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2017年5月12日

ちえみ (22歳)

back numberに恋をする。

出会っていたら、出会っていなかったら

わたしが彼らに出会ったのは高校1年生の冬。
それまで全くと言っていいほど音楽に疎く、これといって興味もなかった。
女友達とイヤホンを半分こし、なんとなく耳をすませるふりをする。全曲シャッフルでいろいろな曲が流れる。もちろん”好きな歌手” の対象がいないわたしは聞き流すだけだった。 ぼんやり聞いていただけのわたしに4曲目、ビビビッときた。衝撃が走るとはこのことか。
友達に聞いてみるとそれはback numberの”そのドレスちょっと待った”という曲だそうだ。なんて曲名。
そんな運命のような出会いを果たしたback numberのことを好きにならないワケがなかった。
何曲か聴いてみると疎いわたしでも”花束”はなぜか耳にしたことがあるし、何より声がいい、歌詞もすごい。
すごいと言うと何か簡単に済ませてしまった感が強いが当時のわたしからしてみれば愛だの恋だのが分からない高校生でも恋愛、失恋の歌詞に共感できちゃうのがすごい。
そんなこんなでback numberが好きになってしまったもんだからCDショップではじめてカードを作りレンタルした。買ったばっかのウォークマンにback numberをたくさん入れた。もっと早くに出会っていたらとも思った。

昔からネガティヴで自暴自棄なわたしと、どうせ俺なんか君の清水依与吏が通じ合わないわけがない。
でも思いを曲にできる清水依与吏はやっぱりわたしとは違う。

高校を卒業してからはじめてファンクラブというものに入ったし、はじめてライブに行った。

今ではツアーごとに3公演以上行くまでになった。
自分の考えなんてなくて、自己主張もない人間がここまで好きになるものがあったのかと自らのことながら驚くばかりである。
back numberを好きになってから、他の歌手にも興味を持った。つまりは”好き”という感情を教えてくれたのが彼らだった。
ただ未だにネガティヴは直っていないし恋愛もしていない。どうせ私なんかちゃんを拗らせている。でもback numberを好きになれたことがわたしの中で財産なんだと思う。
back numberに出会っていなかったら、何にも興味を持てないつまらない人間になっていたかもしれないと思う。

だからback numberが歌うような恋愛をいつかはしてみたいと夢見て、そして彼らと彼らの歌に恋をする。

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