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back number

back numberは、ずるい。

音楽には、2種類あると私は思う。
1つは、広く、浅く、誰にでもある、ありきたりなことを歌う音楽。
もう1つは、狭く、深く、ピンポイントで体験した人にだけ共感できることを歌う音楽。
どちらにもメリットがあるが、一番良いのはいうまでもなく、広く、深くだろう。だが、その音楽を作るのはとても難しい。だがしかし、私の知っている中で唯一、その一番良い音楽を歌っている人物がいる。それこそが私の人生を救ってくれたバンド、back numberのボーカル清水依与吏さんだ。

back numberと出会ったのは2015年冬の出来事だった。『クリスマスソング』をラジオで聴いた。メロディも歌詞も、今まで経験したことがないほど聴いていて心地の良いものだった。ネットで調べると、テレビの出演情報があったので、見てみることにした。
「back numberの皆さんです。」
そんな声とともに出てきたのは想像していたイケメン顔とは程遠い、3人だった。同じ名前の違うバンドかと思ったほどだ。しかし、彼らは私の違うバンドかという不安を一瞬にして吹き飛ばしてくれた。その時は確か『ヒロイン』を歌っていた。『ヒロイン』は、ラブソングである。しかし、私は泣いてしまった。恋はしていなかった。恋なんかしていなくたって泣けた。

 好まれるような

 強く優しい僕に 変われないかな(ヒロイン)

当時私が抱えていた人間関係、成績不振、そして何も出来ない自分へのストレス。私も、皆から好かれることは可能ですか?私も、努力して、強い人間になれますか?私も、皆に対して優しくなれますか?この歌詞を聴いた瞬間に、この人達について行こうと思った。“強くなる”だとか、“優しくなる”とかじゃなくて、「変われないかな」というフレーズが好きだった。

彼らは決してイケメンじゃない。そして、男らしい度胸がある訳でもない。それは三大ドームツアーを控えた今でも変わりはしない。でもこれだけは言える。back numberの曲は、『クリスマスソング』や、『ヒロイン』のようなラブソングだろうが、『ネタンデルタール人』や『黒い猫の歌』など、ラブソングではない歌でも、多くの人の、心の奥深くまで突き刺さるパワーがある。それは万人受けする守りの曲でもなければ1、2人の心にしか刺さらない曲でも無い。
 

だから、back numberは本当にずるい。

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