1170 件掲載中 月間賞発表 毎月10日
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

「なんだ、アイドルか」の壁を打ち砕くアイドル

カテゴリーの枠を越えるSPARK SPEAKERの泥臭さ

「アイドルかあ」「ノリがちょっとね」「所詮アイドルでしょ?」
ライブキッズの中にはこういった気持ちを持っている人たちが多かれ少なかれいるはずだ。事実、半年前までの自分もそうだった。
そんな心の壁を打ち砕いたアイドルがいる。

SPARK SPEAKER
彼女たち4人はどうやって壁を壊したのか。
 

最初に惹かれたのは楽曲だった。
ロックをベースにパンク、メロコアといった要素がふんだんに詰め込まれており、いわゆる”アイドルの曲”はない。
バンドサウンドにどっぷり浸かってきた人にとっては身近に感じるだろう。

しかし彼女たちの真骨頂はそこではなかった。根底にある”泥臭さ”だった。
それを裏付けるように、彼女たちが意思を持って続けていることがある。
 

路上ライブ

彼女たちは毎週路上ライブを敢行し、ワンマンライブのソールドアウトを目指している。
SNS全盛のこの時代に、手売りでソールドアウト
嘘だと思うだろうか。だが彼女たちはその道を選んでいる。
ライブ中でも構わず人が横切る。チケットは1回のライブで5枚売れればいい方だ。
効率が悪い?もっと楽な方法があるのでは?そう思うかもしれない、それが正しいのかもしれない。
それでも彼女たちは愚直にライブを積み重ねる。そのひたむきさに1人、また1人と足を止める人が増えていく。
これでもかという程に一歩一歩、踏みしめるように歩みを進める姿は、泥臭いと呼ぶに相応しい。
 

そんな彼女たち、ひとたびライブハウスに場所を移せば、アイドルやバンドといったカテゴリーの枠を吹き飛ばしてしまうほどの熱量をもつ。
ボーカル、ダンス、4人の持つスキルはそれぞれ異なり、高いレベルで活かし活かされ合う。
技術だけではない。ライブにおいて決して欠けてはならない”気持ち”が、彼女たちには有り余るほどある。
楽しさ、喜び、悔しさ、弱さ、迷い、覚悟、思いやり、感謝、そのすべてをパフォーマンスで体現する。
それは観る者の身体を動かし、感情を揺さぶり、最後は笑顔にさせる。

熱量を受け取ったフロアは、お返しと言わんばかりの激しさを見せる。
幾多のアーティストを見てきた”通”も、彼女たちの前では”子供”に戻る。
しかし、決して無法地帯ではない。
彼女たちが感情を体現するように、フロアもまた、それぞれの想いをそれぞれの形でぶつける。
アイドル、バンド、ソロシンガー、様々なカテゴリーのファンが交差するその場所では、それぞれの遊び方を許容し、理解し合える空間が広がっている。
厳しいルールがあるわけではない。
誰かが声を上げたわけでもない。
誰一人見捨てないその空間を作っているのは、紛れもなく、彼女たちが見せ続けている”泥臭さ”だ。
 
 

6月末から7月にかけて、SPARK SPEAKERは東名阪ワンマンツアーに打って出る。
そして現在、精力的にライブを重ね、チケット200枚のソールドアウトを目指している。
2018年に入ってからのライブは、5ヶ月で実に100本を超えている。

半年前、同じくワンマンツアーを行い、ソールドアウトまであと15枚と届かなかった。
あと一歩だった。
が、一歩ずつ進んできた彼女たちは、その一歩の重さを確かに感じていた。
あの時進めなかったその一歩は、あの時味わった悔しさを込めて、あの時と同じ場所で踏み出すしかない。

7月21日 下北沢SHELTER
リベンジの日は、すぐそこに迫っている。
 
 

バンドが好き、ライブが好き、音楽が好き、そしてアイドルに抵抗のある人たちへ
彼女たちのライブに是非足を運んでほしい
楽しむ心と、壁を持って

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい