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やっぱりback numberが好きなんだ。

お腹の子にも聞こえるように

 
9月。
暦の上では秋なのに。寝るときクーラーかけないと暑くてもわもわするし、昼間は窓あけて扇風機を強めにかけてもどこか暑い。買い物に出たらまだ汗をかく。ずっと止まってる車の中はもうサウナ状態だ。

「あ、めっちゃボコってなってる。足かな」

わたしのお腹のなかにいる赤ちゃんも、暑いなって思ってるかな。アイス食べたいけど冷たいー!ってなるのかな。なんだか可愛くて笑ってしまう。

妊娠が分かったのは自分の誕生日が終わったばかりの2月末。そのときは嬉しい反面、自分がお母さんになれるのか不安でたまらなくて涙がとまらなかった。
そこから何ヶ月もたち、わたしのお腹はぽっこり。いや、ぽっこりなんてレベルじゃないほど丸い。
あの時の不安が嘘のようにお腹にいる赤ちゃんのことを愛おしいと思うし、子供大嫌いだったわたしが街で子供を見る度にニヤニヤするようになった。

「元気ー?」

わたしの大きなお腹を大きな手でさすりながら赤ちゃんに話しかける大好きな旦那さん。
悪阻や脳貧血で辛くて崩れそうなとき、いつも支えてくれた彼は夜勤が終わり寝るとき必ずわたしのお腹をさすっている。たまに優しく叩き、そこに赤ちゃんが反応すると「ふふっ」って嬉しそうに笑うのをわたしは知っている。

彼はほんとにあったかい人だ。お腹の赤ちゃんは男の子で確定してるけど、心底彼のような人になってほしいって思ってる。
付き合ってだいぶ経つし、結婚して一緒に住むようになっていろんな面をたくさん見ているけど、ものすごく大好きで愛おしい存在だ。
そんな彼が何故わたしと結婚したのだろうって思ってしまう。
産まれたところも、育ったところも、仕事も、年齢も、何もかも違う。本来なら出会うはずなかった。

たったひとつ。
” back number が 好き ” ということだけで、繋がった。

2年前の2016年9月。
back number の ファンクラブ限定ライブ。

わたしは第1希望にも第2希望にも外れ、仕方なく入れた第3希望の会場が当選した。仲のいい友達とは離れ全く知り合いのいない会場。同行者なしの1枚限定応募だから、不安だったのを覚えてる。

でもわたしは知らない。
ここの会場に、彼がいることを。
人生でいちばん好きになり、付き合い、結婚し、彼との子供を授かるほどの人がいることを、わたしは予言出来るはずなかった。

彼に片想いしていたときも、付き合ってからも、ずっとずっとそばにはback numberがいた。

ただでさえ遠距離なのに仕事の関係で連絡の時間が合わず何度も不安になった。声が聞きたくて電話しても出ないことがお互いにあった。

もういいやって思ってしまうこともあった。

今日は月が奇麗だよ
そんな理由じゃ電話はできないよな
理由の問題じゃないか / sympathy

いつもきっと二人は同じように願ってるのに
こんな風になるのはどうしてなんだろう
胸が痛いな / sympathy

この歌を聴いたとき、「いい加減にしろ」って思ったのを覚えてる。
どうしてわたしの気持ちを歌うんだと。依与吏さんの綺麗な声は嫌というほど心の奥底に響いてきた。

それでも気付けばここで笑ってるんだから
こんなふうに二人は ゆっくり一つに / sympathy

おなじ歌なのに。ここの部分では救われる。
大丈夫、って言われてる気がした。

妊娠して悪阻や脳貧血で何度も倒れ、辛い日々のときback numberのことを考える余裕はなくなった。
せっかくのドームツアーも自分の体調や何よりお腹の赤ちゃんのためにも応募すらしなかった。
「行きたいな」とは思ったけど、いざドーム当日になると「あ、今日なんだ」とTwitterのTLで知った。とくに羨ましいと強く思うことはなかった。ただなんとなくセトリは気になった。

新曲【大不正解】が発売されると知ったのも、公式発表から数日経ったあとだった。へー、って軽く流した。ただなんとなく良いタイトルだなって思った。

発売日も特に予約はしていなかったから、当然我が家に届くことはなかった。みんながフラゲ~って写真を載せてても別にどうでも良かった。ただなんとなく歌詞サイトに歌詞をみにいった。

発売日から数週間たち、旦那さんとカラオケに行った。back numberじゃないのを歌っていた。

僕等は完全無欠じゃ無い~

曲をいれる機械から無意識に画面へと目線を移す。
それは、旦那さんも同じだった。

大不正解のMV。たった数秒間。
発売してますよっていう宣伝。

引き込まれた。

それは、久しぶりに感じた気持ちだった。

ほんとに数秒間流れて、一瞬の沈黙のあと、「やっぱりいいね」旦那さんが言った。同じ気持ちだった。

あー、なんか。なんか。
back number好きだわ、って思った。

FCだって更新手続きしようと思ってたし、なんとなく気になっていたし冷めていたわけじゃないけど。
” 妊娠 ” というひとつの区切りで他のことが考えられなくなってback numberもそのひとつだった。

でも、その数秒だけの動画で今まで忘れていた何かを取り戻したような気がした。

【大不正解】のカップリングに【ロンリネス】という曲がある。3回くらい聴いたあとに、うわーこの曲めっちゃ好きだって思った。

ネガティブなわたしは、きっと人間界のカップリングなんだろうしお酒飲みながら適当に作られたんだろうし、もしかして神様に作らなきゃ良かったと思われてるかもしれないって思う。

‪同じ材料でお馴染みの作業で‬
作れるんなら 全部同じにしといてよ / ロンリネス

笑っちゃうほど共感できる。

それでも、わたしを選び愛してくれた彼がいる。そしてこれを書いてる間もぽこぽことお腹を蹴ってくる大切な小さな命がわたしのお腹にいる。
赤ちゃんはこの人のところに行きたいってママを選んでくるって話、信じたい。

お腹のなかで聞いてるだろうか。
気づいたら名前を呼びかけてること、胎動が激しいときに落ちついてーって言ってること、旦那さんがいないときに旦那さんの名前を思わず呼んでしまっていること、「あ、焦げた」って料理を焦がしたこと、「まーたボールペン入ってる」って言いながら洗濯を干していること、そして、back numberの歌声。

この子が産まれてきたら、聴かせようと思う。

女々しい男の子になっちゃうかなってすこし心配ではあるけど。

back numberはいつもパパとママのそばにいて支えてくれてたんだよって、教えてあげたいって思う。

元気に産まれてきてね。

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