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『音楽』の可能性

星野源が届けた“音”を楽しむ”ということ

2019年2月2日。星野源の初ドームツアーが、大阪・京セラドームから始まった。

ずっと楽しみにしていたツアー初日。
ただただ本当に楽しかった。きっと共に過ごしたあの4万人の仲間全員が、今も同じ思でいると思う。

 私は決して音楽に深い関わりのある人間ではない。こんな偉そうに文章を書いているが、何かを評するほど、たくさんの音楽を知っているわけではない。ただそんな私でも感動のままに伝えたい、衝撃の余韻があるのだ。
 『音楽』という存在をこんなに考えさせられたことはない。
 どうか皆さんに聴いてほしい。

 2月5日の星野源のラジオには同じ感動を味わったリスナーからたくさんの感想が届いていた。その一つにこんな感想があった。

「先日のライブに夫婦そろって参戦した。とても楽しかった。」

彼のラジオによく届くライブ後の感想だ。
しかしそのメールの先は、いつものそれとは全く違った。
 

「私たち夫婦は生まれつき耳が聞こえません。」

「もちろん源さんの声も聴いたことがありません。」
 

そしてそのメールはこう続いていく。
「最初は歌が聞こえないので不安だった。でもあの会場にいると不思議と聞こえてくる気がした。あんなに大きな会場なのに源さんが近くに感じた。音の振動やみんなの表情・動きで会場全員が楽しんでいることが伝わってきた。ライブの後旦那の考えが変わった。今まで音楽を避けてきていたが、また機会があれば是非行きたい。幸せを届けてくれてありがとう。」

 そのご夫婦は友人の紹介をきっかけに、星野源のライブや作品を普段字幕などで楽しんでいるという。雑誌や本でどんどん好きになっていったのだ、と。
このラジオも友人に字幕にしてもらい、後日聴くという。

手を止めてこのメールに聞き入ってしまった。

“聴こえ”がない人が“音楽を聴く”。

それは聴覚が当たり前にある私自身には、全く想像することができないことだった。
“音”というものは、“聴こえ”のある人のみが対象となる存在だと、勝手に思い込んでいた。

 しかしあの日、あの会場には普段音が入ってこない人が、確かに彼の音楽を楽しんだ。
音楽を感じた。
そして大いなる幸せを感じたのだ。
 
 

ただ純粋に「素晴らしい。」と思った。
なんて凄いことなのだろう、と。
“音”をメインに催す会場に足を運んだそのご夫婦も、
“聴こえ”のない友人に“音”を紹介した友人も、
そして“音”を届けてみせた星野源も、全ての登場人物が素晴らしいと思った。
 

音楽は尊い。
 

改めて『音楽の無限さ』を実感した瞬間だった。

星野源は、“音”を愛している。
そしてその“音”を生業とするアーティスト全般を平等に愛し、敬っている。
それは彼の話や音楽を聴いていると必然的に伝わってくる想いである。
そんな彼の“音”に多くの人が“楽しさ”を感じるのは必然なのだと思う。

彼の思いが『音楽』になり、様々な作品が誕生した。
彼の作品は決して「陽」だけではない。「陰」の部分もたくさんある。
そして最近では「破」や「創」もたくさんある。
音楽が人の心や体を豊かにすると信じる彼が、「音楽は感染だ」と最高のアルバムを作った。
そんな彼の音楽は今まで以上にたくさんの人に届き始めている。
とてもうれしいことだ。
 

私は今、強く思う。
音を届けようとする人たちの想いを改めて大切にしたい。
星野源を問わず、たくさんのアーティストが今この時間も“音”と真剣に向き合っているのだろう。
何かを生み出そうと、必死に向き合っているのだろう。
だからその想いをしっかりと受け取りたいと思った。
たくさん『音楽を知りたい!』と思った。

きっとこのサイトに集まる多くの人達は、この私と同じように音楽が好きだと思う。
色々な音楽に、本当に勇気づけられたり、支えられたり、エネルギーをもらっていると思う。
 

だからこそ改めてたくさんの人に伝えたい。

『音楽って本当にすごいね。』
 

たくさんのアーティストに言いたい。

『いつもたくさんの音楽を与えてくれてありがとう。』
 
 
 

さぁ今日も音楽を感じよう。
どんな音楽を聴こうか。
そんなことを考えるだけで楽しい。

私は今この瞬間も“音”を“楽しんでいる”。

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