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音楽が心のリミットのない Living Roomだと気がついた夜

Forever LILI LIMIT .解散後に感じたこと。

LILI LIMITに”リミット”はないと思わせるような、深く、奇抜で繊細で新鮮な世界観に浸っていた。12月2日に行われた大阪でのラストライブ。それが自分にとってLILIの見納めだった。しかしライブ中もライブ後も解散の実感がわかなかった。そして、12月29日LILIは解散した。メンバーのSNSを見て「あー、解散したんだ」と思う程度、理解していてもしっくりは来ていなかった。そんな中300部限定のZINEが届いた。
LILIに出会ったのは中二の5月 最後に見たのは高2の12月。ZINEを見た時、青春の1ページが終わったような気がした。

最初は、東京旅行でライブハウスに訪れ始めて音を聞き、ライブを見た。この時衝撃を覚えた。それまで聞いてきた音楽とは違う鮮明で新たな世界だった。またライブは原色が空間に飛び散りフロアを照らすような雰囲気に取り込まれ病みつきになった。その時に一番印象に残っている曲は「at good mountain」だ。「森へ帰ろう、循環しよう、解き放とう、ここに戻ろう、殻を破ろう、走りだそう」まるでこのような事を言われているような感覚で耳にずっとこびりついていた。旅行から帰ってきてすぐLILIの音源を探し、iPod nanoの中に入れて何回も聞いた。
それが、LILIにのめり込んだきっかけだった。

そして少し時間が経ち、LILIのメジャーデビュー、1st,EP「LIVING ROOM EP」が発売された。ここから心境の写真集のような作品達であるRoomシリーズが現れ、またLILIから見る景色がより鮮明になって行った。
また、この時のツアーでの大阪のライブで、元ボーカルの牧野さんがこんなことを言っていたのを覚えている「みんなの”Living Room”になる作品を作って行きたい」この時の景色は鮮明に覚えており、この言葉の意味をのちに知ることになる。

そして、ファーストアルバム「a.k.a」が発売、牧野さんの透き通る声とメンバーの鮮やかな音色、フィルムカメラのファインダーをのぞき込んだような世界観が詰め込まれ、まるで色鮮やかなガラスに入った透き通る炭酸ジュースのような作品だった。

次に、自身たちの作品でなくASIAN KUNG-FU GENERATIONの結成20周年を記念して制作されたトリビュートアルバムである。「AKG TRIBUTE」に参加し、「ブラックアウト」を担当した。見事に元曲の世界観を壊さずLILIとしての世界観を構築し、世界観の最大公約数を見つけ出した作品だった。

次に2nd,EP「LAST SUPPER EP」が発売された。2曲目の「LIKE A HEPBURN」は大きな力をもらった。まるでシャワーを浴びた後の爽快感がこの曲を聞いた後には体中に浸透する。
それと同時に頭が切り替えられている事が出来ている。また作品全体を通して色々な風景の1ページを見る事の出来る作品だった。

次に最後のCDとなった3rd,EP「LIB EP」が発売された。革新的で前衛的なサウンドとぶれないLILIの世界観の融合が際立つ作品で、これからどんな世界をLILIは見せてくれるのだろうと大きな期待を寄せた作品でもあった。

しかし次のCDの発表でなく解散の発表があった。
自分の見納めは大阪で行われたLILI最後のライブであり、最後の対バンでもあったLILIの福岡時代の後輩でもあるodol のツアー「odol TOUR 2018」の大阪公演での出演が最後だった。丸く深い原色の玉が空間を飛散しているような雰囲気と肩を揺らすのがやめられない時間は気がつくと終わっていた。
文頭でも書いたが、ライブ中やライブが終わり帰途についている間も解散のかの字もわかないぐらい実感がわかなった。

そして、実感がわかないままその時は訪れ、約4年間聞いたLILIは解散した。
 
 

平成最後の1月最後の少し湿気がある日にForeverと表紙に書かれたZINEが届いた。198/300と刻まれたZINEの最後のページを見た時には、すっきりとしていた。中に書かれたインタビューを読む限りだが約6年間様々な事があったのだろう。しかしまたそれと同時に様々な音楽を届けてくれた。なぜか読んだ後LILIに出会えた事が誇らしく思えた。
こころから、LILIと言うバンドに出会えて良かったと思えたのだ。

この日の夜、頭の中でLiving Roomがなっていた。それと同時にLILIと出会ってからの数年間の記憶が色々とフラッシュバックされた。楽しかった事やつらかった事、悔しかった事や面白かった事。沢山の思い出と共に、この曲が同じ頭の中のフォルダーに入って結びつき、記憶になっていたことに気がついた。そう、一つの音楽が思い出のある場所思い出に帰る場所”Living Room”になっていた。
そして、これからもこの曲はLILIの音楽は思い出に結びついて記憶になり”Living Room”になるだろう。

そう、LILI LIMITに”リミット”はないのだ。

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