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THE CHERRY COKE$という蕾

開花はいつ

THE CHERRY COKE$というバンドがいる
1999年から活動を続けているパディービート バンドだ
彼等は幾度のメンバーチェンジを経て、2018年6月13日 通算八枚目のアルバム「THE ANSWER」を発売した
生まれ落ちてから17年(厳密にはそれ以上)ずっと聞いてきたバンドの、新しい答えがそこにはあった

彼等は1999年、東京で結成された
メロコア全盛期に生まれた彼等は、当時日本ではあまり日の目を見なかった
と言うのも彼等の音楽は、パディービート、つまり民族楽器を多く使った音楽であった
ブズーキ、ティンホイッスル、バウロン、バンジョー・・・そこに彼等はパンクロックを融合させた、アイリッシュパンクとして活動していた
日の目を見ないというのは、単なる物珍しさだけでは無かっただろう
ハイスタ、BRAHMAN、THE MAD CAPSULE MARKETS、これらの共通点は、英語だ
しかし上述したバンド、特にハイスタなどは英語の発音が当時あまり良いとは言えないものだったそうだ
しかしながらあれだけの人気を勝ち取り、メロコアシーンの立役者になれたのは、バンドとしてのひたむきさ、曲の良さ、そして何よりカッコイイからだと私は思う
正直17歳の自分がこんな事を言うのは偉そうで仕方ない
だが、あのメロコア全盛期に確かにいた伝説を私はただカッコイイと思う

話が横道に逸れたが、では何故THE CHERRY COKE$は、俗っぽい言い方をすれば当時あまり人気とは言えなかったのか
人によって捉え方は違うと言う事を念頭に置いて頂き、個人の考えは

癖が強い、だと思った

今流行りの音楽に耳を傾けると、とにかく聞き馴染みのある音、歌詞、人
友達と話す時に流行りの音楽についての話題になると慎重に言葉を選んでしまう
何故ならつまらないからだ
面白味がない、分かり易く言うならば心に響かない
そんなものが溢れかえっている時に、この癖が強く
、音に馴染みの無いバンドは、私の心を掴んでいった

このバンドのライブに父親と行った
その時私は小学生だ
心踊ったが、ライブの流れが分からずただその場で音に乗る事しか出来なかった
だが乗らざるを得なかった
この音はテレビから流れる音楽と違う
そう思っていた

私がTHE CHERRY COKE$にハマっていったのはそこから
高校生になり、ある程度自由な時間が出来、1人でライブも行った
こんなに楽しい音楽があったのかと
私は無知を恥じた

ここで1つの疑問が生じる
何で人気が出ないんだ
これである

試しに何人かの友達に勧めてみた
このバンドはどうだと
うん、よくわかんない

は?と私は思った
音楽に分からないなんてあるのかと
曰く、英語で分からない
ならば洋楽好きな友達はどうだ

発音がちょっとね(笑)
そう来たか
その時やっと理解した
癖が強く、発音も怪しい、そしてトドメに馴染みの無いジャンル
そりゃ受け入れられるのは難しい
増して、アイリッシュパンクは当時数える程しかいなかった
ある種のギャンブルだったのではと

そんな考えはクソだったと、東京キネマ倶楽部 5月11日 メンバーのKOYA、HIROMITSU脱退前最後のワンマンライブで後から思い知った

ボーカル KAT$UOのMCではバンドの発祥やバンド名の由来等を話し、場を盛り上げていた
彼の言葉を一言一句覚えてはいないが、一つだけ言えるのは
彼等は楽しんで、楽しんで私達に曲を届けてくれているという事
精一杯音楽を楽しみ、そして私達に楽しい曲を届け、ライブで踊る
たったこれだけなのだ
何が一種のギャンブルだ、何が癖があるだ、何が友達が気に入ってくれないだ
そりゃ友達が気に入ってくれるのはとても嬉しい
しかしそれ以前に、THE CHERRY COKE$にはついてくる仲間達がいる
目の前の心優しきならず者達を見ている
自分はただ勧めるだけで、本質を見ていなかった
楽しくてカッコイイバンドがいる
それだけ伝えれば良かったのだ

彼等は何度もメンバーチェンジを繰り返し、答えの見えない先に怖気付いていた
しかし彼等はきっと気が付いた
その道の行く先は闇かもしれない
だが周りにはたくさんのクルーがいる
その事に気付いた彼等の新しい答え「THE ANSWER」は恐らく新しい風を巻き起こし、新しい仲間達を作り、今日も大海原を進んでいくのだろう

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