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Little Glee Monsterの現在地。

歓喜は世界に広がる。

 
研ぎ澄ました歌声で人々の心に爪痕を残す
Little Glee Monsterのコンセプトだ。
グループ名の「Glee」には
「人々の心を解放し歓喜させる」
という意味が込められている。

略してリトグリ。2014年デビューの
5人組の女性ボーカルグループである。
今、中高生を中心に支持を集め、今年の3月には
自身初となるアリーナツアー
(横浜アリーナ、大阪城ホール)を成功させた。

中高生を中心に人気。さっきそう書いたけれど
自分自身は30代。中高生がメインのファン層なら
「おじさん」なんて言われてもしょうがない。

彼女達の1番の魅力は「ハーモニー」だ。
ボーカルグループなんだから当たり前でしょ?
そんな声も聞こえてきそうだけど、
リトグリはボーカルグループとして
いくつもの可能性を秘めている。
 
 

初めて生歌を聞いたのは、2016年の11月。
沖縄で開催されたPower Of Voice 2016。

それ以前から存在は知っていたけれど
自分と一回りも年が離れた女の子のグループを
なんとなく遠ざけてしまっていた。

その意識が変わったのは
当時リトグリが出演していた
保険会社のCMだった。

保険料やサービスの内容を
軽やかに歌い上げていく。

が、歌が気になって内容が入ってこない。
(もちろん良い意味で)

ガオラー(リトグリファンの呼名)になって
分かったことだけど、CMで流れていた曲は
Happy Gateというリトグリのオリジナル曲で
それをCM用に歌詞を変えて歌っていた。
それがあまりにも自然で、CM用に作られた
曲だと思ってしまうほどだった。

同時期に出演していた
アミューズメント施設のCMでも同様で
少しずつリトグリのことが気になっていた。

それからリトグリの歌を意識して聴いてみると
あることに気付く。

リードパートを歌う
メンバーが固定されていない。

低音のハモリを歌っていたメンバーが
次の1小節ではパワフルな歌声を聴かせる。
5人の声の特徴に合わせ、その時ごとに
メインが異なっていて
歌う曲のジャンルも幅広い。
メジャーデビュー前にリリースした
プレデビューアルバムでは当時大ヒットしていた
ゴールデンボンバーの女々しくてをカバーし
その次にアリシア・キーズのIf I Ain’t Got You
を持ってくる…!
また、メンバー自身に、祖母の影響で
歌謡曲を聞いて育ったメンバーもいて
70年代の歌謡曲もカバーしたりする。
それがまた、抜群に心地よいのだ。

少し話を戻して、自分が初めてリトグリの
生歌を聞いたPower Of Voice 2016でのこと。

この日初めに披露してくれたのは「好きだ。」
TBSドラマ「表参道高校合唱部!」の主題歌に
起用され、グループ初オリコントップテン入りを果たした曲(週間6位)初めて聴いた生歌は想像より
厚みがあって、それぞれの声が合わさった時の
ハーモニーの広がりが素晴らしかった。

2番の始まり、最年少メンバーのmanakaが
入るタイミングを一瞬遅れてしまったことさえ
「あ、本当に歌ってるんだ」って思ったし
1音目を発した時の、パワーに引き寄せられた。

この日はワンマンというわけではなく
ボーカルグループの先輩でもあるゴスペラーズや
沖縄を中心に活躍していたSky’s The Limit
(現在は解散してしまった)も一緒のステージで
彼らに「リトグリはやっぱりモンスター」と
言わしめるほどだった。

リトグリのライブの魅力の1つに
アカペラメドレーがある。
ゴスペラーズいわく、通常は歌う前に
道具を使って音を合わせる。

リトグリは、それさえなくカウントが始まり
さも簡単なことのように歌っていた。

トークでは中高生らしく
楽しそうに喋り、メンバーの大半が
大阪出身なだけあって、喋りも面白い。

すっかりリトグリに魅力され、「これから絶対もっと
すごいグループになる。」と確信した。

2017年1月、リトグリは結成当初からの夢だった
日本武道館のステージに立った。自分がリトグリの凄さを遅ればせながら知った時には、もうチケットは完売していて
(一般発売は1分足らず)見ることが出来なかったことを今でも後悔している。

