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チャットモンチーは未来に飛んだ

「おかえり」を言うその日まで

僕は一般的にみればチャットモンチーの熱狂的なファンではないと思う。

一度もライヴには行ったことがないし、音源もレンタルショップで借りるか、最近だとSpotifyの便利さに完全に頼りっきりだ。

本格的に聴き始めたのはここ4~5年で、聴き始めたきっかけも好きな子がチャットモンチーを好きだったからだ。(聴き始めた時には高橋久美子さんは既に脱退していた。)
 
 

そんな「チャット歴」の浅い僕でも、
「完結」(彼女たちは解散をこう表現している)という言葉はズシリと心に刺さった。
 
 

「完結」を決めたチャットが5月末に新曲のMVを公開した。

3ピースバンドから2ピース、乙女団、男陣の4人編成を経て、再び2ピースに戻るという、様々な逆境を「変身」によって乗り越えてきた2人が、
最後に選んだパートナーは「機械」だった。
 
 

再び「変身」に成功したことを伝えるには十分すぎる、
ある意味「チャットらしい」楽曲だった。バチボコかっこいい、まじで。
 
 

最後のミュージックステーション出演時もこの曲を披露した。

「こんなすごい曲を作れるのになぜ解散するのか」

「数年に一度でいいから曲を作り続けてほしい」

そんな声をSNSでたくさん見かけたし、僕もそう思った。
 
 

「完結」の理由が知りたくて、

彼女たちの最後のインタビュー記事が載っているROCKIN’ON JAPANを買った。
 
 

“うーん、まあ単刀直入に言うと、チャットモンチーとしてやりきった、と思えたからです。うん。”
 
 

えっちゃんはこう答えていた。

先述のように、何度も「変身」を繰り返し、思いついたこと全てをやり尽くし、常にクリエイティヴを探し続けてきたバンドだ。
 

彼女たちが「やり切った」と感じたのなら、そうなのだろう。
心を込めて「おつかれさま。今までありがとう。」と完結をお祝いしたくなる、そんな記事だった。
 
 

この記事を読み終えた後、もう一度「たったさっきから3000年の話」のMVを見た。
 
 

ゆったりとしたテンポで始まる曲だが、
2人が映画「バック・トゥ・ザ・フーチャー」に出てくるタイムマシン
「デロリアン」のような乗り物に乗り込むところで、曲が一気に転調する。
 
 

その映像と音像はまるで、2人がタイムマシンで未来へワープする様子を表しているようで、

「あぁ、チャットモンチーは現代で出来ることをやり尽くして未来に飛んでいったんだ」と思った。
 
 

“未来では、今とは全く違う音楽が存在していて、そこでなら2人とも新しくやりたいことが見つかるかもしれない。だから2人は、現代でのチャットモンチーを「完結」させて、未来の音楽を探しに行ったんだ。”
 
 

そんなことをMVを見て感じたし、ナゾすぎる理論だが自分で妙に納得した。
 
 

でももしかしたら、2人の事だ、未来の音楽すらやり尽くしてしまうかもしれない。

その時もしかしたら、ふらっと現代に戻ってきたくなるかもしれない。
 
 

ハイスタだって、エルレだって復活する世の中だ。
誰が「チャットモンチーは復活しない」なんて断言できるだろうか。
 
 

僕は、2人が未来に飽きて、ちょっぴり現代が恋しくなったときに、

「おかえり」と言ってあげられるように、

その日を待ち望みながらこれからもチャットモンチーの音楽を聴き続けたいと思う。
 
 

チャットモンチー、完結おめでとう!
 

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