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平成最後の「圧倒的」年越し

サンボマスターの音楽が魂に響いた日

平成最後の「圧倒的」年越し  

まさにその名の通りだった。
4日間参加したCDJ の中で、強烈に記憶に残っている。もう年が明けて1ヶ月以上が経つというのに、未だにあの感動を思い出すと鳥肌が立つ。
それはもちろん、平成最後の年越しの瞬間を、初めてライブ空間で迎えたから、ということも大いに影響していると思う。
だが、仮にサンボマスターのライブが初日の1番最初のステージであっても私の感想は変わらないだろう。
失礼を承知で言うが、サンボマスターを1番の目当てで行ったわけではなかったのに、だ。圧倒的に1番だった。
 

私がこれだけサンボマスターのライブに心を打たれたのには、2つ理由がある。
まず1つ目は先程少し述べたが、1番の目当てではなかったという期待値の低さと実際の満足度とのギャップが大きかったことだ。
当日まで、年越しの瞬間を誰のライブで迎えるかずっと迷っていた。
サンボマスターは有名な曲なら知っているが、サビ以外はあまり知らなかった。だから、それで楽しめるのか?とすこし不安だったのだ。

だがそんなのは杞憂だった。サンボマスターの3人が会場にいる人みんなを1人も置いていくことなく、盛り上げてくれた。
知っている曲・初めて聴く曲関わらず、すべての曲で私は他の会場の人たちとともに拳をあげ、気付いたら一緒に歌っていた。
曲の途中途中で今回のライブのキーワード「圧倒的」を何度も何度も一緒にコールした。
「そんなんで平成最後の年越し迎えられるんですか!?」とボーカルの山口さんに煽られ、観客の声は一層大きくなる。
私も4日間の中で1番大きな声を出していた。
15時から参加していたので自分自身もうヘトヘトだと思っていたのに、
いざサンボマスターのライブが始まるととんでも跳ねてもちっとも疲れなかった。
早く年越しの瞬間を迎えたいという気持ちと相反して、ずっとこのライブが続けばいいと思うほどに楽しい空間だった。
 
 

そして、私が感激したもう1つの理由は、サンボマスターのストレートな歌詞が、ボーカル山口さんのストレートな言葉が、とてつもなく心に響いたからである。
私は普段、考察しがいのある抽象的な歌詞を好んでいる。
だから、「愛と平和」だとか、「ミラクル」だとか、そういう言葉はどこか綺麗事のように思えてあまり聴かないし聴いても心は揺さぶられない。

だがサンボマスターのライブでは、楽しくて笑いながらも自然と涙が溢れていた。一緒に「愛と平和!」と叫んでいた。
彼らの発する言葉や音を受けて、いろんな感情が一気に表面に出てきたのだ。

そんな中でも1番印象に残った言葉は、
山口さんが「輝きだして走ってく」を歌う前に話してくれたMCでの言葉だ。
一言一句を忠実には再現できないが、
「おまえがもし自分を、誰かを刺そうとした時、その時にナイフがキラッと光っておまえを止めようとする。そのナイフの光を頼りに俺(たち)が探し出す。だから頑張って生きてくれ」というような内容だった。
この言葉を聴いて、曲を聴いて、私は涙が止まらなかった。
この先何か辛いことが起こってもこの瞬間を思い出したら乗り切れると思えるほど、この言葉の持つ力は強かった。

そして、今辛い思いをしている人にぜひ届いて欲しいと思った。
あなたは決して一人ではないと、嘘偽りなくこんなにも一生懸命に大声で言ってくれる人がいるのだ。

彼らの言葉や音楽に、表面的な言葉は一切なかった。
心の底から想いが溢れ、生命力がみなぎっていた。

だから、彼らのライブがダントツで印象に残ったのだ。
 

こうして平成最後の圧倒的年越しは、
その名の通り圧倒的なインパクトと圧倒的な多幸感をもたらして幕を閉じた。

今年1年がいい年になる気しかしない。

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