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バンドとは儚く美しい結晶だ。

古舘佑太郎さんがフロントマンを務めるバンド【2】1st Single 『フォーピース』に寄せて

正直な話、バンドマンってかっこいいけど、自分がやると考えると違うと思う。
あまりお金は稼げないし、生活も安定しない。カッコいいんだけど。
それに良い音楽が売れるとは限らない。きっと大好きな事を大好きでいる事、これって意外と難しいんだと思う。
 

そんな中、先日僕の大好きなバンドの【2】ツー が、新譜をだした。その名も『フォーピース』。
この曲をザックリと話すと、ボーカルの古舘さんのバンド観が赤裸々に語られている【ロック”バンド”アンセム】に仕上がっている。

僕は、この歌を最初に聞いたときに、全部のフレーズに心が震えた。
キュウソネコカミ『The band』然り、バンドについての題材で感動しない訳がない。
そういう意味では、昨年対バンもしたし、キュウソネコカミと【2】の考え方は近いところにあるのかなと感じた。
 
 

鋭いベーシストのピッキングと古舘さんの語りかけるような歌で開幕するこの歌は、
最初からパンチライン全開の歌詞である。

《情熱の温度も多分違って でも目指してる場所だけは同じだよな》

字面にすると思わず恥ずかしくなるような歌詞だ。
しかし、古舘さんのような純粋でまっすぐな人が歌えば、その言葉はリスナーを突き刺す。
彼は、彼にしか歌えない歌詞を書くのが本当に上手だ。そしてその歌詞が僕は好きだ。
 

【ワン・トゥー・スリー】のカウントの掛け声でギターやドラムも入り、
最初からクライマックスな演奏が展開される。
どこでも手を抜かない。最後まで全力投球。これが【2】の良いところだと思う。
 

《光を浴びてかっこつけた 互いを思い出して少し恥ずかしいぜ》

Aメロのこのフレーズは、古舘さんのお茶目な一面が垣間見えるフレーズだ。
普通の人なら言えない。こんな赤裸々に言えない。でも古舘さんは心から思っていることは、構わず言う。
そんな裏表のない彼の人柄に惹かれる人が多いんだと思う。
 
 

僕の中で、サビよりもドキッとしたフレーズがある。
それが2番 Aメロである。

《どっかのバンドで1人が失踪 そんな噂を耳にするけど
心配ないだろ きっと4人は みんなで退屈から疾走してるんだから》

この1フレーズにいろんな思いが集約されていると思う。
古舘さんもブログで、そういうニュースの方が取り上げられたりすると嘆いていた。
僕の大好きなバンドのBase Ball Bearもそのバンドの一つだったのかもしれない。

4人は退屈から疾走している。このフレーズがとてつもなく好きだ。
出来ることならば、一生退屈から疾走していてほしい。僕も必死に追い続けたいと思う。
 

そしてこの歌の最後には、こう締めくくっている。

《目に見えないものだけでしか 繋がれないからこそ
肩を寄せて夢見ては 夜明けを迎えに行くんだよ》

このような詞で締めくくれること、僕はバンドでの充実感を感じた。
バンドでいること、それが楽しくて幸せで、これからも上を目指すんだと言う向上心。
そして、最後のサウンドの盛り上げ方のグルーヴ感。
確かに飾らないロックスターがそこにいた。
 

最後に、僕が色々と語ってしまったが、一度、【2】の熱量に触れてほしい。
好きにならなかったとしても、心が火傷するだろう。
 

『あー、高校生の時に一緒にバンド組んでたアイツ、元気にしているかな。』
 
 
 

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