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サラバ私の青春、サラバ私のチャットモンチー

チャットモンチーと夢見た13年間

16歳のときチャットモンチーに出会った。
テレビからハナノユメが流れてきたのを今でも覚えてる。高校生の私はこんなにかっこいいガールズバンドがいるなんてと思い、彼女たちの歌を聴き始めた。ボーカルのえっちゃんの声がとても好きだった。

高校生の頃バンドを組んでる友達のサポートギターをしていた時があった。でも本当は自分でバンドを組みたかったし、チャットモンチーの曲をコピーしたいとずっと思ってたけれどその夢は叶わないまま終わってしまった。そのかわり帰り道はいつも自転車に乗りながらひとりチャットモンチーを歌っては空を見上げて帰っていた。

18歳の頃はじめてチャットモンチーのライブに行った。初めてのライブハウスのライブは授業終わりに慌てて電車に乗り、右も左もわからない街まで観に行った。そこで目の当たりにした彼女たちはどこまでも力強くかっこよかった。3ピースのチャットモンチーが大好きでLast Love LetterのMVのようにいつまでも3人で続いていくバンドだと思っていた。
 

2011年22歳の春、東京に上京した。震災の影響で延期したYOU MORE前線のライブツアーは3階席だったけれど、はじめて3人で演奏してる姿をちゃんと見ることができて改めて3人のチャットモンチーが本当に大好きだと思った。けれどツアー終了後にくみこんが脱退することになって、最初は本当に信じられなくて。当たり前のようにこれからも続くと思ってた。
けれど2人になったチャットモンチーはとてもエネルギーを感じたし、前を向いていた。その姿は誇らしかったし、私がチャットモンチーを嫌いになる理由なんてなかったからこれからもずっとついていこうと思った。

東京に来て何年か経った頃、夢も希望もなかった私はここに来て夢を見るようになった。そこにはいつだってチャットモンチーの音楽があって私のそばにいてくれた。何度もチャットモンチーの音楽に救われた。
 

去年チャットモンチーが完結するニュースを知った時はとてもかなしかったし、信じられなかった。もっとチャットモンチーの曲を聴きたかったと純粋に思った。けれど二人が決めたことだから納得しなくてはと思った。思えば2人になってからの彼女たちはいろんな楽器を演奏したり、昔の曲もアレンジしたり、サポートを入れたり、メカとコラボしたりと様々な姿に変身してくれた。どんな姿にに変わり続けても、そこには輝き続きる彼女たちの姿があった。

ラストワンマンライブはラストを感じさせない程、圧倒的だった。けれどアンコールの最後の曲が近づいたとき、とうとう二人が涙を流していた。それにつられてたくさんの人がありがとう、大好きだよと声を届ける。最後の曲がずっと予想できずにいたけれど、それは私が高校生の頃に出会った曲。聴くと泣いてしまう気がしてずっと聴いていなかったけれど歌詞は全部知っていた。えっちゃんが歌えなくなった時はみんなで涙声になりながら歌った。そこでやっと気付いた。
チャットモンチーは私にとっての青春そのものだった。16歳の私は29歳になって、もう女の子という年齢ではなくなってしまったけれど、私にはいつだってチャットモンチーの音楽があった。
大好きなチャットモンチー
サラバ青春
 

彼女たちの変身はもうすぐ終わってしまう。解散は別れ散り、なくなってしまう。けれど完結はすべて終わることという意味ともうひとつ存在できていることという意味がある。チャットモンチーはなくならないし、これからも聴いて生きてゆく。終わるのはかなしいけれど、またそこから始まるものがきっとあることを信じて。

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