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Aqua Timezの最後の姿

涙がこぼれるほど大好きだったと改めて気づいた夜

Aqua Timez解散前の最後のライブ
2018年11月18日 横浜アリーナ

解散を発表した5月からあっという間に来てしまった。
いつもお風呂の中で音楽を聴くのに、前日はなぜか何も聴かずに入った。湯船に浸かりながら、Aqua Timezが最後に出したアルバム『二重螺旋のまさゆめ』最後の曲のサビを口ずさんだ。

「ねぇもしも 僕らの物語が 1ページ目から決まっていたって」(last dance)

誰もこんな未来を想像していなかったよね。
思わず泣いてしまった。

横浜アリーナに向かうまでにいろんなことを思い出した。

私がAqua Timezに出逢ったのは12年前
映画の主題歌「決意の朝に」だった。
当時中学2年生で、部活の練習が厳しく、辞めたいと思っていた。

「辛い時 辛いと言えたらいいのになぁ」(決意の朝に)

ってまさに今の私そのままだよ、この人たち何者?!って思ったのがAqua Timezの最初の印象だった。

彼らが出るテレビ番組、ラジオのスケジュールをチェックして、トークするところを観たり聞いた。
彼らは決してかっこつけることもなく、親しみがあった。トークはグダグダでオチが見つからない。言葉に詰まる場面も。そんなところも彼らの魅力で、ますます惹かれていった。

学校の昼休みに教室にあるラジカセで
CDを持ってきてAqua Timezを流してた日もあった。今思えば、よく先生に叱られなかったなぁと思う。まだ音楽プレーヤーなんて買うお金もなくて、CDをいつも持ち歩いていた。
今は携帯で音楽が聴けて、音楽もすごく手軽になった。手軽さゆえに物としては残っていない。自分も今は携帯で音楽を聴いていて
手軽さに慣れてしまったことになんだかとても寂しく感じた。

初めてライブに行ったのは2008年4月12日。
高校1年生の時で、私の人生初めてのライブだった。
チケットを取る前、まだ高校受験は終わっていなくて、
この日のライブを糧に受験を頑張った。
初めて見るステージはドキドキで、Aqua Timezが目の前にいる!生歌だよ!ってずっと興奮していたのが懐かしい。
それから、毎年ライブに行って増えていくツアーTシャツとツアータオルに、衣装ケースはどんどん埋め尽くされていった。
収納場所をどうしようなんて、幸せな悩みもあったなと思い出した。
 

出会ってから12年も月日があるから
思い出すと1日語っても足りないくらい
それだけ、私の日常には当たり前のようにあったんだなと思う。
でも、それは当たり前じゃなかった。
「小さな掌」のPVの冒頭で

「失ってから気づくような愚かな僕たちに
永遠なんていう甘えがなくてよかった」
(The BEST of Aqua Timez PVより)

この言葉が突き刺さった。
どんな時も、Aqua Timezの言葉にハッとして
気づいて泣いて、励まされて勇気をもらって
いつもそばにあった。
だけど、いつか全て終わりが来る。
永遠はない。
それがとうとう来てしまう。
いろんな思いが溢れてきて
横浜アリーナに着いた時には、すでに泣いてしまいそうだった。

まだ泣かない!最後まで笑顔でいるんだ!
という決意は1曲目の「上昇気流」ですぐに崩れ落ちた。
ラストのサビに行く前にボーカルの太志がライブでいつも言う「そうだろう?」
私も思いっきり叫んだ。
もう何もかもが全部最後。涙が止まらなかった。

5人それぞれがパネルに映し出された演出は
とてもかっこよくて、1人1人の表情が見れた。
MCもOKP-STARのほっこりする話かと思いきや、放送ギリギリの話だったり、
それに突っ込むメンバー。
いつものAqua Timezで、いつものライブ。

2000年代の曲をたくさん披露してくれて
途中、メドレーもありながら
よく聴いたなぁ、好きだった人のこと思い出すなぁ、いろんな感情が込み上げてきた。
きっと、この会場にいた1人1人がそれぞれの過去を思い出していたんだろうなと思う。

最後に披露された「虹」
「最後は楽しく笑顔で笑って終わりましょう」と太志が言って、私は涙をこらえられず、でも笑顔を忘れずに、虹にはかかせないハンドクラップをした。
会場の一体感を感じた。最後にふさわしい歌だった。
 

「生きてゆくっていう事は 涙がこぼれるほど それほど それほど 素晴らしいものだろう」(生きて)

Aqua Timezはそう言っている。
こんなにも泣けるほど好きな音楽に出逢えてとても幸せだ。この時代に生まれてよかったと心から思える。
彼らはいつも孤独を肯定し続けてきてくれた。
独りなのは君だけじゃない。僕も同じだよ。
そっと寄り添ってくれる音楽がそこにはあった。

この会場に来られなかった人のこともAqua Timezは思っていて、本当にファンのことを大事にしていた。そんなファンでいられることに誇りを持っている。
 

Aqua Timezのライブはもう見れないけれど、
楽曲はずっと残る。だから、私は死ぬまでずっとずっと聴き続ける。
いつか再結成します!なんてことがあったら
また泣いてしまうだろうな。
今度は嬉し泣きで。
これからもAqua Timezが大好きです。
たくさんの勇気と感動と、そして愛をありがとう。

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