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チャットモンチーの来た道を思う

自由に変身を続けた彼女たちの完結に寄せて

「シャングリラ」のヒットから順調にファンを増やしているタイミングでのくみこんの脱退。

もちろんものすごく驚いたし、ショックだったし、残念だったけど、ごくふつうに当たり前に、「でもチャットなら、愛されてるし、サポートに入ってくれるドラマーさんはすぐに見つかるだろうな」って思った。

けれど少しの休養を挟んで、次に彼女たちがステージに上がったとき、あっこちゃんがベースを置いてドラムを叩いてた。曲によっては、あっこちゃんがベースを弾き、えっちゃんがドラムを叩きながら歌ってた。

そうだ、音楽を奏でるのに、どんなかたちだっていいんだ。ギターがいなくたって、ベースがいなくたって、ドラムがいなくたって、誰がどの楽器を演奏したって、誰が歌ったっていいんだ。

バンドというものに対する、みんなが持っていたであろう先入観とか、常識とかを、軽々と超えて「変身」した彼女たちに、衝撃を受けた。目を奪われた。なんて自由なんだろうと、心が震えた。

えっちゃんの出産後、活動を再開したときには、のちの「男陣」となるツネさんとシモリョーさんをサポートに迎えて、「一般的なバンドのかたち」でのパフォーマンスを見せてくれたし、その後は「乙女団」も加えて、より深みのあるパフォーマンスを見せてくれた。

そして迎える「完結」。

またしても軽やかに、自由に、次の音楽を鳴らすためのステップへと向かうための選択なんじゃないかと思えて、寂しいけれど、彼女たちらしく感じて、不思議と大きなショックはなかった。

もちろん苦悩も葛藤もあっただろう。彼女たちが歩んできた道で見せてくれたこの軽やかさ、自由さは、なんとなく、女性特有のものなんじゃないかって感じてならない。

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