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孤独ではない〝孤独の合唱〟

BUMP OF CHICKENの奏でる音と私が出会えた日

私がここでBUMP OF CHICKENについて書かせていただくのは、今回で2回目だ。

前回は、PATHFINDER 2017−2018 マリンメッセ福岡でのライブに、2DAYSで参加した時だった。
生まれて初めてのライブの後で興奮冷めやらぬ中、BUMP OF CHICKENとの出会いや今までの人生も含めライブの感想を書かせていただいた。

ここ音楽文で、BUMP OF CHICKENの名前を見る機会は少なくない。
数で言えば、BUMP OF CHICKENの記事は他のアーティストよりも群を抜いている数だ。
これほど、BUMP OF CHICKENを、彼ら4人の音楽を語りたい人がいるのかと思うと、とても嬉しい。
紛れもなく自分もそのうちの1人であり、今回もBUMP OF CHICKENについて書かせていただく。

先日、7月23日に彼らの新曲である『望遠のマーチ』が各音楽配信サイトでリリースされた。
その前には、PATHFINDER さいたまスーパーアリーナ公演のライブBlu-ray/DVDのリリースが発表されたばかりだ。
望遠のマーチのリリースが発表されるまでは、「リリースはまだまだ先であろう。望遠のマーチより先に新曲発表されている『シリウス』と『Spica』のリリースが先になるのではないか。」などと、勝手に私は頭の中で考えていた。
そう考えたのは彼らが載っている雑誌を読んで、てっきりそうだと私は思っていたのだ。

私は以前から出来るだけ、BUMPが載った雑誌はチェックして買うようにしている。
特にここ1年はPATHFINDERツアーもあったことで、彼らの載った雑誌は沢山発売され、毎号買っていた。
PATHFINDERツアーを終えた今でも、ROCKIN´ON JAPANを始め、MUSICAなど多数の雑誌に彼ら4人や、Vo.Gtである藤原基央のインタビューが掲載されている。
そこで4人が語っていたのは、PATHFINDERツアーでのこと、PATHFINDERツアーが終わり新曲が3曲発表された「今」。

その中でも、藤原基央が語っていた言葉がとても私の心に残っている。

私は『孤独の合唱』を聴くと、私の人生初のライブであるPATHFINDERツアーの福岡公演を思い出すのだ。
決して彼らが、福岡公演で孤独の合唱を演奏したわけでもない。

私の身勝手な解釈だが、この曲の歌詞が私が生まれて初めて見たマリンメッセ福岡での景色を彷彿とさせるのだ。

以下の〝〟内の歌詞たちは、BUMP OF CHICKENの『孤独の合唱』である。
 

〝その手を上げて見せて ここにいると教えて〟

右手を振りかざして、左右にキラキラ輝く無数のPIXMOB。
 

〝君と出会うために生まれる音が 迷わないように〟

常々、彼ら4人がリスナーへ発信していること。
「生まれてくる曲たちはあなた達に聴いてもらうために生まれてくる。これから生まれてくる曲達も。」と。
そして、マリンメッセ福岡の会場でたくさんの音と出会った。

〝いろんな時間が積み重なって それでもまだ続いている〟

あの空間にいた、沢山の人の時間が重なって同じ時間を共にしていたこと。
そこから伸びた時間の上を歩いていくこと。

〝言葉を当てはめたら 壊れるから
出てくるままのかたちで 伝わるから〟

PATHFINDERツアー後、3月23日放送の「ZIP」でライブでの歌詞変えについて藤原基央が「いろんなことを感じるんですよ、自分が。そういうのが歌ってる最中にボロボロと出てきちゃう感じですね、感覚としては。感じたことは伝えたいんですよね、やっぱその時に。」と、話していたこと。
 

〝その手を上げて見せて 生きていると教えて〟

『ray』で〝生きるのは最高だ〟と会場の皆に歌わせてくれたこと。
 

〝君と出会うために生まれる音に 命を与えて〟

以前、未来の鍵を握るラジオの中の学校「SCHOOL OF LOCK!」に出演した際に、藤原基央が「皆の元に届いて初めて曲が完成する。この子達に役割を与えて。」と言っていたこと。
あの空間で初めて生の音を感じて、私の中でBUMP OF CHICKENの曲が完成した気がした。

