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フェスで感じたORANGE RANGEのすごさ

久しぶりにフェス会場でみたオレンジレンジは、やっぱりフェスの王様だった。

「今日の景色を私は一生忘れへんやろうな。」
何度か言ったことのある台詞を、今までとは異なる圧倒的な強さでそう感じた。2018年のフェスの一幕。
 

オレンジレンジのライブを初めてみたのは、2005年だった。
当時の私は、オレンジレンジを見るのも初めてなら、ライブやフェスさえ行ったことがなく、さらには家族以外の人と旅行も行ったことがなく、ないない尽くしの何もかも初めての旅だった。にも関わらず、用意もそこそこに、気がつくとチケットを握りしめて年末の沖縄に飛びたっていた。
沖縄で大好きなオレンジレンジと年を越したいという一心で。

そこで初めて、こんなにも人の圧ってすごいんや!と体感するくらい大勢の観客の波にのまれ、ドラえもんやタモリさんくらい実在するのか疑問に思っていた大好きなオレンジレンジがすぐ目の前にいて、とにかく始終楽しかったのを今でもよく覚えているし、そのとき10年後の夢を抱いたのも覚えている。
『10年後もオレンジレンジのライブに行って、笑って過ごしていますように!』と。
 

それから、早いことに10年以上が経った。
その当時、まわりから「アホな夢やな~」と笑われていた夢は見事に叶い、それどころか13年前には想像していなかった絶景まで今年見ることができた。

出会ってからの13年間ツアーやイベント、対バン等、様々な機会でオレンジレンジを見ていたが、そういえば、ここ数年オレンジレンジが出るフェスに行けていなかった。

この日のフェスは、若手邦ロックバンドが集うフェスだった。客層がいつものオレンジレンジライブより若く感じた。musiQが発売されたとき、彼、彼女たちは小学校低学年くらいかな?もしかして、お母さんがオレンジレンジファンなんですっていうくらいなのかな?なんて思いながら会場を見渡していた。
いくつものステージがある会場でオレンジレンジの集客が全く読めないでいた。
オレンジレンジのグッズを身に付けてる人が少ないように思えて、なんとなく心配さえしていたくらいだ。

ところがどっこい!
始まる少し前にオレンジレンジのステージに移動してみたら、人人人人人人人人…!!!!!
私の後ろからもどんどん人が入ってきて、本来人が入らない場所も人で埋め尽くされていた。そして、始まったと同時に巻き起こった、オレンジレンジの進撃に笑いながら嬉しくて泣いた。

この景色を私は見たかったんやなぁと自分の心をそのとき知った。
やっぱり彼らは間違えなくフェスの王様だった。
ツアーやライブハウスではなく、オレンジレンジはやっぱりフェスがよく似合う。私に夏フェスの楽しさを教えてくれた彼らが、進化して帰ってきた。
いや、別にいなかった訳じゃないし、帰ってきたっていう表現はおかしい。私がオレンジレンジの出るフェスに行ってなかっただけだ。
久しぶりにフェスでみた彼らの存在感は圧倒的で貫禄さえ感じた。この日私がみた景色は、私がずっと待ち望んでいた絶景だった。
オレンジレンジファンだけが集まる場所ではなく、なんとなく知ってる、昔聞いていたからちょっと行ってみようという、少し興味がある人たちを巻き込み熱狂させるのがオレンジレンジの醍醐味やと思っている。
絶対的にライブが楽しい。初めてでも間違いなく楽しい。
ちょっと聞いてみようがちょっとでは収まらなくなり、どんどん人が集まってくる様子をみて、勝手に震えていた。
観客の拍手や歓声、掛け声、レスポンスがその日どのアーティストよりも大きかったように思う。

そう!「刺激がほしけりゃバカになれ!」と歌っている彼らは人を楽しませること、盛り上がらせることに非常に長けている。

チラチラリズムから始まり、大ヒット曲、上海ハニーでぶちあげさせるともう最後まで止まらなかった。

3人のボーカルがそれぞれ煽ってくる。そりゃもう、ちょっと見てみようでは、済まなくなる。始めの何曲か聞いて次の別のステージに移動しようと思っていた人が、いつの間にかカチャーシーを一緒に踊っている。
YAMATOの吹く指笛で沖縄気分が高まったら「いーやーさーさー」のコール&レスポンスも人一倍大きい声で叫びたくなる。
身体が勝手に動く、歌詞を勝手に口ずさんでしまう。
もうそうなったらとまらない。とにかく楽しくなる。
そこにいるみんながそうで、盛り上がりが盛り上がりをうんで、盛り上がって!盛り上がって!一体感も熱量もすごいことになっていた。

