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思えば私の青春、wacci色だった。

5人が見せてくれた景色と私の三年間

2015年夏。私は高校受験の波に差し掛かろうとしていた。
「大丈夫」という曲をSNSを通じて知り、あ、いいな。と思ったことがきっかけで、「大丈夫」や「リスタート」をよく聞いていた。最初はただそれだけだった。
 
 

2016年。wacciのおかげもあってなのか、私は第一志望の高校に合格した。順風満帆でキラキラな高校生活……になるのだと思っていた。
現実は違った。秋になり、気がつけば私に友達なんていなかった。
別にいじめられていたわけじゃない。コミュニケーションがなかったわけじゃない。
ただ友達がいなかったのだ。
 

どうすればいいのかわからなくて、ただただ辛くて、昼休みはイヤホンをして突っ伏して過ごしていた。昔から音楽が好きで、ケータイにはたくさんの曲が入っているのに、聞くのはいつも「日常ドラマチック」というwacciのアルバムだった。
あの時何気なく聞いていた

<自分で選んだ道なんだからって 誰にも頼れずに 一人ぼっちで戦ってる> wacci/大丈夫

を聞いて、私だ。と思った。自分が行きたくて選んで合格した高校なのに、結局はひとりぼっち。そんな私の心にグサッと刺さるのに、なぜかはしぐちさんが「大丈夫」と歌ってくれると安心できた。
 

<明日は晴れるから 止まない雨はないから> wacci/晴れるから

<大好きだって思った 君に出会えてよかった> wacci/君なんだよ

wacciの歌は、私の心の空虚感と孤独感にスッと入り込んできてくれた。彼らの音楽はいつしか生活の一部となり、私はある出会いが実を結んだことで、今の大切な親友たちと関わるようになって、少しずついろんなことがうまく回りだした。
 
 

2017年。wacciは「感情百景」というアルバムをリリースした。その頃の私は縁がつながって、いくつかのことに挑戦していた。

<あの日手にいれたかった恋は 身を投げても守りたい愛に 変わったんだ> wacci/感情

リード曲「感情」で私は自分の恋愛観を180度ひっくり返されて。
「僕らの日々」でいつも奮い立たされて。
「宝物」で周りの友達に支えられてる今に気づかされて。
部活の先輩が卒業した時は「春風」を何度も聞いた。
 

wacciのアルバムは、ただいい曲がたくさん入ってて、何度聞いても飽きない「するめソング」揃いのアルバムというだけじゃない。
私にとってはたくさんの写真が収まったアルバムのような、感情の出し入れができるアルバムなのだ。

wacciの歌を聴くことで気が付く感情がある。思い出す感情がある。やり場のない感情がはっきりすることがある。そしてその感情はよく変化する。同じ曲でも、時に全然違って聞こえる。

どんな時だって、近くで目を合わせて、歩幅を合わせて、私と一緒に歩いてくれる。
それがwacciが奏でる音楽であり、橋口洋平さんや村中慧慈さんが紡ぐ歌詞なのだと思う。
 
 

2018年、受験勉強と並行して迎えた文化祭。やりたいことをやらしてもらえているはずなのに、理想とは程遠い現実、届かない技量、傷つく言葉を何度も受けて、毎日のように泣いて、友達にもたくさん迷惑かけてるのに悔しいだけで何もできない自分に腹が立って、死んだほうがましなのかもしれないと思うくらいにまで追い込まれた。
そんな時に私を救ってくれたのもやっぱりwacciだった。

<傷ついたり 傷つけたり 人は優しさを覚えてく> <こぼした涙の分だけ 晴れやかに輝ける日まで> <悲しみの雨が上がり 花びらを躍らせる日まで>  wacci/wallflower

傷つけられたって自分らしく、私自身の力でたくましく咲かせようと、何度もリピートして言い聞かせた。
この歌と自分の努力を認めてくれて励ましてくれる友達がいてくれたから、結果的には全くうまくいかなかったけど、最後までやり通すことができたのだと思う。
 

追い込み期の秋にリリースされた「群青リフレイン」というアルバムは私の心をずっと支えてくれた。

<辿り着きたい場所がある 笑顔にしたい君がいる><不可能じゃなく 可能だと叫ぶ> wacci/ヒーロー

私の勝負曲である「ヒーロー」
会えない時間の大切さを教えてくれた「Answer」
「群青」では決意を新たにして。
「ワンセット」では今を信じることができた。
 
 

高校一年生では「日常ドラマチック」
高校二年生では「感情百景」
高校三年生では「群青リフレイン」

3年間の高校生活の中で、この3枚のアルバムは数えきれないほどたくさんことを、私に教えてくれた。
 
 

wacciの音楽は楽しい時やうれしい時だけじゃないくて、苦しい時つらい時、どんな時でも私のそばにあった。

高校生活、今までに体験したこともないようなことがたくさん起こった。

恋をした。大好きだったおじいちゃんが亡くなった。大切な親友や一生ものの仲間と巡り会えた。親に反抗した。自分の知らない世界に飛び込んだ。成績が悪くなった。ひとつ大きな企画を成功させることができた。新たな夢ができた。

どの思い出にも、いつも私の隣にはwacciの音楽があって、気がつけば私の青春はwacci色に染まっていた。
 

たぶんwacciに出会えたことで人生を変えられた人は私だけじゃないと思う。

wacciが見せてくれた景色は、私の日常の景色だって変化させた。
 
 

2019年3月。私は大学に合格した。卒業式の数日後、私は山形にいた。
wacciに会うために。5人の奏でる音楽を聴くために。
wacci 47都道府県ツアー~群青リフレイン~ 42本目
冒頭から涙が止まらなかった。何十回と聞いてるはずなのに、新曲もいつもの定番曲も。タオルで何度拭いたって涙はこぼれ続けて。

<応援するよ 頑張れ 負けるな> wacci/ワンセット

辛いことの先にはきっと喜びが待っている、ということを歌っている「ワンセット」
何かあるたびにこの言葉を胸に頑張ってきた。
すべてが報われたような気がした。全部がワンセットになった瞬間だった。

「私はwacciに出会えて本当に幸せだ。」

ライブが終わった時、私は笑顔でそこにいた。
 
 

そんなwacciのキャリア史上最大ツアーのファイナルが2019年4月6日に神奈川県民ホールで行われる。
あなたがいつこの文を読んでくださっているのかはわからないけれど。
wacciにとって、47都道府県・計51公演積み重ねてきたファイナルです。
この日のライブでwacciが作り出す景色を見てほしい。
生のライブ・生の歌を聴いてほしい。
心の底からそう思っています。
一曲も知らなくたって大丈夫。
彼らの「絶対後悔させない」という言葉は本当です。

よろしくお願いします。

<それでも捨てられない夢がある 「やってやるんだ」って思いが奇跡を呼ぶ 描きかけの夢 背負い直して もう一度始めよう> wacci/リスタート

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