〝僕らは今日出会った ひとつひとつが響いた
忘れたって構わない ついていくよ メロディー〟

あの日彼ら4人と、初めて出会い、ひとつひとつの音を届けるために響かせてくれたこと。
彼ら4人が以前から常々言っている、「1対何万の対ではなく、会場にいるだけの1対1が、何万通りの対があるんだ。」ということを、君に!君に!君に!君に!とMC中に話しながら、色んな方向を指さして、体現してくれたこと。
 

〝その手を上げて見せて どこまで離れていようとも
君と出会うために生まれる音が 必ず見つける〟

どこにいても全力で届くように演奏すると、唄うと、言ってくれる4人を目の前に、私はここだよと一生懸命右手を振りかざしPIXMOBを光らせたこと。
そして、彼らの奏でる音が私を見つけて出会ってくれたこと。

〝言葉を当てはめたら 壊れるから
出てくるままのかたちで 伝わるから〟

『花の名』で、「会いたい人がいるのなら それを待っている人がいる いつでも」の歌詞のところを〝顔をあげて 僕らを見て 君に会いに来た 音がある ここにも〟と、歌詞変えをしてくれたこと。
その歌詞変えで、会いに来てくれた音と自分がここで出会えたんだという事を強く実感させてくれたこと。
 

〝手と手の隙間繋いだ 消えない証 メロディー〟

7月14日発売のMUSICAで、「俺達とお客さんの間にたとえば100歩分の距離があった時に、俺達が100歩詰めるのも違うし、お客さんに100歩来てもらうのも違うと思っていて。お互いに50歩ずつ歩み寄るような。これは物理的なことではなくて精神的な意味で。同じだけ心が歩み寄って、その歩み寄る場所の目印に音楽があるという、そういうことだと思うんですよ。その音楽目指して、俺達もライヴを観ているあなたも歩み寄っていく。それぞれの位置から半分ずつ距離を詰めていく、その真ん中に音楽があるっていう。」と、藤原基央が話していた。
以前、他の雑誌でも同じような事を話していたと思うが、私はこの話を読んで『孤独の合唱』が浮かんだ。
BUMPの4人である彼らの手とリスナーの手、その隙間を繋いだ消えない証は、彼ら4人が届けてくれる音であり、音楽だということ。

私がBUMPと出会ったのは中学3年生の時で、出会って8年だ。
もっと早く興味を持っていれば、もっと早く自分が生まれていれば、もっと早く彼ら4人と出会っていれば、なんて何度思ったことだろう。
出会ってからもライブには行けない日々で、自分の置かれた環境下を沢山恨んだ。
しかし、8年越しにBUMP OF CHICKENに初めて会うことの出来た、マリンメッセ福岡での人生初ライブで、今までに感じたことのない多幸感を感じることが出来、今日で良かったと強く思った。
 

BUMPの4人の仲睦まじい姿は、レギュラーラジオ番組のPONTSUKA!!を始め、テレビ放送、各紙面、ライブなどでヒシヒシと伝わってくる。
幼馴染であり、友達であり、メンバーであり、互いが互いを必要として、認め、尊敬しあい、メンバーに対しても、リスナーに対しても、いつも誠実に真っ直ぐに向き合ってくれている。

私はそんなBUMP OF CHICKENが大好きだ。

彼らの生きる時代に、同じ時代に生まれて良かった。
以前までは大袈裟だなんて思っていたが、その想いは年々強くなる一方。
出会えて良かったと。
人生を諦めたいと思った過去の私が〝生きるのは最高だ〟と思った。
そう思わせてくれたのは、BUMP OF CHICKENの4人であり、BUMPの曲であり、今まで出会ってきたBUMPリスナーの皆さんだ。

皆さんと出会えたことにとても感謝したい。
そして今、私の想いをつらつらと綴ったこの拙い文を読んでくれているあなたにも、ありがとうと感謝を述べたい。
 

〝孤独〟なのに〝合唱〟
彼らの鳴らす音楽は、独りではないと、毎回思わせてくれる。
 

〝望んだら望んだ分だけ 遠い場所へ〟(孤独の合唱/BUMP OF CHICKEN)

孤独ではない『孤独の合唱』と、望んだら望んだ分だけ遠い場所へと進んでいきそうな新曲『望遠のマーチ』の音が、ライブ会場で私を見つけ出してくれる日を、そして出会うことの出来る日を心から願って。

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