オレンジレンジが引き金をひき、そこにいる全員で作り上げる幸せな空間は13年前も今も何も変わらない。
みんなが笑顔な極上空間に私も笑いながら、跳び跳ねながら、歌いながら、嬉しくて泣いた。

HIROKIのMCはゆる~くおもしろい。
YAMATOのMCはどんなところでも変わらず下ネタですべっている。笑
二人がいるからRYOのMCはいつも真面目に感じる。
三者三様。MCの役割分担もそうだが、歌の低音・中音・高音のハーモニーも唯一無二。

配信が開始されたばかりの新曲Hoppingを披露したときも、初めて聞く人が多いであろう新曲だったにも関わらず、観客はその熱量を下げることはなかった。

幅広い音楽を提供し続けてくれる彼ら。

私はずっと、アンチの人たちに、あなたたちはオレンジレンジの本当のすごさを知っていますか?と投げかけたかった。
急に世に出てきた人気者は、2ndアルバムで200万枚以上を売り上げた。そんなオレンジレンジに当時冷やかな意見をいう人も多かった。
ピークが去ったとき、私のまわりでも「まだ活動してんの?」「最近全然見ぃへんな」など言ってくる人も多くいた。

自らのルーツを踏まえながら、新しい音楽を見せてくれるORANGE RANGEのロックをどのくらいの人が知っているのだろう?
15年以上、彼らが音楽活動を続けてこれたのは、偶然ではない。地力があったからだと思っている。というか、信じている。

お寿司食べたいなと思ったとき、必ずオレンジレンジの『SUSHI食べたい』が脳内をエンドレスリピートする。「寿司食べたい」と寿司ネタを並べただけの歌詞なのに、かっこいいのはなぜだろう。

他に類を見ない、ボーカル3人の絶妙な役割分担。3人それぞれの独自性溢れる歌詞にNAOTOがうみだす楽曲。

ヒット曲も多く、日本中でブームを巻き起こした名曲『花』のイントロが流れたときの悲鳴にも似た歓声の大きさは、会場を声で揺らしているように感じた。
オレンジレンジのヒット曲はこれだけではない。
CM曲にもなった『以心電信』では、みんなが歌い、みんなが跳びはね、会場を揺らした。
ドラマの主題歌になった『イケナイ太陽』では、みんなが叫び、みんなが暴れ、会場をさらにさらに熱くした。
そんな中、YAMATOは自分のパートの時に座り込んで水を飲んでいた。岡崎体育以外に曲中に歌わず普通に休憩挟む人初めてみたわ。笑
「休むなや!」とHIROKIに怒られ、今度は激しく身体を動かしていた。とにかく自由すぎるパフォーマンス。変わらない様子にほっこりする。

そして、『キリキリマイ』が始まって、13年前のことを鮮明に思い出した。
13年が経とうとしているが、キリキリマイの3!2!1!で年越しをした、沖縄の年越しライブを。

凄まじい轟音が鳴り響く中、ステージを去っていったかと思ったら、アンコールのコールをほとんどする間もなく、再び登場。みんなが帰る前に早めに出てきたとのこと。

最後を締めくくったのは『お願い!セニョリータ』。彼らの魅力が存分に詰まった夏曲。
会場みんなが笑顔だった。
会場みんなが身体を揺らして楽しんでいた。
この会場の盛り上がりにも、その様子を嬉しそうに眺めるオレンジレンジの姿にも、嬉しくてまた泣けた。

この日初めてオレンジレンジをみた人もたくさんいたと思う。
気づいてくれただろうか?
フェスの王様のすごさに。
15年を経っても、色あせるどころか、新たな魅力を見せ続けるORANGE RANGEに。

私を救ってくれた彼らの音楽が本物だとこの日証明されたように感じた。信じていたものが確かにあってとても嬉しかった。
初めてオレンジレンジのライブに行った衝撃の次に、伝説的な一夜だった。

オレンジレンジは今年、全国各地10ヵ所以上のフェスに出演した。やっぱりフェスにオレンジレンジの存在は欠かせない。
みんなのもとにも素直にオレンジレンジの曲の良さや楽しさが届いているといいな。

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