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Survive Said The Prophetというヒーロー

金色の髪をした赤レンジャー

2019年2月3日のマイナビBLITZ赤坂。
暗闇の中、一筋の光が照らす先には
グランドピアノとそのピアノを弾く金髪の男。

まただ。引き寄せられても引き寄せられても果てしなく引き寄せられる。
味わったことのない不思議な感覚。
何度ライブ見ても、終わらない感覚。
 
 
 

まるで引力が作動したかのように
私は彼らに、彼らの世界観に、彼らの音楽にものすごく強い力で引き寄せられた。

それが私がSurvive Said The Prophetを
初めてライブハウスでみたときの感想。

未だにあの感覚だけは、時が流れても風化せずに、私の体の中から消えずに残っている。

正直な話、初めてライブを見た日は彼らというよりも、対バンのバンドを第1目的として足を運んでいた。もちろん彼らも見る予定ではあった。
しかし、あの日プライペートの憂鬱をライブハウスに持ち込んだわたしは、目的のバンドのライブ中も切れる寸前の蛍光灯のように、脳内に憂鬱がチラチラ点滅してた。
ところが、彼らのライブが始まり気付くとプライベートの憂鬱は顔も見せずに、ライブが終わってしまっていた。楽しく、そして彼らの音楽に夢中になりあっという間に時間が過ぎていたのだ。自分でも驚きを隠せなかった。

しっかりとしたサウンドをバックに
金髪のVocalistが圧倒的な歌唱力を武器に掲げ、これでもかというくらいの満面の笑みで
楽しそうに歌っていた。

誰にも負けないくらい音楽を聴いてきたわけではないし
誰にも負けないくらいライブに足を運んできたわけではない。
でも、「音楽好きなんです」て自己紹介で言えるくらいは、音楽が生活の一部で、ダイスキな趣味としてライブにも足を運んできた。

初めてみるライブの衝撃にも慣れていたはずなのに、それでもSurvive Said The Prophetの初めてのライブは体験したことのない衝撃だった。

曲が格好良いことは知っていた。
事前に曲を聴いていたから。
歌が上手いことは知っていた。
事前に曲を聴いていたから。

一般論か持論かはわからないけど
大抵感動するのは、魅力されるのは
CDよりライブてこともなんなら知っていた。
今まで何度も体感してきた。

それでも、想定外だった。

曲がカッコイイ、そのカッコイイ曲をしてるバンドもカッコイイ、Drumが上手い、Bassが上手い、Guitarが上手い、そしてVocalが上手い。
よくある話。

よくある話なのになぜ、私はあの日、プライベートの憂鬱さえも忘れてしまい、あんなにSurvive Said The Prophetに引き寄せられたのか。
それはVocal.Yoshの持ってる力と彼らSurvive Said The Prophetの無限の可能性。この2つだ。

Survive Said The Prophet(通称サバプロ)のライブに初めて行く前に、インターネットで公式のMVやアーティスト写真をみた。
どれもクールにきめている、そんな印象だった。
その印象のまま、ライブに臨んだが、ライブが始まると全くそのイメージとは別の彼らがそこにいた。
ライブハウスで歌う彼は、ライブをしてる彼らは全身全霊で音楽をライブをただただ、楽しんでいる人間だった。
そして私は思った。
あんなに楽しそうに歌うVocalistを今まで見たことない。
嬉しそうにListener1人1人を見渡しながら
嬉しそうにメンバーを見渡しながら
嬉しそうにCrewを見渡しながら
歌を歌う。
と思えば、バラードではその感情を綺麗に声に乗せ歌っていた。
どのライブを見ていても、気持ちをいれて歌ってないバンドを私は見たことはない。
ただ、Yoshは今までみてたそれとは格別に違っていた。
歌声で、表情で、体全身で音を伝える。
そして、決して上手いとは言えない言葉で自分の自分達の想いをListenerに伝える。
Yoshは自他共に認める日本語が苦手な人間だ。
れっきとした日本人だが、育った環境などにより、彼の第一言語は英語だ。
彼がSNSで思いの丈を綴った投稿などは
たまに日本語の文章がおかしいなと思う時がある。
おかしいなと思うにもかかわらず、ライブでもそれ以外でも、彼が伝えたいことは不思議とわかるのだ。
人に想いを伝える能力や人を惹きつけたり、巻き込む能力がとても長けている。