「絶対に誰の手も離さない。そんな歌をこれからも歌っていきます。」そう宣言したリトグリは本当に頼もしく「これからは彼女達が見る景色を、自分も一緒に見ていたい。」と思った。

その年の4月、リトグリに大きな試練が訪れる。
メンバーの中でもメインパートを担うことが多く、
伸びがあって、力強い高音や抜群の安定感でグループを支えた麻珠が活動休止を発表したのだ。

自分自身、麻珠の声に惹かれてリトグリを
認知するようになったから、休止はとても嫌で
「リトグリ大丈夫かな?せっかくファンになれたのに」
と思っていた。結局麻珠がリトグリに戻ることはなく
6月に卒業が発表された。

《立ち止まっている 暇などないんだ
描いている 未来に 逢いに行こう》
(だから、ひとりじゃない)

5人体制初となるシングルで、力強く歌ったように
リトグリは大きな転機を迎えても
決して立ち止まることは無かった。

5月にはEarth, Wind & Fireの
日本武道館公演でサポートゲストとして
日本武道館のステージに再び立ち
8月にはアリアナ・グランデ横浜アリーナ公演の
サポートアクトを務めた。

9月にリリースされた、明日へ では
作詞にも挑戦した。
 

こえるよ 現在を
きこえるよ 未来が
合わせた声が 尽きない迷いを超える
正しさなんて ひとつになる日はない
明日へ 走る鼓動は 溶けやしないさ
《明日へ》

未来への不安や葛藤を認めながらも
前に進もうとする意思。今のリトグリだからこそ
生まれた歌だと思う。完全に個人的な意見だけれど、この歌はリトグリを脱退した麻珠への、メンバーなりのエールが込められていると思っている。

また10月から放送された、ドラマ「陸王」では
平原綾香の「Jupiter」カバー曲が劇中歌として
流れ、ドラマと共に大きな反響を呼んだ。

そしてこの年の大晦日
紅白歌合戦に初出場を果たすと
トップバッターという大役ながら、アカペラで
Jupiterのカバーを披露した。

今年行われたアリーナツアーでは
これまでの曲にアレンジを加え
(ボサノヴァアレンジ)でしっとりと歌い上げ
また新しい表現を届けてくれた。

この公演のMCでメンバーの芹奈が
「私が歌手になりたいと言った時、なれるわけないって笑われたけど、今こうして歌うことが出来ている」「だから皆も諦めないで欲しい」と語った。

1stアルバム「Colorful Monster」の
初回限定盤には収められている
2015年4月に行われたワンマンライブでは
「何年かかってもいいので、日本武道館で私たちの歌が歌えるぐらい頑張りたい」と涙ながらに話していた
グループが、その夢のステージを越えて、
驚くほどの成長を見せている

リトグリには更なる夢がある。
世界に通用するアーティストになること。
東京オリンピックの開会式で歌うこと。

この夏、東京都のパラスポーツ応援プロジェクトTEAM BEYONDのCMに起用され
映画「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」ジャパン・アンバサダーに就任した。
先日行われた映画のロンドンプレミアでは
ABBAを前に「ダンシング・クイーン」の
カバーを披露し喝采を浴びている。

低音域から高音までパワフルに歌いこなす、 かれん。
伸びやかで美しいファルセットが持ち味の、MAYU。
表現力の高さと、感情豊かに歌を届けてくれる、芹奈
堂々とした歌声で、どこかロックを感じる、manaka.
優しく、切ないけれど、艶っぽさを感じる アサヒ。

リトグリが歌うステージは、これから世界へと
広がっていくと信じている。
リトグリの歌を聴いた多くの人に
歌の力を届けてくれるだろう。

長くなってしまったけれど、皆さんもぜひ
Little Glee Monsterの歌を1度
聴いてみて欲しい。

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