りBUMP OF CHICKENと言う名前を知った。(最初の頃は英語なんて読めませんでした笑)
そこにはもう素晴らしいくらいかっこいいものしか詰まってなくて宝箱のようなものだった。
そしてアルバムの曲を聞いていくうちにひとつの曲に出会った。それは「ユグドラシル」のアルバムの「ギルド」という曲だった。
その曲に私の人生を変えてくれる歌詞があった。

美しくなんかなくて 優しくも出来なくて
それでも呼吸が続く事は 許されるだろうか

その場しのぎで笑って 鏡の前で泣いて
当たり前だろう 隠してるから 気付かれないんだよ
夜と朝を なぞるだけの まともな日常

愛されたくて吠えて 愛されることに怯えて
逃げ込んだ檻 その隙間からひきずり出してやる

泣いた。初めて曲で泣いた。そのくらい今の私の状況に優しく寄り添ってくれる言葉だった。
隠してたって気づかれるはずもない。なのに私は分かってくれない相手を突き放した。自分から関係を無くしていたってことにそこで初めて気づいた。
まさに私は独りという檻に逃げ込んでいた。でもBUMP OF CHICKENがひきずりだしてくれた。
その日を境に私はまず髪を切りそして自分なりに下手くそでも自分の考えを相手に伝える努力をした。
そりゃ今まで通り気持ち悪がるやつだって居た。でも逆に私の考えを認めてくれる人達だって居た。
そこから段々と人間関係を築いていき今となっては早く友達と話したい!!って思えるまでになった。
たった一曲の歌詞でこんなにも世界って変わるもんなのかと。
BUMP OF CHICKENは私に向かってこの曲を書いてくれたわけじゃない。もしかしたら綺麗事かもしれない。
でも私が救われたってことに変わりはない。
 

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい