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『だから記念日と称してしまえ』

UNISON SQUARE GARDENに最近出逢って感じた、「音楽を好きになる」ということ

UNISON SQUARE GARDEN 15枚目のシングル、『Catch up, latency』が、
2018年11月7日にリリースされた。
深まる秋をよそに、どこまでも吹く夏の疾風のようなチューンだ。

ギター、ベース、ドラム、歌声とどれをとっても
「これぞUNISON SQUARE GARDENだ」と噛み締めたくなるサウンドは、
間違いなく彼らが歩んできた歴史の延長線上にある。
軽やかな新曲に乗った、彼らの軌跡の重みを感じずにはいられない…。
 
 

…これは本音である。
間違いなく、嘘も偽りもなく本音である。
 
 

しかし、さんざ彼らの歴史を語るわたしが
彼らに出逢ったのは、つい最近のことである。

たまたま耳にした『未完成デイジー(アルバム:Populus Populusに収録)』に
どうしようもなく惹き付けられたのは、確か今年の夏のことだった。
そこからアルバム、シングル問わずどんどんと彼らの楽曲の虜になっていき、
ようやく今数ヶ月が経った、という頃だ。

彼らの経歴を考えれば、わたしは世間一般所謂「新規」というやつで、
まだライブにも行ったことがない。(2月のライブ、どうか当たってほしい。)
新譜を手にする喜びも、今回の『Catch up, latency』が初めてなのだ。
 

UNISON SQUARE GARDENのほぼ全ての楽曲の作詞作曲を手掛ける
田淵さん曰く、今年は「見つかってしまった」感じがする年なのだ、という。
この件に関しては各種雑誌などでも話題に挙がっているため
詳細に触れることは割愛するが、「人気者になりたくない」という彼らからすれば、
手放しで大喜びする事態ではないことは間違いない。

そんな年に、わたしは彼らに出逢ってしまったのである。
 
 
 

好きな音楽が増えること、
好きな人ができること、
イヤフォンから流れてくる曲が変わること。

そのどれも、悪いことではないとわたしは信じている。
だから、このタイミング、この季節に彼らを好きになったことにも、
わたしは勝手に意味を見出だしてみたくなったりする。

勝手に見つけて、勝手に好きになって、勝手に元気をもらう。
時には夢だって見つける。また、音楽が好きになる。

与える側の意図しないところで、与えられた側は世界を広げていく。
音楽を「聴く」側は、これくらい自由で良いんじゃないかと思っている。
気持ちがポジティブな方向へ動くのであれば、ある程度はご容赦願いたい。
 
 

だから、わたしは今、UNISON SQUARE GARDENを好きでいることに、一つの躊躇いも、葛藤もない。
「見つかってしまった」年に、わたしが彼らを「見つけてしまった」ことに遠慮なんてしない。
ガンガン愛させていただく。これまた、ご容赦願いたい。
 
 
 
 

「アーティストを好きになる」ということに、大義名分はいらない。
その瞬間がいつ訪れるかなんて、自分にも、アーティスト自身にも分かりっこない。
それでいいのだと思う。そこが良いのだと思う。
音楽はいなくならないのだから。
 

わたしの場合はUNISON SQUARE GARDENだったが、
これを読んでくださる方の中にも、好きな音楽が増える瞬間が、きっとあると思う。
 
 

“だから記念日と称してしまえ 皮肉は却下だぜ”
 
 
 

どんどん愛そうじゃないか。
きっと、遅いも早いも誰かに決められるものじゃない。
音楽は必要なときにふとそこに現れるものだ。
愛したその日が記念日だ。好きなものに素直な自分でいよう。
 
 
 

『Catch up, latency』

このタイトルを今、手にすることが出来たことはなかなか洒落が効いている。
追いついたんだ。見付けたんだ。
大好きな音楽を。大好きなバンドを。

『音楽が好きだ』という、大切なことを。

音楽は正解じゃない。間違ってもいない。きっと、どこまでも自由だ。
 
 
 

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