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ELLEGARDENが僕に与えたもの

ギターと青春

最後にELLEGARDENとしてのニュースを受け取ったのは10年前。

長いようで短い月日。
短く感じさせてくれたのは、それまでELLEGARDENの皆が何にも変え難い音源を残してくれたからかもしれない。
個々に活躍してくれたからなのかもしれない。
もしかしたら僕自身が歳を取り時間の感覚が変わったからなのかもしれない。
じゃあ、10年前までの僕はどうだったのか。
 

10年よりもう少し前に遡るが、中学生の時の僕は友達がいなくて人相も悪く、半分不登校気味な生活を送っていた。
その日も学校をサボりたまたま見ていたCATVでELLEGARDENのRed Hotに出会った。

なんだこの音楽は。
激しくて、挑発的で、ストレートで意味不明なPVだ。
でもPOPで笑顔で、何かがはじけた。
ちなみに、当時の僕にとっては日本人が英語の歌詞を駆使することも珍しく感じていた。

そんな出会いから一気にELLEGARDEN、そしてギターにのめり込んだ。

相変わらず中学での生活を変えることはできなかったけれど、
細美さんのように笑顔で音を鳴らしたい。
生形さんのようにキラキラしたアルペジオや荒々しくもメロディックなリフでギターヒーローになりたい。
そういう、なりたい未来を持つことができたおかげで、毎日相棒のギターを愛でて練習して、毎日が楽しかった。
 

大学で軽音楽部に入部した頃にはELLEGARDENは休止してしまっていた。
でもELLEGARDENと生形さんを知り、ギターを始めたお陰でここで数々の青春を味わってこれた。

部の友達とどんなライブパフォーマンスが好きなのかをELLEGARDENのライブDVDを見ながら語り合った。
好きな子ができて自分に自信が持てずにELLEGARDENの音楽に逃げ込んで支えてもらった 。
そのモヤモヤを自分のES-335を掻き鳴らして発散させたこともあった。
何より、これまでの辛く感じた青春を取り返そうといわんばかりのでっかい夢を持つことができた。

楽しくて酸っぱい青春も、汗臭くて熱い青春も、全部ELLEGARDENに憧れてきたから味わえたのだ。
ELLEGARDENと生形さんがいなければ僕の青春はなし得なかったのだ。

この10年は本当に濃かった。色々あった。
きっとみんなもそうだ。
色んな事があった10年に違いない。
メンバーにも、ファンにも、その家族たちにも。

残念ながらバンドで大きくなって生形さんに近づくという夢はかなえられてはいないし、
実家を出てギターを弾くことは難しくなって、「過去」の青春は夢物語になってしまった。

大人になって悪いことばかりではなく、今では結婚を視野に入れた彼女と同棲し、社会人としてそれなりの幸せを味わえていた。
何より細美さんが僕たちにやってくれたように、夢を与えるような仕事に携われているのは、それもまたELLEGARDENに出会えたから。

でも、2018年5月10日、全部思い出したんだ。
俺はギターが大好きで、俺も音楽をやってきた。
あの人たちに憧れてきた。
その憧れた人たちが帰ってくる。

ギターが弾きたい。
音楽って楽しいんだぜって。
それぞれ連絡すら取り合えなくなってた大学時代の友達とも、SNSを通じて久しぶりに会話もした。

ELLEGARDENがまた、青春を運んできてくれるんだ。
それと同時に、僕も新しい青春を作ろう。

この復活がどういう頻度での活動になるかわからない。
なんだかんだまた冬眠してしまうかもしれない。
でも、この10年の「色々」に区切りをつけさせてくれる復活に、本当に感謝したい。

ありがとう、これからも僕の人生の主成分はELLEGARDEN。

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