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ネタンデルタール人な私

寄り添ってくれるback numberの存在

模試に書かれているテストの結果の校内順位を見てため息をつく。
4位…

教室の別の方で女子達の声がした。
「すごい!!また1位やん!」

その輪の中にいたのは私の親友だ。
ああ、また負けたんだ…

人一倍負けず嫌いな私は点数も見ずに結果をファイルにしまった。

机に伏せて寝ているふりをする。
そして、私の頭の中である曲のイントロのギターが流れ始めた。
back numberの『ネタンデルタール人』だ。

『なんでいつもあいつばっかみんなに 褒められんだ?頭来んなぁ。
持って生まれてきたものに 差を感じる 不公平だ』
痛いほどこの歌詞に共感する。親友と私とでは頭の作りが違うんじゃないか?とも思う。

『なんであいつと同じに歌えないんだよ 僕も天才ってチヤホヤされたいのに』
天才とか言われてみたい。
みんなにすごいねって言われたい。
なのになんでいつも褒められるのは親友だけなんだろう。

『なんでいつもあいつばっか女に モテまくんるんだ?頭来んなぁ。』
ずっと片思いしていた男の子を親友にとられた。
なんで私じゃダメなんだろう。

なんで?と考えれば考えるほど涙が出てくる。
もう誰の声も聞きたくない。
この現実から逃げたい。
 

2番のサビが終わり、曲調が変わる。
『本当はわかっているのさ あいつの方が重ねている
やるべき事をひたすら 一枚ずつ 一枚ずつ』
本当は親友が塾で勉強している間、私はスマホをしていることも分かっている。だけど知らないふりをしていただけだった。
私と親友のどこに差があるのかなんて、一目瞭然だ。

そしてまたここで曲調が変わる。
『ねぇ僕は本気を出し切れてないだけだよ
なるべく油断しながらうかうか待っててよ
大器は晩成なんだよって ジュラ紀から決まってるんだよ
さぁ晩成を始めよう』
体の底から何かがじわじわと上がってくる。
今に見てろ。次のテストで追い越してやる!
だから余裕ぶっこいててよ!
今から生まれ変わるんだから!!

『僕は僕の歌しか歌えないよ
だから僕を磨いていくしかないだろう
やる事全部全部やって してないって顔してやろう
そしたらもう 妬んでるだけの 時間を終わりにしよう』
あたりまえだけど私はいくら頑張ったって親友にはなれない。だから出来ることをひたすらやって、自分自身を高めていくしかないんだ。
妬んでいるだけの時間とはこれでおさらば。
 

今まで何度この『ネタンデルタール人』の歌詞に救われたことか。こんなに素直で気持ちに寄り添ってくれる歌詞、普通書けないだろう。
「頑張れ」と言われている訳では無いのに、この曲を聴いたあとの私はいつも前向きになっている。これこそback numberのすごいところだと思う。

今までも、そしてこれからもback numberは私の心の中にいて、喜びも悲しみも苦しみも分かちあってくれるのだろう。
そんなback numberを好きになったことを私は誇りに思う。

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