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クリープハイプに期待を裏切られた

『泣きたくなるほど嬉しい日々に』

9月25日クリープハイプアルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』が手元に届く日。
 

予約注文した2ヶ月前からこの日が来るのをずっと心待ちにしていた。
 

配達希望時刻は18:00〜21:00。
なのに、なのに、21:00になってもチャイムが鳴らない。
 

なんで?どうして?あれ、日にち間違えたかな?
 

そんなことを思っていたら隣人が不在票を持って家を訪ねてきた。そこには私の名前と20:05ご不在でしたの文字。
 

いやいや、そこ私の家じゃないからね。
私18:00からずっとスタンバってたからね。
ふざけんな。速攻で配達員に鬼電。
 

ほんと最近ついてない。
雨には降られるし、恋人とはうまくいかないし、仕事はつまらないし、香水はつけすぎるし、イヤフォンはなくすし、ライブ抽選は当たらないし。
 

数十分後、配達員がチャイムを鳴らした。
本当は文句の一つでも言ってやろうと思ったが、私にはその度胸がなかった。
スッキリしない気持ちのまま、配達員を見送った。
待ちに待ちに待ちに待ったアルバムが届いた。
 

本当はもっといい気持ちで開封したかった。
でもきっとクリープハイプなら、私の怒りや悔しさ悲しさといったぐちゃぐちゃな感情を新曲で代弁してくれているはずだ。
クリープハイプはいつもそうだ。日常の負の感情を歌にして、代弁してくれる。黒くて重くて苦い感情を曲にして歌詞化して消化してくれる。期待しながらアルバムを聴き始めた。
 

しかしその期待は裏切られた。
 

私の日常に寄り添って、感情の吐き出し口となってくれていたクリープハイプが、私を抱き寄せ、包み込み、慰めてくれているように感じた。
 

いままではつまらない最低な日常を私の代わりにぶん殴ってくれていたクリープハイプだったけど、今日私が出会ったクリープハイプは、私の心のもっと深いとこまで入ってきて、内側から溶かすような、なんと表現したら良いのか、いままでとは違う、期待していたものとは違う、むず痒い、照れ臭い、けどとても心地よかった。
いい意味で期待を裏切られた。
 

とても優しく、でもまっすぐな言葉たちに、なんだか泣きたくなった。
 

いつのまにかぐちゃぐちゃした感情は消えていた。
すごいね、音楽って。クリープハイプって。
 

嫌なことがあった。良いことがあった。
つまらない1日だった。楽しい1日だった。
クリープハイプが、このアルバムがあれば、きっとどんな毎日でも泣きたくなるほど嬉しい日々になるんだろうな。

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