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今、繋ぐ、結ぶ、未来へと。

関ジャニ∞、7人のラストシーンから感じたなぐり書きの想い。

それは、1つのラストシーンだった。

ちぎれていく。離れていく。消えて無くなる。“最後”という言葉のイメージはどうしたってそんな感じだ。

しかし、そのラストシーンは違っていた。

固くほどけないようにしっかりと、目に見えない結び目が音に乗せて結ばれていく。
歌と共に結ばれていく。そんな光景に見えた。

とても寂しくて、ひたすらに強く、強く、強く、優しい。
そんなラストシーンの中心にいたのは、関ジャニ∞。
7人のアイドルである。

今年4月15日、メンバーである渋谷すばるが年内で関ジャニ∞から離れること、
7人での活動は3ヶ月後のコンサートツアー前まで、ツアーは渋谷を除く6人体制で開催というニュースが伝えられた。

私は関ジャニ∞のファン、eighterである。
噂にも上らなかったその発表は、正に青天の霹靂だった。

ソロとして音楽の道へと進むってそれは関ジャニ∞に所属しながらは出来ない話なのか。
今までソロとしてリリースもライブも行ってきたじゃないか、その形を維持しながらレベルアップすることだって彼なら絶対出来る。
せめてツアーで直接最後の音を、言葉を、姿を見せてくれたっていいじゃないか。
「関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます!」ライブでそう高らかに言ったじゃないか。
いなくなるなんて、いやだ!
何もかも、急過ぎる。到底受け入れられなかった。

しかし、発表に伴って行われた記者会見を見て、心は大きく揺さぶられた。
何度も申し訳ないと口にし、人生の残り半分を自分自身の責任下で音楽を学び追求したいと真っ直ぐ伝える渋谷の言葉には、この先も揺らぐことなどない確固となる決意しか感じられなかった。
そして、今まで以上に音楽と向かい合ってがむしゃらに音を鳴らし、生きていくであろう彼の姿を見てみたいという気持ちも生まれてしまった。
 

だけど、自分は情けないがよく出来たファンではない。
次へ進む彼を前向きに応援したいという気持ちと、未だ受け入れられない気持ち、
そして発表はあってもツアーが始まるまでは続くいつも通りの関ジャニ∞7人での活動を見て、とりあえず今は7人でいるから、これまで通りでいいやという都合の良い現実逃避。
感情は絡まったまま、時間は確実に過ぎていった。

そして、7月。

渋谷すばるのいる7人の関ジャニ∞としての最後の出演の日がやってきた。
2018年7月8日。彼らの活動の中でも特に音楽に特化した番組、
<関ジャム 完全燃SHOW>の生放送がその舞台だった。
最新の作品でもある【GR8EST】でコラボが実現した東京スカパラダイスオーケストラとの『無責任ヒーロー』は、本当に全員が楽しそうに音を打ち鳴らしていた。
近年、多くのミュージシャン・バンドなどと番組での共演や楽曲提供を受けている関ジャニ∞。私も最初はアイドルなのに本気でバンドに挑む彼等に興味を持ったのがきっかけだった。
そして、バンドとしての関ジャニ∞は本当に素晴らしい成長を遂げた。その中心で圧倒的な歌唱力とオーラを放ち歌ってきたのは、渋谷すばるだ。
そんな彼の歌声に共鳴するように言葉に感情を乗せて奏でるように歌う錦戸亮、鮮やかな音色の中に柔らかな優しさをまとうギタリスト安田章大、持ち前の明るさと溢れる色気を混ぜ合わせた音を響かせるベーシスト丸山隆平、繊細な鍵盤の音でグループを包み込む村上信五、パーカッションやトランペット演奏とバンドの唯一無二の個性を鳴らす横山裕、バンドの屋台骨としてブレないドラムを叩き込む大倉忠義。

