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記憶に変えて生きて行く

ELLEGARDENにもらったもの

今日は8/19。
4日経って、やっと自分の中で色々と整理がついてきたのであの日のことを書いてみようと思う。
 

2018.8.15

クローゼットの奥にしまい込んでいた2006年のツアーTを久しぶりに引っ張り出して、年季の入ったリストバンドを手首に装着。キャップを被りリュックを背負って家を出た。もうこれだけで既に10年前に戻ったような気持ちだ。
外は超快晴。こんなに晴れ晴れとした気持ちは久しぶりだった。
今日わたしは、ELLEGARDENに会えるんだ。
 

海浜幕張駅に着いたのは8:30。
スタジアムに近づいたら長蛇の列が目に入る。
最後尾を探しに歩いて歩いてたどり着いたのは大草原。どこだここは…と思った。そこから買い終わるまでは4時間の長期戦だった。
途中で売り切れ情報を確認して一喜一憂したり、なんだかもうこれだけで楽しくてしょうがなかった。
わたしは今ELLEGARDENの物販に並んでいる!
それだけでもう気分は最高だった。

やっと購入できるところまで来た時に、ちょうどリハが始まった。Pizza Manのイントロが聴こえ細美さんの声が聴こえてきた。泣いた。夢かと思った。
今、エルレが演奏している。それを聞いている。生きててよかったと思った。
無事にお目当の物も買えたので、新しいTシャツに着替えて開場まで休憩。
わたしは今、新しいエルレグッズを着ている!もう全てが嬉しかった。
 

そして16:30、開場。
ステージの左右にあるスクリーンには「ELLEGARDEN」としっかりと映し出されている。
本当に今からエルレがここに立つのか。
10年前の休止前ラストライブの事、この10年間の事、なんだか走馬灯の様に色々思い出した。隣には友達がいたが、あまり言葉は交わさなかった。
これはただのライブではない。かなり特別な空気が流れていた。みんなそれぞれの想いを巡らせていたと思う。
 

18:05、開演。
ワンオクが出てきた時点で昂りすぎてもう涙が出てしまった。まだ早いぞ自分、と思ったが、本当にこの場に居られるだけで奇跡だと思った。
私はワンオクについては詳しくないのだが、エルレとエルレファンに対するリスペクトがしっかりと感じられる、素晴らしいライブだった。
エルレがなぜこの復活の日にワンオクとの対バンを選んだのか、分かったような気がした。

転換BGMではエルレと所縁のあるバンドの曲が次々と流れた。エルレから仲間たちへの愛を感じる時間だった。
 

19:05
10年前と変わらないSE。とんでもなく画質の良いスクリーンには10年前にはなかったであろう技術を駆使したアニメーションが映し出され、ついにELLEGARDENが登場した。
約束のSupernovaから始まり、一発目スクリーンに映った細美さんを見て、涙が溢れた。
そこに映ったのは、ELLEGARDENの細美武士だった。
the HIATUSでも、MONOEYESでもなく、完全に、完璧に、間違いなく、ELLEGARDENの細美武士だった。
本当に帰ってきた。ELLEGARDENが帰ってきた。
10年前と同じ、キラッキラの笑顔がそこにあった。

1回目のMCでの第一声「こんばんはー!エルレガーデンです!」が聞けるまでは涙が止まらず、現実なのか夢なのかの判断もできないくらい、本当に夢の様な光景ばかりで、曲のことはあまり覚えていない。

細美さんは「おーい外の連中ー!怪我すんなよー!」と音漏れを聞きにきていた人たちに声をかけた。外からはウォォォオ!という雄叫びと歓声が、中の私たちにもしっかりと届いた。
この人は本当にどこまでも愛のある人だと思った。

どんどんと曲は進み、聴きたい曲が次々と出てくる。
次の曲のイントロが始まる度に歓声が湧き上がる。
そりゃそうだ。ELLEGARDENが2018年に音を鳴らしている、それだけで、どれを演っても“聴きたかった曲”になるのだから。

強いて言うならば、個人的には、Middle Of Nowhereが最高だった。
昔から大好きな曲。世界で一番好きな曲。
またこれを聴ける日が来るなんて。
細美さんはこの曲をやる前に、「オールドファンに捧げます。」と言った。
この曲の細美さんの表情とウブさんのギターは、他とは違う、ちょっと特別な物があると思っている。

もうここから先は楽しさと嬉しさで笑顔爆発。(たまに涙。)
10年待ったオールドファンも、リアルを知らなかった若いファンも、世代問わずあの場にいる全員がしあわせの感情を爆発させていて、とんでもなくハッピーな空間になっていたと思う。

途中途中で、上手カメラからのウブさん細美さん高田さんの3人が並んでいる所や、正面からの細美さん越しの高橋さんが映る度に、
あーELLEGARDENだ、これだ。本当にエルレが帰ってきたんだ!!と思って涙した。
10年間何度も思い出した光景が、また目の前にあった。
何度も言うが、本当に夢の様だった。

細かい言い回しまでは詳細に覚えていないのでMCを書くのはやめておくが、細美武士は本当に優しい人だ。
言葉は少々乱暴だが、彼はいつも寄り添ってくれて、励ましてくれて、私たちに希望をくれる。
生きていれば上手くいかない日もある。けどいつか必ず、今日よりも素晴らしい日がくる。
彼はいつもそう教えてくれる。
実際わたしは10年ぶりにELLEGARDENのライブを見て、細美武士の言葉を聞いて、なんだかこの先の人生、何とかうまくやっていけるんじゃないかなーっと全く根拠のない自信が出てきた。すごいことだと思う。すっかり忘れてたけど、エルレはそーゆうバンドだった。こんなに不思議な、すごいパワーのあるバンドだったんだ。
10年経ってもやっぱり、わたしにとって何にも変えられない存在だった。
 

本編最後は虹。
この最高な1日を、記憶に変えて生きていくのだ。

アンコールでは、今日だけは誰も1人にならないように、と隣の人と肩を組んで円になって、Make A Wishを歌った。みんな笑ってた。

本当に夢みたいな時間だったんだ。
最後には大きな大きな花火が上がり、最高の夏の一日が終わった。
 

ELLEGARDENに再会できた日から4日経って、わたしは今夕焼け空を見ながらこれを書いている。
あの一日は一体なんだったんだろう。
夏の終わりを感じながら、今日一日色々考えた。
考えてもなんだかよく分からないし、いまだにあれは夢だったんじゃないかな、なんて思う。
けど、わたしの手首にはまだあの日のリストバンドが付いている。現実だ。ELLEGARDENは復活した。
 

平成最後の夏にあったこの出来事を、わたしは一生忘れないし、この先の音楽史でもきっと語り継がれる事だろう。そんな伝説の1日に立ち会えたこの事実だけで、生まれてよかったとさえ思える。
彼らも、二日酔い三日酔いが覚めたら、今日が一体なんだったのか、考えることにするよ、と言っていた。
ELLEGARDENがこれからどうなるのかは誰にも分からない。きっと本人達にもまだ分からないんだろう。
でもそれで良い。終わりが決まっていないなら、それで良い。
 

おかえりなさい、ELLEGARDEN。
あなた達に出会えて、好きになれて、再会できたことは、わたしの人生の財産です。

2018年8月15日。一生忘れられない夏になりました。
ありがとう、ELLEGARDEN!

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