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つま恋に帰ってきたap bank fes

ap bank fes '18

忘れられない風景が、
感動の記憶が、
「夏のつま恋」の中にある。
それは今も僕の身体中に住みついていて、時々どうしようもないくらいあの場所に帰りたくなる。
イヌとかネコとかサケとかハトとかにはあるって言うけれど、
ミュージシャンとしての僕の帰巣本能なのだとさえ思う。
つま恋は僕を育ててくれた場所。
あそこでまた、新しい音を、歌を、笑顔を、歓声を上書き出来るなんて、
まだ少し実感を持てないくらい嬉しい気持ち。
そうそう
「よく来たね」という歌が出来たのは、ちょうど今くらいの季節。
宮城の温泉地に向かうため車を運転しながら、ふと「夏のつま恋」に足を運び、ステージに笑顔を向けてくれるであろう人達を想像したら、なんとも言えない気持ちになって涙があふれ、危ないから車を路肩に停めて、泣きながら言葉をノートに書き留めた(笑)。
そのときのことを今思い出した。 うん。 あの気持ち。
櫻井和寿
(ap bank fes ’18開催決定時のコメント)
 

6年ぶりのつま恋で
Bank Bandによる音が響いた。
 

よく来たね 大変だったんじゃない?
遠方まで疲れちゃったんじゃない?
こんなにいいお天気だから
今年もいっぱい遊ぼう
 

よく来たね いろいろあったんだろう?
悲しいこと 嫌なこと 辛いこと
だけどこうしてまた会えたんだよ
笑顔をいっぱいつくろう
 

つま恋での開催発表時の櫻井さんからのメッセージを思い出す。
私たちはきっと同じ気持ちだった。きっと多くの人が待ち続けたこの歌を櫻井さんが最高の笑顔で歌う。
懐かしい。大好きな夏がこの場所でこの歌から始まるこの瞬間が最高に大好きだった。
 
 

前日祭、
わたしの中のベストアクトはOAUと櫻井さんのタガタメで、偶然であると思うけどap前に起こった大阪での地震や西日本豪雨もあって政治色やメッセージ性の強いこの曲に更に意味を持たせたような気がした。
最終日のBank BandのMESSAGE の時にも櫻井さんは話してたけれど
「このフェスが起こる前に震災があったでしょう?偶然ではあるんだけど何か災害があってまたこのフェスは意味があると思うんです。不吉な事言う様だけど、災害はこの先必ず起こってしまう。皆さんの街かもしれないし、僕らBank Bandが住んでる東京で起こるかもしれない。皆さんの街で起こったら僕らは心から心配するし、僕らの街で起こった時はどうか僕らの事を想ってください。」
ここで歌われたMESSAGE もタガタメの「左の人 右の人 ふとした場所できっと繋がってるから」にもかかるようなそんな気がした。
誰かが誰かを想う機会を与えられたようなそんな時間だった。
 

そしてMr.Children。
募り過ぎた想いに4人を見た瞬間涙が出る。
桜井さんがいる。田原さんがいる。ナカケーがいる。ジェンがいる。
1日目HEROから始まったのには鳥肌が立った。05年でのHEROで涙した櫻井さんを思い出した。あの頃の桜井さんのHEROは浜田省吾でそれから13年、6年ぶりのつま恋で一曲目にMr.Childrenとして掲げてきたのがHEROで。

ずっとヒーローでありたい ただ一人 君にとっての

そう歌うこのバンドの願いのような想いを勝手に感じた気がした。

「当時このap fesで演奏しようと思った曲があって、ap fesは他のフェスとは違うのが真っ黒のロックTとか着てる人いないんだよ!みんなカラフルで色んな色のTシャツを着ててそんなフェスはap bank fesだけの景色」
それは2005年から始まったこのつま恋での会場でアーティスト、オーディエンスみんなで作ってきたap bank fesだけの特別な景色だということ。
そんな風に言って歌われた「彩り」が今回一番心に響いた。
 

今 僕の目の前の人の笑い顔を作ってゆく
 

桜井さんのひとつずつ丁寧にそして力強い歌い方が、届けようとする想いが聴き手にも伝わったように思えた。

全体的にローテンポで聴かせる曲が多かったように思えた。言葉を大事にこの瞬間を大事に。演奏してくれたように思えた。
here comes my loveはライブで大化けしたと思う。
ギターソロは素晴らしかったし、歌い出しも最高だった。
最後にBank Band。
「僕らが旅に出る理由」「こだま、ことだま。」最終日の 「糸」、「カルアミルク」が自分的ベストアクトだった。
今回櫻井さんは以前のつま恋でのライブと同じようにBank Bandでゲストアーティストを迎えて支えてた。
「自分たちの事になるけどap fesはアーティスト同士が凄く仲良くなれるのよ」嬉しそうにそう話す。
私もそこがapの特別なところだと思う。
超一流のアーティストたちが集まったap bankだけの特別なバンド、Bank Bandをハウスバンドとして色んなアーティストを迎えてここでしか聴けない特別な音楽が奏でられる。
彼らはartist powerを全開でこちらにぶつけてくれる、だからこそこちらもaudience power全開で応える。

そして櫻井和寿という人間は関わった人に前を向ける力をくれる人だと思った。
デビュー前のナオトや、チャラン・ポ・ランタンも然り、彼らに才能があったのもあるだろうけど櫻井さんが関わる事でプラスの力が働く気がした。
中でもROGUE の奥野さんがそうだと思う。
櫻井さんは半身不随のミュージシャンにただ自分が大好きだったそのバンドの歌とごく自然に真っ直ぐに想いを伝え、またステージで歌う元気を与え、バンド再結成に至る程の力に繋げた。
櫻井さんが大好きだった奥野さんは6年後の今回ついにつま恋の地に来て櫻井さんと「終わりのない歌」を歌った。
「終わりのない歌」を歌う前、披露されたROGUE の曲に櫻井さんは本当に優しい口調で
「全部好きな曲だった。自分がリクエストした曲やってくれたのかと思っちゃった。」無邪気に嬉しそうに奥野さんに伝える。
「本当に良いやつなんだよ」奥野さんがそう答えた。
とても仲よさそうな2人にも奥野さんが櫻井さんに向けたその言葉も私にはとても嬉しく思えた。
この人は存在だけで人を前向きにし、その歌で多くの人の背中を押す。
傲らず、優しく、素直だから。
多くのアーティストが櫻井さんに憧れるのもとてもよく分かったし、その櫻井さんの音楽を同じように聴いてた自分も誇らしかった。
暑くて体力的に大変だったけど櫻井さんは殆ど出ずっぱりで演奏して歌ってステージを縦横無尽に走り回ってるのに私がバテる訳にはいかねぇ!という気になってそう思ったら、というより櫻井さんが歌えば疲れてたのが嘘みたいに元気になって何度も復活できた!
彼の歌声、存在が人に力を与える。
このパワーは何なのだろう。
Bank BandがいてMr.Childrenがいて、
多くのアーティストがオーディエンスともアーティスト同士とも繋がって、みんなで作りあげるフェス。
地球のこと人のこと、音楽を通じて繋がって考える。
ap bank fes大好きです。
ずっとずっと続きますように。
また来年も行けますように。

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