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これがフジファブリックだ!

フジファブリック『F』をもっともっと届けたくて

フジファブリックの『F』が本当にすごいのだ。全フジファブリックを結集させ磨き上げ作り上げられた、“最高の今”が詰まったアルバムである。総くんがどこかで言っていた「志村くんも連れて大阪城ホールへ行きたい」という言葉の通り、アルバム『F』も、過去をきちんと引き連れた“今のフジファブリック”の作品だと強く感じられた。
落ち着いたメロディの「Walk On The Way」から『F』は始まる。この曲が持つFを頭文字にしたキーワードは「フジファブリック」であると雑誌のインタビューなどで語られていたが、「涙で染めないでいい ここにしかいれないけれど」という歌詞からは、バンドの歩んできた道を特に強く感じられた。その一方で、「日々生きていく中で悲しいことや辛いことがあろうとも涙で染めなくていいのだ」と伝えてもらえたと勝手に感じてほろりと来てしまった自分もいた。そう、このアルバム『F』は確かに「今のフジファブリック」が詰まった作品なのだが、聴いている人の背中を優しく力強く押してくれる側面も持っているように思う。そして「破顔」「手紙(Album ver.)」が続く。圧巻の2曲である。楽曲全体としてはまっすぐで力強いからこそ、「破顔」の間奏でかき鳴らされるギターには強く胸を打たれる。オリジナルのものにコーラスが足されさらに輝きを増した「手紙(Album ver.)」も本当に美しい曲だ。ここまでの楽曲を見ると、新体制後「前に進むこと」を体現してきたフジファブリックを感じられるかもしれない。その後ぐっと舵は切られ「LET’S GET IT ON」「恋するパスタ」「Feverman」「High & High」「前進リバティ」と続く。「LET’S GET IT ON」の曲調・体を揺らしたくなる感じは『FAB STEP』のダンサブルな楽曲の流れを感じ、「恋するパスタ」はこんなにも幸せ (作詞・作曲の金澤ダイスケは血糖値についての歌であると話しているが、歌詞そのものに注目させてもらいたい)を歌った歌はフジファブリックの中では初めてなのではと思うが、スカパラホーンズの音がフジファブリックの色を際立たせているように思う。「Feverman」はこんな歌詞・メロディの引き出しがあったのかと思わせてくれる、フジファブリックの楽曲と言えば、の「なんじゃこりゃ」な感じがある。同タイトルのツアー「FEVERMAN」が楽しみになる一曲である。「High & High」は夜運転しながら聴きたくなるような疾走感がたまらず、加藤さん作詞・作曲の「前進リバティ」が、上手く進めることばかりではないよねと言ってくれているからこそ、前に進もうと気持ちばかり焦らされ疲れるということもなく前に進んでいけるように思う。そして最後に来るのは「東京」である。「悲哀と歓喜のダンスナンバー」という総くんのツイートがぴったりの楽曲である。これ以上は何も私の言葉では表せないのでぜひ聴いて確かめてほしい。
アルバム『F』が集大成だと言い切り、10月20日 メンバー山内総一郎の故郷 大阪にある大阪城ホールで行われるライブで力を出し切るとメンバーは言っている。だからこそ今回は、できるだけ早く「今のフジファブリック」が詰まったアルバム『F』がさらに多くの人に届いてほしい、そして大阪城ホールで新規だろうと古参だろうと、どんな好きのかたちでフジファブリックを応援していようと関係ない、とにかくフジファブリックが好きという気持ちを持った一人でも多くの人に、大阪城ホールのライブに来てもらいたい、ならば音楽文を書けば、もしかしたら、もしかしたら誰かのきっかけになれるかもしれない、そう思ってこの文章を書くことにしたのであった。
背中を優しく力強く押してくれる『F』に支えられ、今を大切に前に進んでいくフジファブリックに鼓舞され、ここまで書くことができた。

フジファブリックの『F』がさらにたくさんの人に届きますように

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