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King Gnuが「Mステ」に光臨するという歴史的事件

「Slumberland」がお茶の間に解禁され、眠りの国は目覚めるのか?

「Mステ」にKing Gnuが初登場するという発表があった。危険すぎる。放送事故の予感しかない。

しかも演目は「Slumberland」だ。「白日」の配信スタート日だが、同曲はまだリハもしていない状態。テレビ最後になるであろう「Slumberland」で挑むという流れになっている。

「Slumberland」は「日本のテレビ業界よ、目を覚ませ!」という革命的な歌だ。大丈夫か?

井口理の演奏中の白目と下ネタトーク、狂気のスベリ芸も心配でしかない。アンダーグラウンドではおもしろいが、果たしてゴールデンタイムのお茶の間に受け入れられるのだろうか。

どうやら井口はTHE BLUE HEARTS甲本ヒロトのステージングに影響を受けたらしい。ブルハ並みのパンクな衝撃となるのか。

それとも常田大希がジョン・レノンばりの革命家となるのか。森洸大率いるDWS制作のマペットがヤンチャなセサミストリートとしてトレンド入りするのか。いずれにしても不安だ。

私がKing Gnuを知ったきっかけはアニメ「BANANA FISH」だったが、Srv.Vinci時代からの古参ファンは距離が遠くなる心境かもしれない。それでもKing Gnuに共鳴するシンパであれば、まだまだこんなもんじゃないという常田の言葉に一票を投じたいところである。

「Slumberland」で最初に衝撃を受けたのは、日本のテレビ業界への問題提起。そしてロックのテーマは愛と人生しかないという点だった。眠りの国の住人よ、目を覚ませ!というわけである。

さらに聴き込んで気になったのは、なぜ歌詞にビロードが出てくるのかという点。擦れると傷が露わになるという内容なので、ビロードすなわちベルベット生地の服を着ているかのようだ。

しかしMVにマペットが登場することを踏まえると「眠りの国の住人はまるで着ぐるみの操り人形。その皮膚はビロードでできている」という解釈が成り立つ。確かにぬいぐるみなら表面が破れても血は出ない。

常田の書く歌詞はとても20代半ばのものとは思えない。悟りの境地に達した老人が中に入っているのではないか。幼なじみの井口によると、子供の頃から常田はカリスマだったという。

人生終わったと感じるほどのはぐれ者さえ優しく包み込んだうえで、ネガティブを嫌い、ひたすらポジティブに前進する。正論を吐くが、ヤンチャだ。芸術家肌のくせに、わかりやすい的確な言葉で表現してくれる。

意図的な計算に長けているのだろう。

「Slumberland」ほど過激な内容の歌詞でも、天真爛漫な少年かのような可愛らしい歌い方が散りばめられている。他の楽曲でも、日本のカワイイ文化を刺激するサウンドがよく盛り込まれている。そこまでわかっていても、あざとさは感じない。

正しいのに悪い、過激なのに可愛い、美しいのにアホっぽい、多才なのに変態、わかりやすいのにサウンドは凝りまくっている、これらのギャップ萌えで日本が目を覚ます日となるのか。

King Gnuの「Mステ」光臨は歴史的事件として語り継がれるだろう。

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