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postman、知っていますか?

名古屋が産んだ平均年齢20歳の音楽配達人

「もしもあの時「」と言えたなら
 抱えて溺れて沈まぬうちに
 彼らに預けてみたらいい
 きっと届けてくれるから
 2018 postman
 真摯で無垢な新人音楽配達人がここに」
by 金井政人(BIGMAMA)

愛知県は名古屋発、平均年齢20歳の4ピースバンドpostman。彼らは2016年春、BIGMAMA主催の「Welcome to BIGMAMA University」でオーディションを勝ち抜き、BIGMAMAと対バンも果たしている。そして4月にはBIGMAMAを輩出したRX-RECORDSから全国流通盤をリリースした。

ここまでは前置きに過ぎない。わたしが彼らの存在を知ったのはTwitterを見ていておすすめユーザーに出てきたからだ。名古屋には04 Limited Sazabys、緑黄色社会、SPYAIR、CHAIなどと言った有名で人気もありかつ自分も好きなバンドがたくさんいるため元々名古屋に縁もゆかりも無いが反応しがちである。「名古屋のバンド」というだけ覚えてインターネットで検索をかけ、HPに辿り着いた。
メンバーのプロフィールを見ていくともうひとつ大きな共通点を見つけた。「同い年」ということだ。(正確に言うとメンバーの3/4)

1998(平成10)年生まれの今年20歳の代。わたしは大学生だが、同級生で既に社会人として働いている人もいるため決して不思議には思わなかった。
一通り彼らの情報を得たところで音楽サイトへ行き曲を聴き始めた。4月にリリースされた初の全国流通盤「干天の慈雨」から1曲目、リード曲「光を探している」

「輝けなくていいから
 誰かを照らしたいんだ
 そんな人にいつかなれたら なれたらな」

この歌詞を聴いた時、図々しいがわたしは彼らを照らしたいと思ってしまった。
リード曲であるこの曲ができて、このアルバムは「光」をコンセプトにしてできた1枚だとインタビューでメンバーが話していた。
単なる、わかりやすいただの光ではなく、無いところ、暗いところから光を見つけるのだと。

「か細い光しかないや 道かわからない程に
 でも信じてくしかなくて 暗闇の途中
 寄り添って光れば愛情
 君と僕で灯してたいんだ」 (アークランプ)

「何もかもを光に変えて進め」(干天の慈雨)

6月上旬、名古屋栄周辺で行われたサーキットライブに行った。お目当てはほかにもいたが、タイムテーブル的に見ることが出来たため、彼らの地元名古屋で初めて見届けてきた。
アルバムの1曲目にもなっている「光を探している」このライブでも1曲目に演奏された。

「光を探している ずっと探している
 どれほどの暗闇も照らせるくらいの」

約35分間、6曲、彼らの立つステージの照明が光を探している最中の彼らに相応しく光り輝いていた。

その後、たった35分では足りないと思い、同じ日に別会場で開催されていた弾き語りのライブにも足を運んだ。
その会場はお寺だった。お寺で弾き語り、なんてシュールなんだろう、、と思ってしまったが足を踏み入れてみると隠れ家のようで知る人ぞ知ると言ったような空間であった。要するに天国。

弾き語りで唯一演奏したpostmanの曲「魔法が解けるまで」この曲は2年前の10代限定オーディション未確認フェスティバルの応募曲である。この曲を引っ提げて彼らは未確認フェスティバルファイナリストまで進出した。彼らが見つかったきっかけとなった曲だ。
バンドで、4人で演奏される時のこの曲はアップテンポでファンタジックな感じだが、ボーカル寺本の弾き語りバージョンだと歌詞のファンタジックさは残しつつ、アコギ1つで少しドラマチックで、いい意味で変化を遂げていた。あの瞬間、お寺の中は魔法がかかっていたに違いない。

「明日には魔法が解けてしまうが
 いいよ それまで僕の声は
 ずっと無敵なんだろ?」(魔法が解けるまで)

魔法がかかっているステージでは無敵である。自分に向かって声を武器にして生きろ と自分を鼓舞しているニュアンスがあるとインタビューで語っていた。
間違いない。彼の歌声は無敵であり唯一無二である。今までにいそうでいなかったとわたしは感じている。

10代のうちに全国流通盤をリリースしインディーズバンドとして確立していったpostman。特に何も夢も持たずにただただ大きな理由もなく大学へ通って、バイトして、、という生活を送っているわたしからすると、同い年でインディーズデビューし音楽で生きていく覚悟が出来ているのは言葉に上手く表せないが凄いと思っている。同い年だからこそ、その覚悟に影響されたし彼らの音楽を知ることが出来た。

「幾千の偶然が運命に」(正夢)

わたしは彼らと出会えたこと、本当の最初の出会いはSNS(Twitter)だったが数あるおすすめユーザーの中からpostmanのアカウントをクリックしフォローボタンを押して、、その偶然が積み重なって今に至っている。

これから、また今年の夏も未確認フェスティバルが開催される。わたしたちの代は応募の対象年齢がラストイヤーに当たるためきっとまだ見つけきれてない同い年のバンドが出てくると思う。その未確認フェスティバル以外にも沢山世に知られていないバンドが見つかる機会のあるオーディションはたくさんある。気がつけば同年代、同い年のバンドがたくさん世に出てきて気がつけば同年代が日本のロックシーンを牽引する時代になるはずだ。バンドも生き物であるため、どこで終わるかはわからないが、願わくばpostmanには名古屋を始め日本のロックシーンを牽引してほしい。
「わたしたちの世代のバンドと言えば」で連想されるような存在になってほしいと願っている。

名古屋から全国へ、彼らは「干天の慈雨」を引っ提げて存在を届けている最中だ。
postmanの音楽が光とともにあなたのもとへ寄り添い届く日もきっと遠くはないはず、1人でも多く、0.1秒でも早くpostmanの音楽が人々の心に光となって届きますように。

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