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2017年5月22日

たかりほ (19歳)
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飽き症の私が、過去最大に愛してやまないバンド

人々を狂わせ続ける9mm Parabellum Bulletとは、、、?

飽きっぽい性格の私が、過去最大に愛してやまないバンドがある。
その名も「9mm Parabellum Bullet」だ。

私が、彼らの音楽と出合ったのは、小学生の頃。
私の家は、共働きであった。特に、毎週日曜日は母の仕事が忙しく、私が寝静まるまで帰ってはこなかった。
そこで、私と弟が寂しい思いをしないようにと、父がある楽しみを企画してくれていた。それは、寝室で川の字に寝転がりながら、録画したSPACE SHOWER TVのCOUNTDOWN 50を見るといった事であった。COUNTDOWN 50は、最近の人気のMVがランキング形式で流される。好きなアーティストを口ずさんだり、MVを眺めていると、幸せな気分で眠りにつけた。だから私はこの時間が本当に大好きだった。
しかし、そんなある日だった。いつものようにMVを眺めてうとうとしていると、今まで聞いた事のないような不思議なリズムと、全くもって意味のわからない歌詞とMVがとびこんできたのだ。

「ブラックマーケットブルーズでオマエを狂わせてしまいたいのさ。」

なんだこれは、と飛び起きると、隣にいた弟と父親も全く同じ表情をしていた。
あまりの強い衝撃に驚きを隠せず、その日は3人揃ってなかなか寝付けなかった。

それからその曲は何週かにわたってランクインし続けた。
気付けば、私と弟はサビの部分だけ覚え、口ずさみお気に入りの一曲となっていた。
 
 

それから月日は流れ、私は高校生になった。
ある日、弟と懐かしい話で盛り上がっていた際に、
「あのブラックなんたら~♪て曲覚えてる?」という話になり、思わずYouTubeで検索した。検索にヒットしたバンド名は、「9mm Parabellum Bullet(以下9mm)」。
バンド名からしてこの人たちはやっぱりどこか個性的だ。と思ったと同時に、あの頃はまだ言葉の引き出しも少なく、音楽の知識も浅かった。しかし、今の私は高校生だ。それに軽音楽部であるし、少なからずこの歌の意味がわかるだろう。とおもって再生ボタンを押した。

しかし、私の考えは、一気にひっくり返された。
全くもって意味がわからない。
しかし、悔しいくらいに魅力的だ。好きだ。と強く感じた。

それからというもの、私は音楽プレイヤーに入れた9mmの曲を何度も聞いた。他のバンドを聴くことももちろんあったが、なぜかいつも9mmに戻ってきてしまう。
高校生なのでLIVEに行く程のお金はなく、LIVE映像を見ては、9mmの魅力に惚れ込んでいた。
また、9mmが好きだと周りの友人に言うと、よく「えもいよね」と言われる事が多かった。しかし私はそうとは思えなかった。9mmの魅力は言葉で表せない。というか表してはいけないような気がした。
 

そして、大学生になり念願の9mmのLIVEに行けることになった。
私は、前から5列目をキープでき、念願の9mmのライブを全力で楽しんだ。
そしてライブの終盤。聴きなれはずなのに未だにゾクゾクするあのメロディーが流れ始めた。そう。Black Market Bluesだ。
その瞬間私は気付いた。
私は、寝室で初めて9mmを。Black Market Bluesを聴いたあの瞬間から狂わされていたのだなと。

ギターの滝さんは、残念ながら病気の為LIVE活動休止なので、サポートを加えてという形であったのがやはり無念だった。
しかし、9mmはどんな状況でも9mmだった。
サポートの武田さんは、ここにいる誰よりも9mmの事を愛しているのが痛いくらい伝わった。そう。この人もBlack Market Bluesで狂わされてしまったのだなと感じざる得られないような見事なパフォーマンスだった。

本当に「最高」の言葉に尽きるLIVEだった。
 
 

小学生の私に、未来の私は、あの不思議なバンドのLIVEに参戦してるんだよと言っても決して信じてくれないだろう。あの瞬間から狂わされていたなんて思いもしなかっただろう。全く、9mmは本当にずるい。
 
 
 

彼らは、いつまで私達を狂わせてくれるのだろうか。
そして、これから先、何百人、何万人の人を狂わせていくのだろうか。

本当に楽しみで仕方がない。

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