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あなたの作品に会えてホントによかった

米津玄師 「メトロノーム」に寄り添ってもらって

誰でも音楽に勇気づけられたり、そのメッセージに深く心を動かされたり、心の傷をなおしてもらうことがある。
私の場合は米津玄師の「メトロノーム」に救われた。深く深いところの自分を思い出し、そんな自分に寄り添ってもらっていると感じた。
初めのうちひきつけられたのは音楽そのもの。美しいメロディー、美しい音色、美しいコード。美しい声。心地よいリズム。言葉はだれも傷つけない優しさにあふれている。ちょっと哀しいけど、幸せを感じる音楽だ。そしてあのMV。全てが合わさって間違えなく傑作と呼べる作品になっている。
このMVを見ている時に沸き上がってくる感覚が何か、しばらくはわからなかった。それがふと思いついてしまった。
「これは私だ」
例えば時々透けて見える私の中身。
例えば横顔にかかるノイズ。
例えばケータイから溢れる何か。
私はこんな風だった、と思い出してしまった。
この女の子の姿は男の子から見えた姿なのだろう。
米津氏に見えた姿でもあると思う。
今の私としては何で見えるんだろう?と不思議に感じる。
私はこんな形をしているけど自分の形は普段見えない。こんな形で泣いたり笑ったり座ったり、まして自分の横顔なんて見えない。
でも自分の中に飼っているものはちゃんとわかる。
何もない私。真っ黒な私。小さなものを寄せ集めた私。
そして恐らくは美しい花も咲かせていたのだろう。
このMVの女の子のように。
知らず知らずのうちに人を傷つけたり深く失望させたり怒らせたりした。疲れてぐちゃぐちゃになったり大切な人に何かを差し出すことができないこともあった。
思い出すとごめんなさい、という言葉がでてきてしまう。いろんなことをしてしまった、と。
でもおそらくは美しいものも差し出していたのかとも思う。
このMVの女の子のように。

音にも言葉にもそっと寄り添ってもらえるようにこの映像にも私は救われている。
ありがとう。米津玄師。心から感謝の言葉を伝えたい。ありがとう。
あなたの音楽、作品に出会えて本当によかった。
 

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