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KEYTALKと私

私は彼らに救われました

 サブタイトルにも書いた通り私はKEYTALKに救われた。

 救われた。この言葉はありきたりだろうな。でも、確かに私は彼らに救われたのだ。

 彼らに出会ったのは今から約2年前の中三の夏。その頃の私はこれといった趣味もなく、毎日を生きていた。邦ロックが好きだった友人に誘われて何となくいった。今思うとなんで参戦しようと思ったのか不思議で仕方ないが(当時の私の月のお小遣いは1000円でわざわざ知らないアーティストのライブの為に5ヶ月分のお小遣いを使うなんて有り得なかった。しかも受験期で親の反対を押し切りライブへ行った)そこはもう運命だったのだろう。

 観に行ったのは爆裂疾風ツアー。友人はPARADISEのCD、武道館公演のDVDも貸してくれたが当時は好きでも気になってもいないアーティストの音楽を聴く気にはなれず(今思うとアーティストさんに大変失礼だが…)聴いたフリをして友人に返していた。そしてライブの前日になってせめて1曲くらいは知っておかなくちゃと思いKEYTALKさんの一番有名な曲であるMONSTER DANCEを1回だけ聴いて当日になった。

 当日、友人と来たZepp Tokyo。私には知らないことばかりだった。派手な色のハーフパンツを履いた多くの人、何かよく分からないゴム製のリングを沢山バックにつけている人。なんなのか全然分からなかったけどここにいる人達がKEYTALKというアーティストのライブを楽しみにしてることだけはよくわかった。

 ライブが始まって色々な曲が演奏された。その時のライブでなんの曲をやったか残念ながら全く覚えていない。当時はMONSTER DANCEしか知らなかったし曲を聞いても曲名が分からなかった。本当に本当に残念だが覚えていない。しかし、MONSTER DANCE以外の曲で1つだけ覚えている曲がある。

 あの日、ギターボーカルである巨匠の熊本地震への思いから歌われた「Oh!En!Ka!」。その曲を聞いた時「なんてすごい人たちなんだろう。」そう思った。応援する歌は数あれど、当時とてもひねくれていた私はその時まで他の所謂背中を押してくれる歌、泣ける歌は綺麗事が並べられた歌だとしか思っていなかった。

 でも、Oh!En!Ka!は違った。巨匠の実家があり、巨匠の生まれ育った熊本。そこで起きた熊本地震。熊本が大好きな巨匠だからこその思いが歌に詰まっていた。絞り、削るような歌声に思わず涙が出た。涙が出て止まらなかった。複雑な家庭環境、高校受験、上辺だけの好きでもない人達。毎日毎日色んなことに勝手に一喜一憂して疲れていた。でもこの歌はそっと私を包み込み背中を押してくれた。

 立ち止まって 進まない時間だけは 無駄だってそんなの誰にも分からない(Oh!En!Ka!より一部抜粋)

 当時1番悩んでいた高校受験。受験まで半年を切っても成績が上がらず怒られてばかりの日々。ノイローゼ気味になり「生きているから勉強しなきゃいけないんだそれなら…」とまで思っていた時期。Oh!En!Ka!は例え立ち止まっても私のペースで進んでいけばいいんだと教えてくれた。

 帰りの電車で友達にどうだったか聞かれ、泣き腫らしてみっともない顔で凄かった。とだけ言った私を友達はそっか、と言って笑ってくれた。

 それから辛いことがあった時はKEYTALK TVを見たりKEYTALKの音楽を聴いたりした。彼らはいつも私を暗闇の底から引っ張りあげてくれるヒーローになった。

 更なる高みへ向かって突き進む彼らには今まで辛いことが沢山あっただろうし、これからもきっと楽しいだけではないだろう。それでも、横浜アリーナ公演で首藤さんが言ったように20年後も30年後も変わらず4人でKEYTALKでみんなのヒーローであっていてほしい。

 彼らが進む道をこれからは私も追いかけていきたいと思う。

彼らは私の、私たちKEY勢のヒーローであるから。

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