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新曲「ここに」で味わう楽曲提供の旨味

様々な筆跡の「関ジャニ∞」

関ジャニ∞のファンにとって、2018年は忘れられない年になったことは間違いない。
「昭和と平成を跨いできた」と共に歌った仲間と平成最後の年に別れることになるとは、誰が想像しただろうか。

6人でツアーを開始、初日の札幌で前作の「応答セヨ」からおよそ10か月ぶりのニューシングルリリース告知。その新曲「ここに」が、ようやく9月5日に発売となる。

提供は飛ぶ鳥を落とす勢いのWANIMA。
これはライブで既にフルコーラスを聴いた個人的な感想だが、大正解だ。
6人で初めて出すシングルが「ここに」で本当に良かった。

関ジャニ∞はいつも包み隠さず「現在の自分たち」をリリースしてきた印象だが、今回はその真骨頂でもあるといえる。
圧倒的なメインボーカルを欠いても尚、厚いコーラスや歌割の妙、そして楽曲とのシンクロ率の高さによって、eighterがよく口にする「エイトらしさ」をここにきて更に高めてきた。
 

さて、私は関ジャニ∞における「別アーティストからの提供曲」というものがとても好きだ。
更に言えば、「別アーティストのシグネチャーが残る提供曲」が好きだ。誰が作ったか、誰の曲かがすぐわかる楽曲が好きだ。そしてその「名乗り芸」のうまいアーティストが好きだ。
 

「ここに」はすごい。
どこを切り取ってもWANIMAだ。
WANIMAが演奏しているのが、聴いたこともないのにはっきり聴こえてくるくらいWANIMAだ。
個人的には、「関ジャニズム(2014)」の高橋優による「象」、そして「関ジャニ∞の元気が出るCD!!(2015)」の山口隆(サンボマスター)による「ふりむくわけにはいかないぜ」に堂々匹敵するくらい、見事な名乗り芸であった。

ゆず、OKAMOTO’SやKANA-BOON、星野源、他にも数え切れないほどのアーティストが自らのシグネチャーそのままに関ジャニ∞に楽曲を提供しているが、やはりはっとさせる楽曲の多くは「そのアーティストの声でも聴こえるか」であることが大きい。
のちにセルフカヴァーの情報などが流れてくると、人知れず満たされた気持ちにすらなる。
 

そして関ジャニ∞というグループは、そういった「個性そのまま」の曲を咀嚼するのが本当にうまい。着せ替えをさせられている、歌わされているといった印象を持ったこともないし、何よりきちんと「関ジャニ∞」の楽曲にする力がある。
音楽チームの成せる技もあるだろうし、やはりそこは15周年を迎えるグループとしての地力である。ばらばらの個性がなぜか見事にひとつになるのだ。
 

ところで、シグネチャーという言葉が好きだ。ある海外のファッション番組でそれは「自分らしさ」だと言っていた。誰が作った服かわかるデザインをしろ。オリジナリティとはまた違ったそれ。

私にはそれが筆跡のように思えて仕方がない。
様々なアーティストによる千差万別の筆跡で書かれた「関ジャニ∞」というグループ名が大好きだ。それは紛れもなく私たちeighterが応援したい彼らの名前で、彼らのシグネチャーである。
 
 

8月31日のMUSIC STATION。
eighterしか見たことのなかった6人の関ジャニ∞が、ついに世に放たれた。
力強く打ち込まれた「ここにいる」という5文字の楔が忘れられない。
7人の声で聴けたらどうだっただろうと詮無いことを考えたりもするが、7人だったら「ここに」はきっと生まれていないだろう。

今はただ、WANIMAの書いてくれた「関ジャニ∞」を堪能したい。
私たちの応援している彼らの名前は、こんなにも格好良い。

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