0からのスタートだった7人が共に歩みを進めながら作り上げた素晴らしいバンドだ。素晴らしいグループだ。

・・・ここから渋谷すばるがいなくなる。
いなくなった6人の関ジャニ∞なんて・・・想像出来ない。

その現実に、明るい無責任ヒーローを聴きながら涙が止まらなかった。

そんな中、7人が選曲し最後に披露した曲は2曲。
『大阪ロマネスク』と『LIFE~目の前の向こうへ~』だった。

グループが生まれた街、大阪を舞台にした『大阪ロマネスク』を関ジャニ∞はとても大切にしていた。
決して順風満帆な日々ではなかったグループ活動。酸いも甘いも共に泥だらけで走ってきた7人。
今、この状況で歌うこの曲をどう聴けばいいんだろう。正直複雑だった。

そんな感情の風向きが変わったのは彼の歌声だった。

渋谷の歌声から始まるこの曲。
伸びやかに心を込めて歌う彼の声、そして画面にはその歌声をそれぞれに噛み締めながら気持ちよさそうに聴いている6人の表情があった。

そうだ、彼等は渋谷すばるの歌声を誰よりも信頼し、好きでいる6人なのだ。
彼が心から大切にしている関ジャニ∞という場所でこの先生きていく6人がとても穏やかにしっかりと歌声を受け止めていく。それを感じながら彼は安心して全力で歌う。今までに何度も何度も見てきた当たり前の光景。私達eighterの大好きな光景がパノラマのように大きく広がっていた。

<渋谷すばるがいた関ジャニ∞>という事実はこの先1mmも変わらないし、6人で関ジャニ∞はこの先も続いていく。
未来のことなんて誰にも分からない、だからこそ“7人”は自由に好きなだけ関ジャニ∞の続きを想うことが出来ると私は思う。
関ジャニ∞という場所にいても、いなくても。

続いていくならば、見続けるしかないじゃないか!
好きなのだから。単純なことだ。

【今日は泣いたって、泣いたって
「いつか笑えるはず」そう言って
空見上げて、手を広げて 明日の自分を準備して
せめてもう一回、もう一回 君がくれた笑顔で笑いたい
まだまだ終わらないから】
(LIFE~目の前の向こうへ~より抜粋)

関ジャニ∞初めてのバンドでのシングル曲となったこの曲は、今回の発表があってから、ラジオなどでとても沢山耳にする機会が多かった。
メンバー全員で決めたタイトル、そしてバンドとしての関ジャニ∞を象徴する曲である。

去年、完全アウェーという空間で出演したフェスのラストでも披露された時、会場にいた方の感想で忘れられないものがある。
「演奏する関ジャニに向けて沢山腕が挙がったんだけど、腕を上げた観客に付いている色んなバンドのラババンの向こうに見えた
7人の姿が、関ジャニ∞がフェスに出た答えだった」

彼等はアイドルだ。アイドルという立場を彼等はしっかりと胸に掲げながらも、関ジャニ∞はバンドを始め、この先色んな経験を積みながら見たこともない景色を見せてくれるだろう。関ジャニ∞を知らない人、なんとなくでしか知らない人、興味本位で覗いてくる人、みんなを巻き込んで。
その中に何年後かのどこかのフェスで、渋谷すばるという1アーティストとの共演なんて景色が待ってるなんて未来もいいんじゃないだろうか。

まだまだ、終わらない!
だから関ジャニ∞は結んでいくのだ。

今までを忘れないように、変わっても変わらないものを確認するように、笑っていられるように、お互いの未来を見逃さないように。

そして冒頭に記したラストシーンへと繋がっていく。
彼等は彼等の音で互いを結び合った。
そして、関ジャニ∞という場所から離れていく渋谷すばるは、最後の最後に手を差し伸べるように、さよならの言葉の代わりに、叫んだのだ。

「eighter!」と。

私達と関ジャニ∞、彼が愛した全てを結ぶように。
 

あれから更に日々が過ぎた。
6人でのツアーも無事に幕が上がった。
散々なぐり書きしたけれど、まだまだ気持ちはバラバラで、ライブを見たらまた感情がざわめくだろう。寂しいだろうし違和感も持つだろうし期待も溢れてる。
その時はその時だ。出来の悪いeighterなりにツアーに行く日を楽しみに待つことにする。

ラストシーンの次は未来しかない。
最高で最強の関ジャニ∞と渋谷すばるの未来を結ぶ為に、今はその向こうへ!

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