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冴ゆる寒夜に響き渡った極上の美旋律

【ネタバレなし】TK from 凛として時雨 katharsis Tour 2019【in福岡】

今回のLIVEは

TK from 凛として時雨 katharsis Tour 2019 2/9 福岡DRUM LOGOS

を観てきました。
 

東京/福岡ともにあいにくの天気で東京-福岡間の飛行機が欠航し、遠征組そしてTK from 凛として時雨メンバー自体もどうやら福岡に来ることが危ぶまれたツアー初日。なんとか昼頃から天気も回復し、新幹線で何とかメンバー皆さんも来て下さって(遠征組の皆さまも来れたのかな)時間は押したものの無事katharsis Tour 2019は開幕した。

それに対してTKは

「今日は開催できるか心配でしたが、こうしてみんな揃うことが出来て…その分も今日は頑張ります!(笑顔)」

とMCで安堵の表情を見せていた。
 
 

さらにツアー初日が福岡なのはTK from 凛として時雨としては本ツアーが初であり(なお凛として時雨ではS.O.S. Tour 2015でツアー初日に福岡)TKも嬉々として

「初日、福岡で出来て嬉しいです。」

「今日も水炊き食べますんで、よろしくお願いします。」

などと言っていた。
 
 

曲名は一切書かないがセトリに関する内容としては

katharsis Tourというツアータイトル通り、聴者、TK from 凛として時雨というバンド、そしてTK自身を浄化していくような曲順、曲のチョイスであった。
これは聴者に向けたもの、これはバンドに向けたもの、これはTK自身に向けたもの、という風に一つ一つの曲や歌詞を大切に歌い上げ、しかしながらどことない儚さを持ち合わせながら演奏していた。今回はかなり内省的な面も多く見られた気がする。

いつもLIVEを観る度にTKの繊細かつ先鋭的な感受性で音楽を表現する姿には驚かされるばかりである。

目映いほど絢爛な照明と極上の美旋律が見事なまでの調和を有しており、音楽を超えた一種の新しい芸術作品を魅せられているようだった。TKの鋭利で攻撃的なギターサウンドは激しい緩急をつけながら壮大なスケールで常に聴者に襲い掛かり、さりとて後述する佐藤さんのヴァイオリンによるのストリングスな部分や大古さんのピアノによるメロディアスな部分がTKのギターサウンドやヴォイシングの違った表情を見せてくれるので聴いたことがある曲でもLIVEならではの新鮮さを常に味わうことが出来る。

個人的には吉田さん(Ba)がサポメンで入っているTK from 凛として時雨のLIVEは初だったのでどのような化学変化が起こるのかと期待していたが、吉田さんの変態性(もちろん褒めてる)はboboさん(Dr)の揺るぎないタイトなドラムをベースにして(吉田さんのプレイスタイルの一つでもあるのだがドラムを食い入るように見ながらのベースプレイが多い)、その完璧なグルーヴはバンドサウンドは更なる進化をもたらし、もはや怪物のような、抗うことの出来ない程の音の応酬で聴者を魅了させていた。

しかしながらバンドが持っている凄艶さや繊細さの鍍金は剝れることなく、凛として時雨からより離れたソロとしての色がさらに鮮明に、そして鮮彩に見えたように感じた。

TK from 凛として時雨のLIVEが久しぶりだったのもあるが、改めて聴いて佐藤さんのヴァイオリンと大古さんのピアノが紡ぎだす繊細な旋律が、あのTKソロのバンドサウンドの核を形作っているんだなと感じた。爆発的で動的なカオスへ、ドラマティックで静的なエデンを連れていけるのも彼女達の音があってこそなのではないかと個人的に強く思った。
 
 

アンコールも終わり、誰もいなくなったステージを観て思い出したのはTKの表情だった。そこまでTKをずっと見ていたわけではないので勘違いかもしれないが、そういえばいつもより少し笑顔が多かった気がするなぁ、楽しかったのかなぁなんてファン特有の妄想に耽けていたー
 
 

さて、もっと書きたいことはあるのだけれどもなんせセトリを一切言わないようなしているのでこれくらいにしておきたいと思う。
 
 

(追記)

個人的にはツアー初日がツアーファイナルだったので非常に感慨深く儚いものであったが本ツアーに行けて良かったとつくづく思います。TK from 凛として時雨の皆さま、ツアー初日に福岡を選んでくれて、そして何よりも来てくださってありがとうございます。

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