サバプロのドキュメンタリーDVDで『It’s Simple』という作品がある。
そのDVDで私のとてもお気に入りが以下のシーンだ。

1人のメンバーを、他のメンバーが抱いてる印象やエピソードで紹介するシーン。

その中でBa.YudaiがYoshとのエピソードを話すシーンがある。
Yudaiは「俺は赤レンジャーになりたかったけど、赤レンジャーではないのかもしれないと思い始めた頃、Yoshに出逢いこいつは赤レンジャーだと思った。俺は赤レンジャーを支える青レンジャーになろうと思った」というエピソード。
サバプロのListenerならその言葉1つで誰もが納得するのではないだろうか。
Yoshは本当に赤レンジャーというイメージなのだ。
私は女性だから戦隊モノに特段詳しい訳ではないが、弟がいたせいかそれなりには見ていた。
戦隊モノはバンドと同じで誰か1人居れば良い訳ではなく、赤レンジャーも青レンジャーも他のレンジャーも全て揃っての正義のヒーローなのだ。
サバプロも同じでYoshだけでは成り立たない。DrumsのShowが居て、BassのYudaiが居て、GuitarのIvanとTatsuyaが居ないとサバプロではない。楽器の知識がない故、具体的に他のメンバーの魅力を書けないのが悔しいが、他のメンバーの技術力やパフォーマンスもとても素晴らしいと素人の私でも思う。
それでもフロントマンのVocalistに何かしらの武器がないと、こんなに素晴らしい音楽やバンドがたくさんある中、誰かの心に残り、誰かの心を掴むことは難しい。
それが出来るVocalがYoshだ。
 

とは言え、散々Yoshの魅力を綴ってはいるが、それだけではなくもう1つの魅力である彼らサバプロの無限の可能性。

音楽のジャンルに疎い私だが、恐らくサバプロはラウドロックというジャンルに属すのだろう。しかし、彼らはそのジャンルの中だけにいるだけではなく、様々なジャンルを取り入れて、彼らのものにする。
ただ、他ジャンルに安易に手を出す訳ではなく、取り入れながら自分達のものにしてしまうから、もはやサバプロ自体が音楽のジャンルの一種と捉えても良いのではないかと考えたりする。
激しい曲などをゴリゴリにしながらも、時に自分達の曲をAcoustic調にアレンジして驚くほど格好良くキメる。
メンバー皆の引き出しの多さとセンスに無限の可能性しか感じない。

そして、サバプロはいつもListenerの予想を遥かに超えて行く。

冒頭にも書いた2019年2月3日。
今回のツアーファイナルのマイナビBLITZ赤坂。
通常SEが流れ、メンバーが順番に登場し、
最後にYoshが現れた後、激しくスタートするライブがその日は違った。
会場の照明が落とされ、Listenerの興奮や歓声が湧き上がる中、ステージに現れたのはグランドピアノとそれを弾くYoshの姿だった。
そこだけが一筋の光に照らされ、鳴り響く旋律からライブがスタートした。
完全に意表を突かれたし、その光景がとても幻想的なものだったことを覚えている。
歌声さえも聴いてないその瞬間に私は来てよかったと確信した。
そんなことを、平気でするバンド。
彼らが昔から言っていた世界制覇の夢はもはや夢ではなく、やがて訪れる未来なのだと確信した日だった。
3月から始まる47都道府県を周るツアーではどんな風にListenerを良い意味で裏切ってくれるのだろうか。
 
 

「サバプロの音楽が皆の日々のBGMになったらいいなと思う」とYoshがラジオで言っていた。

サバプロの音楽は日々のBGMどころではなく私の人生のBGMだ。
 

語彙力や文章力がまだまだ未熟なこの投稿を読んでくれた皆様、騙されたと思って機会があれば1度サバプロを見にライブハウスに足を運んでみてほしい。
きっと日々のBGMになること間違いなし。
 
 

余談であるが、赤レンジャー、青レンジャーという話を書きながら、ふとサバプロが戦隊モノだったら、『音楽戦隊 サバプロレンジャー』になるのかなと思ったなんのオチもない話で終わろうと思う。

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