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チャットモンチーという伝説のバンド

チャットモンチーという伝説のバンド

私がチャットモンチーと出会ったのは、Mステだった。確か当時、ネクストブレイクバンドを紹介するようなコーナーがあり、紹介されていたのがチャットモンチーだった。彼女たちが奏でるシャングリラを聴いて、一気に好きだと思った。
それからは過去のアルバムを聴いたり、新譜が出ればすぐに聴いた。特筆すべきはやはりえっちゃんの透き通る歌声だと思った。そして3人それぞれが産み出す歌詞の世界観。くみこんは日常の出来事を映画のワンシーンのように独創的な視点で物語を産み出す。あっこちゃんは等身大の女性の生き様を飾らない言葉で描く。そしてえっちゃんはその両方の世界観で物語を産み出す。
3人で紡ぎだす最高の音楽。それが、ある時2人になった。残された2人が選んだ選択はとても潔かった。誰かを新しいバンドメンバーに加えるのではなく、自らがやる。満月に吠えろは2人の覚悟を込めた歌だと思った。
けれど私はいつしか、2人のチャットモンチーの音楽を聴かなくなってしまった。なぜか?それは3人のチャットモンチーが一番好きだったからだ。2人の決意は心からすごいと思う。けれどやはり物足りなさを覚えたのは事実だった。
そしていきなりあの日が訪れた。チャットモンチーの完結。どうして、と思った。まだまだやれるじゃないかと。チャットモンチーを聴かなかった日の年月を取り戻したくて、2人時代になってからの曲を聴き返した。悔しかった。こんなにも素敵な曲たちを聴いていなかった自分がとても悔しかった。同時に、2人に対しても悔しかった。こんなにカッコいい音楽を作り出せるのになんで完結してしまうのかと。
チャットモンチーの最後のアルバム「誕生」を聴いた。くみこんが作詞した砂鉄が全てを物語っていた。あんなに愛情溢れた手紙のような歌詞を私は他に知らない。3人時代も、2人時代も、チャットモンチーはいつでもすぐそこにいたのだ。そしてこれからも、ずっといる。会っても会わなくても忘れない。いつかまた、チャットモンチーに出会える日まで。どうせ嫌いになんてなれないだろ?

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