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Kisses and Kills を聞いて

THE ORAL CIGARETTESの光と闇

THE ORAL CIGARETTESとはどんなバンドか。
私はTHE ORAL CIGARETTESの何を愛したのか。
光とは何か。闇とは何か。
このアルバムはどんなこと表現しているのか。
私の感想を1曲ずつ書き記そうと思う。
 
 

1.もういいかい?

なにもかも全てがうざったいと思う時もある
ずっと探してたものを手に届く間近で見失って
ずっと探してたものが正解かわからなくて
絶望的だと思ったあとに
《ずっとずっと探して来たんだ
         目の前の光溢れた光景を》
という歌詞が来るから報われた感じがする。今は絶望しかなくても、いつか光溢れた光景が目の前に広がるんじゃないかなって希望も湧いてくる。
 

2.BLACK MEMORY

《どうなったっていいから 僕を壊さないで》
私もそう願ったことがある
未来なんてとどうでもいい。
だから今の私を壊さないで。守って欲しい。
そう思った時に次の歌詞が本当に心強かった
《どうなったっていい とか もう言わせないよ》
《全身全霊かけてやるさ》
最高に強いダークヒーローに守られている気がして自分まで強くなったような気分になれた。周りに何を言われようと関係ない。価値のあるもの、ないもの、全て自分で決める。
 

3.PSYCHOPATH

狂気を感じる音に乗せて
耳に入ってくる詩にはどこか切ない言葉が並んでいて、人の心の中身をそのまま見ているような気がした。
《いつもどうしたって
      あぁ僕らは分かり合えやしないみたい》
《修理しなきゃ君の肉は柔らかいし
      すぐに中身まで引き裂けるさ》
人間の心の弱さを感じる言葉と
鳥肌が立つくらいに怖い人間的じゃない言葉
表と裏、白と黒、光と闇、みたいな二面性を感じた。
誰もが心の奥には両方を兼ね備えていて、どちらを表に出すかはその人次第だけど、誰でもサイコパスになる可能性があるんだと思った。
 

4.Ladies and Gentlemen

日本のバンドには珍しいリズムと符割りだと思った。
自然にノリたくなるし歌いたくなる。
《Oh…逃げ出したくなるな現状は
      Oh…どこへ逃げたって同じサーキット
            Oh…ならば手上げ戦っていこう》
逃げ出したくなることがたくさんある。
そんな時私はどこへ逃げれば1番安全かを考えて生きてきた。でもどこへ逃げたって同じだったのか。
ならば私も手上げ戦っていこう。
 

5.What you want

《きっと願い事1つ叶うなら
      What you want? ずっと愛される人であること》
《もっとあなたを想えば想うほど
      What you want? そっとあなたが離れていく平行線》
愛すことと愛されることのバランスは難しいな。
その中であなたはなにを望む?
あなたは何が欲しい?愛が欲しい?
What you want?オーラルからの問いかけのように感じた。私は愛したいの?愛されたいの?ずっと答えは見つからないかもしれない。

6.トナリアウ

《あぁ 救われますか?心は》
悲しみの中で愛する人を待つ気持ちってどんなもの?
《今でも あなたのことを信じ続ける》
私は悲しみの中で愛する人を待てるかな?
信じられるかな?愛について考えた。

7.リブロックアート

《そんな弱虫を蹴散らしてしまいたいよ》
私もよく思うから共感できた。
1人の夜がどんなに怖いものかわかる。
《何度だって生きてくんだ世界を》
《何度だって創ってくんだ 希望も光も》
希望も光も作るのは結局自分
光を与えてくれるのを期待するな
自分で創るんだよ
でも間違いなくオーラルは闇の中を照らしてくれた。
この曲もこれからの私の闇を照らしてくれるんだという確信が生まれた。曲の終わり方に希望を感じる。
この先何かが待っていると期待させてくれる。

8.容姿端麗な嘘

《生命の意味も生き絶える》
すごい技術や物が進化した世界では
人間の作り上げた物に人間が飲み込まれて
生命の意味を感じられなくなる日がくるのかもしれない。人間が人間の姿じゃなくなるのかもしれない。
《単純に幸せで終わりたいの》
《私を救いたいの》
見た目は綺麗で人の為を思ってるようなことでも
実は全部「私」の為の嘘。
よくあることで、そんな容姿端麗な嘘が世界を壊して人間を飲み込むんだろうなあと思った。

9.ONE’S AGAIN

この曲は本当に希望、未来のことを歌っている。
他人に期待しないで、自分が間違ってないと思う方へただ進み続けるだけ。
かっこいい人達の元へとただ進み続ける。
何万回も裏切られても立ち上がるんだって
オーラルの決意を聞いて自分も強くならないといけないと思された曲。何回でも立ち上がって生まれ変わるんだ
周りのせいにしない。他人に期待しない。
自分自身が責任を持つ。本当にかっこいい。

10.ReI

《裏切りは弱さへと変わってくのに
         誰しもが裏切りを重ねていく》
わかっていたようでわかっていなかったことをこの曲で教えてもらった。自分も周りの人も人間なんてみんな
裏切られて裏切っての繰り返しなんだと。
全てがなくなったと思ってもそれはゼロになったんじゃなくて、まだ少しだけ残っている「レイ」だから。
《それでも生きていこう 今を》
ラストのサビ前のギターが
暗闇にさす一筋の光を、
希望の光を表している感じがする。
 

このアルバムはTHE ORAL CIGARETTESの光と闇
両方を表しているんだと感じた。
今まで知らなかったオーラルと
これぞオーラル!の両方に気付かされた。
この先のTHE ORAL CIGARETTESはどうなるのか。
私に闇を教えてくれたオーラルは、同時に光も教えてくれた。生かすも殺すも自分次第。光も闇も知ってこそ人間。そんな二面性を肯定してくれるようなアルバムだった。

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