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アイドルとオタクとサブカルチャーと一般人の境界線

アイドルの枠を超えるキレッキレッIDOL BiSH

「『パソコンとか詳しそうだよね』って褒め言葉じゃないからな」

友人に言われた言葉の意味が理解出来なかった。
「詳しい」という言葉の何処にネガティブな要素があるのか?

初めは「お、嫉妬か?」と思っていたが友人の言い分はこうだ。
女性の言う「パソコン詳しい」と言うのは知性が高いという意味ではなく「オタクっぽい」の隠語だと。

そんな筈は無い。
実際、今日だってファッションを褒められたんだ。
「その格好の何処を褒める所があるんだよ?」
「チェックのシャツとその大きいリュック、凄い似合うね」って。
「やっぱりオタクと思われてるじゃねーか!」

ダブルミーニング。
言葉巧みにディスってくるのホント辞めて欲しい。
始まってた、ラップバトル。
あれ?ここフリースタイルダンジョン?
 

僕はサブカルチャーが好きだ。
音楽と言ったら「邦楽ロック」、所謂「ロキノン系」を好んで聴いている。

RADWIMPS、ゲスの極み乙女。、今なら米津玄師とあいみょんの話をしておけば間違いない。
お洒落な音楽通のイメージを身に纏う。若い世代との会話にも事欠かない。

でもね、僕の外見がどうもね、なんていうか。
良く言えば「雰囲気イケメン」、悪く言えば「隠キャ」。
滲み出てるらしいんだよね、オタクっぽさ。
「HUNTER×HUNTER」だったらかなりの能力者だって。
身体から溢れ出すオーラ(オタクっぽさ)の量が凄い。

そんな事もあり、アイドルはあまり聴いてこなかった。
サブカルチャーとオタクの境界線は分かりにくいから。

僕がアイドル好きって言ったら、
「はい、そうだと思ってました」とか「何を今更」って感じで、
「こんなにワクワクしないサプライズそんなに無い」とか言われる始末だ。

初対面の人に「どこの48グループが好きですか?」って言われて「アイドルは良く分からないんですよねー」って返した時に「えっ?嘘だろ?」って顔をされる。話が通じてると思ってたのに微妙にズレてたっていうね、それ何処のアンジャッシュのコント?
見た目で勝手に判断してアイドル好き前提で話し掛けてくるのなんなん?
 
 

しかし、そんな今、狂ったように嵌まっているアイドルがいる。「BiSH」だ。
「楽器を持たないパンクバンド」という触れ込みなのでセーフかな?
とか思っていたが「Brand–new idol」と言っているのでやっぱりアイドルだった。

よく、アイドル好きのオタクが「曲が良いんだよね」とか言ってるのを聞くと、いやいや絶対外見から入ったくせに何言ってんだって思ってた。

実際、僕は「SILENT SIREN」も好きだが完全に外見から入った。
かわいい子がかわいい声でかわいい曲を歌ってる。と、尊い…
今となっては「八月の夜」とか「KAKUMEI」とか「チラナイハナ」とか名曲も知っているが、初めは清々しい程外見のかわいさ重視だった。「チェリボム」鬼リピ。

しかしBiSHは違った。
「オーケストラ」を聴いた時、よぎったよね、走馬燈。
探し求めてたラストピースはこれだって確信した。
これが噂のシンデレラフィット?

頭から離れないメロディー。無限ループ。
「遊戯王」かなってくらいずっとこっちのターン。

有線で聴いてたのでどんな人が歌ってるのかまだ知らなかった。
家に帰ってから調べてみたら「BiSH」だった。
あれっ?何か聞いた事ある名前だな。
確か裸で走り回るMVが話題になってたような…

その記憶は半分正解で半分不正解だった。
「BiS」と「BiSH」は一緒なのか?その疑問を解決すべく、ネットで色々調べた。

「出身地はどこ?彼氏はいるの?調べてみました!」みたいな最後まで見ても結局「よく分かりませんでした。今後の活躍に期待しましょう」で締め括るクソみたいなサイトも読んだし動画も漁るように見た。

MVを観ていて名曲の多さに驚いた。
「プロミスザスター」「My landscape」「stereo future」といった代表曲はもちろんだが、アルバムの1曲1曲のクオリティーの高さ。メンバー全員が作詞をするというL’Arc〜en〜Cielスタイル(ちょっと違う)。

avexからメジャーデビューした事で過激なパフォーマンスは無くなるかな?と思っていたが新曲は放送禁止用語連発の「NON TiE-UP」。
人気が出てきても攻める姿勢を忘れない。
 

MVのクオリティーも高い。
休日は家のテレビでBiSHの動画を見るのが楽しみになった。

Google Homeに向かって
「OK、Google 『BiSH』の動画を流して」って言うと、高確率で「嵐」の「WISH」が流れてくる残念な滑舌。
「BiSH」の曲を聴いてても『街に愛の歌 流れはじめたら〜♪』もセットで思い出すパブロフの犬。
 

BiSHの魅力は何と言っても「アイナ・ジ・エンド」の歌声に尽きる。

って思わせといて実は違う。
確かにアイナの歌声はBiSHの最大の武器だ。しかし他のメンバーの歌声も負けていない。

セントチヒロ・チッチは他のアイドルグループと比較してもかなり上手い方だしリンリンのデスボイスやシャウトも強烈だ。
アユニは見た目通りの可愛らしい高音ボイスなのに対しモモコは見た目とのギャップがある低音ボイスでアツコはメガネが良く似合う。

普通のグループなら一人、歌が上手い人がいるとその人の歌割りが半分以上になる事も珍しくないがBiSHは違った。
メンバー全員の個性が発揮されている。ポテンシャルの高さというか選手層の厚さというか高校野球で言ったら全盛期の大阪桐蔭を彷彿とさせる。野球よく知らんけど。

メンバーの成長力も凄い。
特にモモコは初めの頃は歌があんまり得意では無さそうだった。
しかし、急激に上手くなってきてる。
「こ、こいつ、戦い(LIVE)の中で成長してやがるっ…」ってタイプだ。

最近ではテレビにも出るようになってきて知名度も上がってきた。
BiSH好きな人も増えていくだろう。

本当に好きなものってやっぱり人と共感したくなるよね。
もうオタクだと思われても良いやって思えるくらい大好きだし、「BiSH」凄い良いよって伝えていこうと思う。

何が良いの?って聞かれたら全力で言おう。
 
 

「曲が良いんだよね」

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