「僕は人間じゃないんです」そう思った過去
RADWIMPS、野田洋次郎の紡ぐ歌詞
2017年4月25日
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RADWIMPSのアルバム
「人間開花」に収録されている「棒人間」を聴いた。
『僕は人間じゃないんです』
というとても印象的なフレーズから始まるこの曲
歌詞を噛み締めていると、ふと昔の自分を思い出した。
学生時代、イジメに遭っていた私は、周りからの変なものを見るような視線に怯えていた。
それを悟られまいと、何枚も皮を被っていた。
自分の何がいけないのか、なぜみんな離れていくのか、考えても答えは出なかった。
自分が誰なのか、何のために生きているのか、そんなことばかり考えていた。
人間になんて生まれるんじゃなかった、とさえ思った。
環境が変わり、イジメからは解放されたが、どうしても周りの目が気になってしまい、本音を言えないようになってしまった。
いまだに本音で生きていけているのか分からない。
「棒人間」
この歌に込めた野田洋次郎の思いを完全に汲み取ることはできないし、人によって感じ方は違うだろう。
だが、私はこの曲に救われた。
このやり場のない気持ちが分かっているかのようだった。
学生時代にこの歌に出逢えていたらどれだけ救われただろうか。
と思うと同時に、過去にとらわれずに生きていこうと思えた。
これからも野田洋次郎の紡ぐ歌詞を噛み締めて生きていきたい。
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