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勇気を持って 美しく、強く生きること

ファンファーレ / sumika から伝わるメッセージ

国民的音楽番組に出演し、Twitterでトレンド1位にランクインし、日本中の話題をかっさらったバンド・sumika。
これを読んでいる人なら、おそらく全員が知っていると言っても過言ではないだろう。
そんな彼らの『ファンファーレ』という曲は、まさに今様々な困難に直面しているこの国を、とても勇気付けることだろう。

この曲は、青い。MVも歌詞も世界観も、いろいろな意味で青い。どこまでも真っ青だ。
歌い出しのアコギ、サビのあらゆる楽器、そして太くてたくましい歌声が、何かが始まる衝動を表現しているようだ。

「夜を越えて 闇を抜けて 迎えにゆこう
光る朝も 雨も虹も 今から全て迎えにゆくよ」

『ファンファーレ』は、劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』のオープニングテーマだ。
病気で余命が残されていない少女を主人公とするストーリーは、ところどころに、死と隣り合わせな感覚をはらんでいる。
そんな劇中で流されるこの曲は、それでも生きたい思い、ただ生き延びるだけではなく命を燃やしたいという、強い思いを描き出している。
死と隣り合わせだからこそ、力強い「生」をありありと感じさせることができるのだ。

「暗い暗い暗い部屋を作って 目を塞げば気付かない
チクチクチクチク 心は傷まない
眩しい眩しい光遮る カーテン開くのは
他ならぬ僕だ 震えた僕の手だ」

生きることは、辛い。
目を背けたら、見たくないものを見ないで済む。
けれど、「生」を感じ、美しい人生を生きるためには、どうしても勇気が必要だ。
Nothing Venture, Nothing Gain.
日本語で、蒔かぬ種は生えぬなどと訳される。
どうなるか分からなくて、傷つくかもしれない怖い状況で、それでも一歩踏み出せる人だけが、喜びに溢れた人生を手に入れることができる。

今これを読んでいるあなたは、確かにここに存在している。
そして、目を塞ぐのも、その場に立ち尽くすのも、力強く歩むのも、全て自分次第な世界に生きている。
生きる目的が見つかったとき、自分を好きになったとき、誰かの愛に触れたとき…
そんな至高の喜びを感じたくはないか。

音楽雑誌のインタビューで、vo.片岡健太さんは、「この曲はsumikaを組んだばかりの頃を思い出して作った」と、繰り返し語っている。
がむしゃらに走った日と同じ気持ちで作ったからこそ、若い衝動を書きならせるのだろう。
sumikaは、片岡さんの不調で、2015年に活動を休止していた。
音楽ができることが当たり前ではなくなった彼らだからこそ、何かが始まる胸の高鳴りや、日々を全力で生きることの大切さを、等身大が伝わってくるのだろう。

煌びやかでもあり衝動的でもある音が、鼓動を早める。
遠くまで響きそうな声が、力強く背中を押してくれそうな声が、ひとつひとつの言葉を丁寧に紡ぎ出す。
朝、虹、光
前向きなキーワードが、心に入ってくる。

この曲が終わったとき、胸が高鳴ってはいないか。
なんでもできそうだと思わないか。
人生を変えられそうな気がしてこないか。

さあ、勇気を出して。
”愛しかないしか”が合言葉のsumikaが、そして世界が、愛を持ってあなたを応援している。

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