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BUMP OF CHICKENと化学反応

描いた未来と違う今を生きるわたしに

突然だった。
 

“描いた未来とどれほど違おうと
 間違いじゃない今君がいる“―Spica―
 

休日出勤を終えて夕食を食べた後まったりとアニメ「重神機パンドーラ」第18話を観ていた。BUMP OF CHICKENの新しい楽曲がオープニングとエンディングに使われるというのでネットの先行配信での視聴を始めたアニメである。その前の回から2番が使われるようになったオープニングの‘シリウス’、エンディングの‘Spica’。
まだリリースされていない2つの新曲を一部であるにしろ聴けるのは今のところここだけということもあり、ストーリーの面白さと相まって視聴が楽しみになっていた。

その‘Spica’の歌詞の1フレーズが突然、本当に突然、胸を締め付けるように頭にそして体に流れ込んできて涙が止まらなくなっていた。

“描いた未来とどれほど違おうと 間違いじゃない今君がいる”
 

実は2017年7月にリリースされたBUMP OF CHICKENの‘記念撮影’にも、似たようなフレーズがある。

“そして今 想像じゃない未来に立って 
 相変わらず同じ怪我をしたよ“

“想像じゃない未来に立って
 僕だけの昨日が積み重なっても
 その昨日の下の 変わらない景色の中から
 ここまで繋がっている“―記念撮影―
 

ずっと‘今ここに居る自分’が、過去に描いた未来とはあまりにも違う‘今’を生きていることに例えようもない寂しさを感じていた。過去の自分の選択が間違っていたのではないだろうかとの想いが拭えないでいた。
想像していたのとは違う未来を生きているという想いに囚われてきたわたしは、‘記念撮影’のこの歌詞に共感し、気持ちをなぞってもらったように感じていた。

しかし‘Spica’では、描いていたのとどんなに違う未来を生きていても、そんなわたしのことを‘間違いじゃない’と言ってくれている、そう聞こえた。そのことが突然響いてきてどうしようもなく胸を締め付け涙を流させ、わたしは声をあげて泣いていた。
 
 

BUMPの魅力に憑りつかれた人がよく口にするのが、ある日突然歌詞が頭と心に響いてくるということだ。ずっと忘れられない過ぎ去った何時かの想い、自分にまとわりついて離れてくれない悔しかったり悲しかったり、抗っても自分ひとりでは解決できない、だけど誰にもわかってもらえない想い、そういったものを抱え続けて抱えきれなくて、でも抱えたまま日々を生きるしかなくて…。

そんな日々を過ごしているある日ある時、BUMP OF CHICKENの楽曲の歌詞が突然自分の中で化学反応を起こし、強烈に迫ってくる。このわたしのことをどこかで見ていたのだろうかと思うくらいに強くわたしの‘今’に突き刺さり、そして描いていたものと全く違う未来を生きている今のわたしを認め許してそばに居て背中をさすってくれる。今のあなたで良いんだよ、今までよく生きてきたね、と。

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