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伝える、ということ。

flumpoolの活動再開を祝して

3年前、急に声が出なくなったことがある。

かすれもせず、本当に声が出ない。
話そうとしても、聞こえるのは、空っぽの息だけだった。
まるで、水中にいるかのように、もがいても、誰にも伝わらない。

わたしの風邪は喉から来ることが多く、よく声がかすれたり、声域が低くなることはあった。

しかし、全く出なくなったのは、初めてだった。

初めは、笑ってた。
筆談とかして、みんなで、本当に出ないじゃんwwとか言って。
なんでだろうね、とか。はにかんだりして。

でも、この症状は1ヶ月続いた。

わたしの場合、何らかのウイルスに感染し、声帯が機能しなくなったらしい。
レントゲンを撮って、原因が分かり、薬で治すことができた。
 

それから、何事もなく月日は経った。

2017年、12月某日。
君に届け、を歌っているバンドのヴォーカルの人が、何やら難しい名前の症状を発症し、活動を休止することを発表した。

声が出ない、と。

そして何より、原因が不明だった。

原因が不明。これほど、恐怖なものはないだろう。

しかも、ヴォーカルの声。
今後の人生に大きく関わる。

声が出ない&原因不明

このダブルアタックは相当なストレスだったのではないかと、想像する。

実は、私はRe:image tourに参加していた。
が、友達の付き添い、だった。

名前は知ってるけどレベルだった私をどうしても連れて行きたかったらしい。
 

今思えば、あれ?声…っていう時はあった。
だが、それ以上に私は、このバンドの強さに圧倒された。

伝えたい、伝えなきゃ、という思いの強さ、にだ。
歌の上手さ、じゃない。(歌が下手という訳では決してない)
彼らのパフォーマンス力。

これこそライブでしか味わえない、醍醐味だと思った。

「どんな未来にも愛はある」という歌詞の中に

…もし この声が涸れてもね 唄うから 歓びの歌
…“負けないで”が辛い響きなら 言葉じゃなく紡ぐ旋律(しらべ)

この通りだった。
客席に、これでもか、と伝わってきた。

ライブ終演後、更にこのバンドの虜になったきっかけのPVがある。

「夜は眠れるかい?」と「解放区」である。

ラブソングのイメージが強く、爽やか、イケメン、などと言うキャッチコピーからは想像できないような、歌詞。曲。

(だが、暗闇の中、薄笑いながら、時折、端正な顔立ちを見せながら唄うギャップには完全にノックアウトだった。笑)

…生きる術とは?クソみたいな
…愛情 友情 押し付けんじゃねぇよ

いい意味でカオスな「解放区」のPV

…無難な言葉だけじゃ 今まで何一つと 育てられなかったんだ

歌によってヴォーカルが魅せる表情や歌い方、声の出し方は違っているのように見えた。

感受性の豊かさ、表現力、実に魅力的だった。

この人はいくつ顔を持っているんだ?
どこまで魅せてくれるのか?
 
 
 
 

その矢先の活動休止は、私にとって衝撃的だった。

声が出なくなることを一度経験している私とは、比べものにならないくらい辛かっただろう。

だが、2019年1月13日。

あえてこう書かせていただく。
 

…意外に早く帰ってきた。
 

嬉しかった。ほんとに。

何より、書面ではなく、本人から直接ファンのみんなに向けて言葉で伝えてくれるところ。

彼の結婚発表のときもそうだったが(入籍前にファンに直接報告)伝える、ということを妥協しない。

出会える瞬間、1秒、を大切にしている。

また、ゲリラライブで4000人集まるとか、すごすぎじゃないですか。

ファンの強さにも心を動かされた。

だが、忘れないでほしい。

意外に。と思ってるファンも少なくないのではないだろうか。

健康第一に、無理せず、バンドが楽しく続けられるペースで、活動してほしい。

そして私たちを、もっとかき乱してほしい。
あっ、と驚かせてほしい。

何より、いつものflumpoolでいてほしい。

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