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VIP PARTY

私が見た[ALEXANDROS]とは

気がつけばあの日から1ヶ月以上が経っていた。
この1ヶ月の間、何度も何度もあの日の事を記録しておこうとペンを手に取ったが、結局は書いては消すの繰り返しだった。感じたことが多すぎて、上手く文章にまとめられないのだ。
だから、この先の文章は、8月16日のあの日、私が何を感じたか素直に書いてみようと思う。
 

8月16日、午後5時過ぎ。私は千葉県のZOZOマリンスタジアムの一塁側のイスに腰を下ろした[ALEXANDROS]のVIP PARTYの開催地だ。思っていたよりステージは遠く、少し残念に思ったが、それよりも周りにいる沢山のファンの人たちと、[ALEXANDROS]との時間を共有出来ることが何よりも誇らしい気分だった。

そうと言うのも、私は中高生の時に、[ALEXANDROS]を始めとするバンドというものに関心を示す友人が少なく、好きな曲の良さを共有することはほとんどなかった。そのため、スタジアムの中に[ALEXANDROS]と書いたTシャツを着ている沢山のファンを見て、感極まりうっかり涙がこぼれそうだった。
 
 

午後6時過ぎ。BGMが止まり、ストリングス隊の演奏が開始。会場はこれでもかという期待感に包まれる。メンバーが順番に登場し、演奏を始めていく中、観客は残りの1人、絶対的フロントマン川上洋平の登場を待ちわびる。観客席後方より、一際大きな歓声が上がる。なるほど、後ろからの登場だったか。そして、その姿が全観客の前に現れる。遠いと思っていたステージは、彼が上に立つだけで、キャパシティの大きさを感じさせないものになった。自分の目に[ALEXANDROS]が映っている。5年間、願い続けた[ALEXANDROS]のワンマンライブに自分が参加している。脳がそう感じた瞬間に、私の目からは涙が溢れでていた。

そして、ステージで繰り出されのは、ワタリドリ。何度も何度も聴いたお馴染みのギターが、会場を包み込んで行く。音楽で人は繋がるとよく言うが、それは本当だと思う。このイントロを聴いた会場にいた観客全員が片手をあげ、その場でジャンプをした。スタンドから見ていても、その一体感は見事なものであった。ワタリドリという曲を通じて、3万人を超える観客が1つになった。

その後、リリース順に人気曲を中心に披露し、完全に温まった会場をクールダウンさせたのがspy。

“「我が人生に悔いはない」ってさ”
(spy/[ALEXANDROS])

3万人の大観衆の前で、高らかに歌い上げる川上洋平の顔は、自信に満ち溢れていて、ふとこのバンドを好きになって良かったと思わされた。
バンドの目標である、世界一のバンドになるためかどうかは定かではないが、最近では海外でのライブも増えた。ある友人に「[ALEXANDROS]は遠い存在になりつつあるね」と言われたことがある。そのとき私は、上手く返事をすることができなかった。心の何処かで、確かになと納得してしまう部分があったからだ。
でもそれは違うとこの時思った。[ALEXANDROS]は自分たちが夢に向かって羽ばたき、傷だらけで戻ってきて、まためげずに羽ばたくところを私たちに見せてくれる。その姿で、私たちは大きな感動をもらって、私たち自身も羽ばたいていく力を手にする。背中を押されるだけではない。夢は別々かもしれないが、一緒に羽ばたいてくれる、その存在は、決して遠くない。むしろ近くで見守ってくれているとも言える。だから、私も彼らみたいに、正々堂々と自分の人生に悔いがなくなるまで飛ぼうと思う。
 

言いたいことはまだまだある。しかし、その言いたいことをまとめて文章にする能力は私にはない。それほど、このVIP PARTYで感じたことは多かったし、あの場で感じた感動は、変に言葉にすると崩れてしまいそうである。だから、どれほど私が感動したかどうかは、ここに書きしるさないで、私の胸にしまっておこうと思う。

10月からはアメリカツアーが始まる。
私も10月からは大学に戻って、夢に向けて勉強をする。それぞれが違う場所ではあるが、[ALEXANDROS]に負けないように、私も努力しよう。
そして、くじけそうになった時は[ALEXANDROS]のライブに行って、刺激を受けてまた明日から頑張ろうと思う。

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