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世界で一番温かいフェス

最大級の感謝を込めて~Mt.FUJIMAKI 2018~

6月に行われたファンクラブイベントで
「藤巻亮太 初の野外フェス 開催します!」
と宣言してから約4カ月。
この日が来るのをどれだけ楽しみに日々過ごしてきたことか。
ところが今年はとにかく台風が多く
1週間前に発生した台風25号は開催直前まで私を苦しめた。
長らく藤巻亮太ファンをしている中でも最も見たいイベントといってもいいこのフェス。
どうか開催してほしい。。
たとえ自分が参加できないとしても、このフェスのためにずっと走り続けた彼の想いを
どうか叶えてほしいと。
きっと自分以外の多くのファンも同じ気持ちを抱えていただろう。

そんな願いが通じたのか、
10月7日は信じられないくらいの快晴になった。
会場になった山梨県山中湖交流プラザきららのステージの後ろには見事な富士山。
太陽の光を浴びて、キラキラ輝いていた。

ステージに登場した藤巻亮太。
清々しい表情と笑顔。
やっとこの日を迎えたという想い。
表情だけで伝わってくる。

1曲目はまさかの「粉雪」
普段はライブの中盤から後半に登場する曲だ。
それをいきなり1曲目に持ってくるあたり、
このフェスにかける想いが分かる。
この曲は山中湖の近くのスタジオで生まれた曲。
今までに何度もライブで聞いたことがあったが、この日の「粉雪」はちょっと違った。
弾き語りで一層高音の美しさが際立ち、山中湖に歌声が響き渡る。
1曲目からこんなに絶唱してしまって大丈夫だろうか?と心配するほど熱量をもった「粉雪」だった。
今回のフェスに出演するアーティストには彼から1点、要望が伝えられていたらしい。
それは、それぞれ1曲、「弾き語り」をしてもらうこと。
「自分も、もちろん・・」と思ったかどうかわからないが、
他の出演者にお願いするなら自分もはじめにやる!という男らしさ。
人や音楽に対する正直さや実直さを感じる。

藤巻亮太の「粉雪」に続いては
TRICERATOPS和田唱、フジファブリック山内総一郎、FLYING KIDS浜崎貴司など
交流のあるアーティストが次々登場する。
オリジナルの楽曲を披露したり、レミオロメンの曲をセッションしたり。
そして誰も皆、
「藤巻君、おめでとう」
「亮太君、よかったね」と声をかける。
ステージで握手したり抱き合う彼らの雰囲気は
本当に温かく、見ているこっちも幸せな気分になる。

そしてバンドアクトはアジアンカンフージェネレーション。
「ソラニン」「リライト」
勢いがありフェスに合う楽曲。
MCでVo.ゴッチが「レミオロメンが見たい。レミオロメンが再結成するなら這ってでも駆けつける」と言った。
そんな自由な発言も許されてしまう雰囲気。
そう、このフェスにはそんな温かい空気がずっとあった。

山梨出身の宮沢和史さんのライブも最高だった。
ちょうど富士山に夕日が沈もうとする時間。
雲間から漏れた夕日がステージを照らし、
計算では絶対にできない演出。
「島唄」ではエイサーの踊り手が登場し、ステージを一層盛り上げる。
実はこのフェスのために、THE BOOMのアルバムも聞き直し、予習をしていた。
だが「島唄」はあまりに有名で、あえて聞き直すということをしていなかった。
でも本当に素晴らしかった。
多くの人に支持されるわけを生の演奏を聴いて感じることができた。

最後はオーガナイザー藤巻亮太のステージ。
とにかく本人が一番楽しんでいる・・そんなことを感じる。
どの曲も熱量のあるボーカル。
中でも印象的な曲。
「マスターキー」
この曲はなんとなくこのイベントの裏テーマを歌っているように思えてしまう。
バンドからスタートし、ソロ活動を始め
その苦悩を語っていた彼。
その中でもいろんなことを感じながら、歌うことをやめず、
自分に向き合いながら、そして周りを巻き込む大きなイベントのオーガナイザーになった。
それができたのは、まさに自分自身をトランスフォームして変えることができたから。
フェスをやり終えた彼の横顔は
まぶしいくらいに輝いていた。

なぜ長らく自分が彼の音楽が好きでいるのか。
もうファンになって15年くらい経つが一言では言い表せなかったその理由が
ちょっとだけ分かった。
アーティストと彼を愛するファン。
生きている世界も全く違うけれど、
悩んだり迷ったり、それでも前に進む・・
そんな生き方に共感と勇気をもらえるから。
不器用でもひたむきに。

自分にとって完全なる非日常だったこのフェス。
それにしても今までにこんな温かい雰囲気に包まれたフェスに参加したことがあっただろうか?
あまりに楽しみにしすぎていたので、
終わってしまってとんでもない喪失感を感じるのでは?と思っていたけれど
それは良い意味で裏切られた。
フル充電完了。
満たされた。

遠く山梨まで旅をして良かった。
素晴らしい時間に立ち会えて良かった。
そして大げさではなく、この音楽に触れることのできる時代に生まれて良かったと感じた。
来年もこのフェスが開催されたら、必ず参加するだろう。
「ありがとう、そしてまた来年・・この場所で。」
その頃の自分がしっかり前を向いて生きていられるように。
そんな願いも込めて。

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